My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管プリアンプ(Marantz#7型EQ部)の見直し。~カップリング・コンデンサの選定~

2021-11-05 14:07:00 | 真空管プリアンプ

昨日のNHK「ニュースウォッチ9」でアナログレコードが取り上げられていました

タワレコで7万枚のレコードが売られているとの事。東京近郊に住んでいたら行って見たかったです。私は関東に住んでた頃、新宿やお茶の水のディスクユニオンによく通っていました。東京近郊に住まれている方が羨ましい。

 

さて、今回はスタガ比から決めた各段のカップリング・コンデンサの容量に対して、どんなコンデンサを使うかです。

ここのコンデンサは音色をかなり左右するので重要です。球選びよりも影響大かも知れません。

②カップリング・コンデンサ です。

 Marantz#7ではスプラグ製バンブルビーが使用されており、これが音の決め手になっている様です。

 しかし湿度の高い日本では、絶縁不良(DCリーク)が発生し、ほほ全滅状態。生き残ってる物が有っても高価なうえ、いつ不良になるか分からない。この後継として同構造のブラック・ビューティが有りますが、こちらも高価。

私が試したコンデンサは以下。

特に、初段のカップリング・コンデンサが音質に影響大と感じたので集中して検討。

<初段~2段>

写真上から、

①Mallory 150's  0.01uF/630V 無誘導

 Fenderのツィードアンプに使われている様です。いつ買ったのだろう?部品箱に有りました。

②Sprague BlackBeauty(160P) 0.0068uF/600V

 有名なブラック・ビューティです。

 リークチェックし問題無い事確認済。実測容量値は0.0085uF

③TRW 0.01uF/600V

     現ASC(アメリカン・シズキ)。マランツは、本来このコンデンサが使いたかったと言う噂も

④EL-MENCO 0.01uF/500V

  ヴィンテージ・モールド・マイカです。リード端子に蝋の様な物が付着していました。USA製。

です。

気になるそれぞれの音質は? 各20時間位のエージング後、私の聴感で書きます。

①最初に試したのこれです。

 悪くは有りません。中域に特徴があります。ギター等には良さそう。

 クリヤーで有りながらタイトで張りのある音です。音抜け、分解能も悪くは有りません。

②~④は、どれも音数(分解能)、音抜け、帯域もフラットで良いです。選択を迷います。

敢えて言えば、②は他と比べて低域と高域が膨らんだ感じ。少し甘く雰囲気は良い。③は素直な音です。音に芯が有って背筋が伸びた感じ。④は帯域フラット。他に比べて音に少し厚みが有り濃い感じ、艶が有って魅力的な音がします。

う~ん、迷いました。④も捨て難いが、取り敢えずMarantzもお勧めの③にしました。暫くこれで聴いて、飽きたら④にしようかな。

 

<2段~出力段>

ここは、Black Beauty 0.1uF/400Vにしました。

リークチェック、容量測定。実測容量値は0.12~0.13uF。

 

<出力段>

ここは今までと同じ、Sprague VitaminQ 0.47uF/300Vのままとしました。

 

全てBlack Beautyとすると、しつこい感じになるので、色々と取り混ぜてみました。

実装後の今の状態は、こんな感じです。

 

色々とテストしたので、疲れました。。。

 


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