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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「家族のような一生の相棒」 飫肥(おび)スギ家具・宮崎「イッピン 宮崎・家具」NHKBS3

2021年09月22日 09時16分16秒 | 放送
「家族の一員のように、永く」
イッピン・選 選「しなりを生かし優しさをつなぐ 〜宮崎 木工品〜」 初回放送日: 2021年9月21日
  真に<しなやか>な飫肥の杉材。特有のデザインは、「杉再生プロジェクト」で誕生した。

手の中に収まる小さな木製のハサミや、柔らかく体を支えるベンチ。
木工が盛んな宮崎で、豊かな森に寄り添う人々が作る優しい製品の秘密を、田丸麻紀さんがひもとく。

子どもの手にぴったり収まる、木製のハサミ。
紙は切れるが安全な優しい製品は、温暖で木の生育に適した宮崎生まれのイッピン。

県南部で育ち、独特のしなやかさを持つ“飫肥(おび)杉”で作られた、柔らかく体を支えるベンチ。

しなりと木目を生かした、シンプルなトレイ。豊かな森に寄りそう職人たちが、木の特徴を見極めて手作りする現場を、田丸麻紀さんがリサーチ.

家具製作者「家族のような一生の相棒」 宮崎・木工製造者。
「宮崎(県産)スギ」と「飫肥(おび)スギ」はどう違うのと、質問を受けることがあります。
宮崎(県産)スギは、当然のことながら宮崎県内で生産されたスギです。

一方、飫肥スギは、旧飫肥藩領(飫肥林業地域)で生産されたスギです。

旧飫肥藩領は、宮崎県の南東部、現在の日南市や宮崎市の一部などに当たります。

この飫肥林業の特色として、船用木材(弁甲材)生産やさし木による造林などが挙げられます。

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/kankyo/mokuzai/wurc/mametisiki/sugi/sugi.html

「家族のような一生の相棒」 飫肥(おび)スギ家具・宮崎「イッピン 宮崎・家具」NHKBS3

元気な森を残す-森林の役割-

たくさんの日光を浴びて育つ「みやざきスギ」は、油分を多く含み、虫がつきにくいのが特徴で主に建築資材として使われます。

また、水を弾きやすく、軽量で弾力性に富み、加工しやすいことから生活素材にも適しています。

木の温もりや優しい香り、安全性や耐久性の高さから学校やオフィスの内装材にも使われます。

 木が育ち、収穫できるようになるには最低でもスギであれば35年、ヒノキは40年が必要です。

 先代、先々代が山に植えた木を手入れしながら長い年月をかけて市場に送り出します。

 そこで、木材を伐採した後は、次世代に向けて植林し、除伐・枝打ち・間伐など森林を育てる作業がとても大切になります。

 一方で、輸入材に圧され価格が下落した上に、林業の担い手減少・高齢化などによって手入れがままならず、良質な木材を育てられていないだけでなく、森林資源が循環するサイクルが維持できず、土砂流出のおそれなど山が荒れていくことが懸念されています。

 生活に潤いと温もりを加える自然素材

 森林が国土の6割を超えるのは、世界でも日本とスウェーデン、フィンランドの3か国だけです。資源に乏しい我が国において、森林資源は貴重な財産です。その中でも宮崎の木材は良質で加工しやすいと言われ、住宅建築などでは欠かせない素材です。また、木材は温かみのある素材として、安らぎと落ちつきを与えてくれます。こうした木材を生活の中にも取り入れてはいかがでしょうか。
https://www.m-tokusan.or.jp/main-products/wood/

「家族のような一生の相棒」 飫肥(おび)スギ家具・宮崎「イッピン 宮崎・家具」NHKBS3
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