ウリパパの日記

自由気ままに・・・

晩秋の磐梯山へ 2021.1014

2021-10-15 21:02:23 | 山登り

今年の秋は大陸の高気圧が本州付近まで南下しないため10月に入っても西日本を中心に記録的な暑さが続いていました。来週からようやく大陸の寒気が南下する予想で北日本の山々では初冠雪となりそうです。今年は9月前半に冷たい空気に覆われた影響で北日本の紅葉は例年より早めに進んでいましたが10月に入り足踏み状態。そして来週は一気に冬がやってくる気配です。今秋から冬にかけてラニーニャ現象の発生が予想されていて、久しぶりに冬らしい寒さとなるかもしれません。昨日は緩やかに高気圧に覆われ比較的山の天気も安定し、北日本の山々では今年最後の登山日和となりそうでした。そこで前日までに仕事を終わらせ休暇を取得、磐梯山と安達太良山に登ってきました。磐梯山には毎年初夏から夏にかけて訪れていますが紅葉の時期は初めてです。

朝5時過ぎに友部のアパートを出発。常磐自動車道を北上します。日立近くで日の出を迎えました。いわきJCTから磐越自動車道を利用して猪苗代磐梯高原ICで高速を降ります。磐梯河東IC以西は霧に包まれているようなので、いつもより一つ手前のICで降りて五色沼経由で八方台へ向かいます。猪苗代湖周辺は青空が広がり、磐梯山も山頂まで見渡すことができます。登山日和になりそうです。

 

8時に八方台登山口の駐車場に到着。平日にもかかわらず80%程度埋まってました。八方台の標高は1200m弱。既に周囲の木々は色づいています。8時10分に磐梯山頂目指し登山開始です。

 

約20分で中ノ湯に到着。正面に紅葉の山々と磐梯山を見上げます。

 

15分ほど樹林帯を上ると視界が開けます。北側に桧原湖を見下ろします。右側には西大嶺と西吾妻山。その手毎には小野川湖が見えています。写真では分かりにくいですが、積雲の下にうっすらと月山が見えていました。

 

20分ほど西斜面の樹林帯を上ると視界が開けてきました。

 

正面に磐梯山が近づいてきました。

 

登山口から約1時間で弘法清水とお花畑の分岐点に到着。お花畑へ向かいます。

 

樹林帯を抜け周囲には笹原が広がります。その先に赤く見えるのはナナカマドの赤い実です。

 

銅沼と桧原湖を見下ろします。桧原湖の先、山形県の盆地には雲海が広がっています。

 

桧原湖の際の山形県方面の雲海をズーム。朝日連峰の山々は雲に覆われていますが、月山が姿を現しています。

 

雲海の先の月山をズーム。なかなか見られない景色です。桧原湖上空の積雲が消えるかと思っていたのですが居座ったままでした。

 

標高1600mのお花畑から見上げる磐梯山。既に紅葉は終わっています。

 

磐梯山をズーム。10月初めには鮮やかに色づいていたことでしょう。

 

天狗岩と櫛ヶ峰を見下ろします。

 

ナナカマドと天狗岩。天狗岩の先には小野川湖と西吾妻山方面

 

清水小屋へ上る途中からお花畑を振り返ります。

 

弘法清水小屋に到着。山頂へ向けて最後の登りです。

 

山頂直下から振り返ります。絶景です。飯豊山や朝日連峰は雲の中。

 

登山口から1時間35分。9時45分に標高1816mの磐梯山頂に到着しました。眼下に猪苗代湖を見下ろします。まるで真夏のような眩しさです。

 

山頂にある磐梯明神の祠

 

櫛ヶ峰と沼ノ平を見下ろします。安達太良山方面は終日雲に隠れ、吾妻連山方面にも雲が湧いてきました。

 

少し南に下ると、眼下に紅葉の終わった山肌とその先に猪苗代湖。南側にも積雲が湧いてきました。山頂から吹き降りる下降気流に負けて、山頂の高さまで発達することはありません。

 

朝方の霧がすっかり晴れて会津盆地が姿を見せています。

 

会津若松の街並みを見下ろします。

 

手前に大きな大仏が目立ちます。磐梯河東IC近くにある会津慈母大観音像でしょう。高さは57mあるそうです。

 

西側の眺望。こちらも紅葉は終わっています。猫魔ヶ岳の先は喜多方方面。

 

西北西方面の飯豊連峰は雲の中。積雲の高さが低いため山頂が見えそうで見えません。それでも、大日岳と飯豊山の山頂が時々頭を見せていました。

山頂で眺望を楽しみながら45分ほど朝食休憩としました。周囲の雲が取れることを期待しました。しかし、地上の気温が上がっていいるため積雲は発達傾向です。これ以上の遠望は望み薄なので、10時30分に山頂を出発して下山することにしました。

 

眼下の紅葉を見下ろします。紅葉のピークは1400~1500mです。飯豊連峰は雲に隠れたままです。

 

標高1600m以上は既に落葉し、ナナカマドの赤い実が目立ちます。

 

標高が下がると赤や橙色の紅葉が目立ちます。2日前からの雨で落葉が進んでしまったのが惜しい。

 

見上げると青空に紅葉が映えます。

 

西斜面の黄葉。ピンぼけですが・・・

 

往路でも紹介した桧原湖を見下ろすビュースポット。積雲が増えてきました。

 

磐梯山の山肌が黄色に染まります。

 

小さな池を見下ろします。これから下る方面です。

 

しばらく下ると、先ほど見下ろした池が樹間にちらっと見えました。

 

裏磐梯登山口との分岐点。ここから八方台登山口へ下ります。

 

中ノ湯温泉跡に戻ってきました。このあたりの紅葉も今がピークです。

 

中ノ湯から磐梯山を見上げます。

中ノ湯から八方台までは緩やかな下りとなり、山頂から1時間10分で八方台登山口に戻ってきました。初めて訪れた紅葉の磐梯山。心配した熊さんに出会うこともありませんでした。周囲の山々は雲に包まれていた一方、磐梯山は晴天に恵まれ、快適な山歩きを楽しめました。

さて時間は11時45分。まだ半日あります。せっかく紅葉の福島県を訪れたので、10月4日に続いて再び安達太良山の紅葉を見に行くことにしました。安達太良山周辺では積雲が湧き続け視界は良くなさそうですが、ロープウエイを利用すれば1時間で山頂に立つことができます(続く)


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