この一年で印象に残った本10冊(前編)
数多い自分の趣味の一つに読書というのがあります。数字が増えていく預金通帳を眺めるのも楽しいんですが、文字で追う物語や新しい知見も自分の頭の中に溜め込んでいくのが好きなので、そんな自分の中でこの一年間において読んだ本の中で印象に残っている本をご紹介。Amazonのリンクは貼りますがそこから買っても自分には一銭も入りません。
月は無慈悲な夜の女王
これ一年のうちに、というか毎年一回は読む本の一つ。(その中に当然エリア88と銀河英雄伝説があります)
大雑把なあらすじとかはグーグル検索するといろんなところに書いてあるので割愛しますが、自分が愛してやまないアニメである
「太陽の牙ダグラム」と「機甲戦記ドラグナー」の元ネタの一つであることや、「無料の昼食は存在しない」という文句をしっかり解説してくれるくだりなど、自分の思想信条を構成する一つの柱となっている本。これを読んで、体制におもねっている今の立場ではいかんだろ、と奮い立たせている。
独学大全
世に氾濫する自己啓発本、メソッド論の辞典。これは通読するというより目次をめくって気になるやつを読んでいくという感じで読んでいくのが一番いいと思う。
これ一冊あれば「独学」関係の本はもういらない。
old but gold
ロックアンドスノーで連載されていた杉野保さんの記事が没後ようやく本になった。
名ルートを杉野保さんが再登する記事なのですが文章力といい、その臨場感といい「登りたい」と思わせるものが多いし、この影響で自分も城ヶ崎海岸通いをしている。そして吉田和正信者になっている。
ボルダー課題はないけれど、インドアクライミングしかやってないという人は一個でも読んでみてほしい。その中で気持ちが動いたら外岩に行こう。
ブルーピリオド
美大受験マンガが二部に入り美大で悩むマンガになってきてさらに面白くなってきた。
学生の頃に限らず、社会人になっても仕事に慣れたときに「おれはなにがやりたいんだ」と悩むときがあるけど、それを見つけて、目指して、その道に進めたときにぶつかる「ずっと前からその道を走ってきた同年代」とどう戦うかはこれまでの漫画でなかなかないよなあ……と思いながら読んでいる。
そして今まさに分野は違えどその渦中にいるので新刊は出ては「そうそう、その悩み抱えるよな」って安心してしまう。
不動産の価格がわかる本
一年の時を経てようやく自分は不動産と建築の世界に戻ってこれた。(転職までして戻った)そして今回は任期のない、望めば一生やれる環境に!こりゃ勉強するっきゃねえ!!
と思って買った本。
不動産鑑定評価ってよく使うけど、実際どう評価してるんやろ……というのを不動産のジャンル別に解説してくれている本。
これ一冊で不動産鑑定評価は読めないし書けないけど、こういう仕組みで決まっているのかとわかるだけで仕事のときのものさしが増える。