この反転が成就した時、そこは天国となる。
人間は、侮る。
世の中を侮り、人を侮り、天を侮り、そして自分を侮る。
侮るとは、即ち、軽くみて馬鹿にする、軽蔑し、見下すの意。
己はどうか。意識して…、無意識のうちに…、いや生まれてこの方、侮ったことなど一度もない!
得てしてこの何れかこの様な具合か。
一度、この1日の間に、何度侮ったか数えてみるがいい。
態度に出ていなくとも、意識の中でそれを想起し続けていないか。
それ程人間は、浅はかで、脆弱で、愚かであることを推して知るべし。
もし、生涯これを日々続けていたとしたら、どれだけ人間荒むか想像するだけでも恐ろしくなる。
互いに侮り、蔑み、罵り合う社会に、新たに生まれて来る初発の命がそれに触れた瞬間、ああこの世は何て地獄なのかと思うであろう。
そのような社会にしているのは、己自身であることを肝に銘ぜよ。
そして、このことに悟りを得たならば、今日からは世を敬い、人を敬い、天を敬い、そして自分を敬うべし。
この反転が成就した時、そこは天国となる。
そのことを肝に銘じ、感謝し敬う心、大事に思う心を育みます。
有難う御座います。