昨日は冬型の気圧配置が強まり、関東地方の上空には一時的に強い寒気が南下しました。そのため朝から冷たい季節風が吹き日中も6~7℃と寒い一日となりました。等圧線が縦に走るときは富士山方面も快晴のことが多く、絶好のダイヤモンド富士日和です。昨日は茨城県での在宅勤務なのでフレキシブルに時間が使えます。早速15時に仕事を切り上げ、小美玉市の素鵞神社に寄ってから霞ヶ浦へ向かいます。
昨日のダイヤモンド富士の観察ポイントは東岸の手賀地区です。西から冷たい筑波おろしが容赦なく吹き付け、立っているのが困難なほどの寒さ。こんなに風の強い霞ヶ浦は初めてです。昨日の土浦の最大瞬間風速は西の風15.4m/sでしたが、湖面を吹き渡る強風はそれ以上かもしれません。普段は穏やかな水面を見せる霞ヶ浦も白波がたっていました。
ダイヤモンド富士を狙うカメラマンは20名ほど。三脚を立ててスタンバイする人は少なく、あまりにも風が強いため皆さん車の中で待機しているようです。
まもなく日没を迎えます。太陽は非常に眩しく、富士山の姿はまだ確認できません。霞ヶ浦の対岸までの距離があるため、手賀地区から見る富士山は裾野から見えるはずです。写真の左には牛久大仏が見えています。そろそろカメラマンの皆さんも準備を始めたようなので、邪魔にならないように湖畔に降りて日の入りを待ちます。
ようやく富士山の姿。肉眼でもうっすらと富士山のスカイラインが見えています。
山頂にかかりました
大きなダイヤモンド富士
ほぼ真ん中に着地です
トリミング+画像処理してみました (RAWデータは使ってません)。肉眼で見る姿とはだいぶ異なりかなり不自然・・・
富士山頂の南側には雪煙が舞っているようです
ゆっくりと北側に沈み始めます
茨城県ならではのスケールの大きいダイヤモンド富士です
南斜面の雪煙が輝き始めました
荒々しい姿です
期待通り富士山の影が現れました
沈みそうでなかなか沈まない太陽
最後の輝きです。太陽が山頂に着地してから沈み終わるまで数分かかりました。一方、八王子から見る日没は一瞬で終わってしまいます。
波荒い霞ヶ浦と日没後の富士山。富士山の南側に見える山のピークは丹沢の蛭が岳でしょうか。
少しひいて牛久大仏を入れてみました。大仏は富士山に背を向けています(笑)。大仏の正面に富士山がやってくるのは来週後半です。
富士山の影がとても長く伸びていました
少し湖畔を散策します
富士山と大仏が重なる場所まで歩いてみるつもりでしたが風の強さと寒さのために引き換えしました。来週は午後休暇、あるいは在宅勤務+早帰りが可能であれば、ダイヤモンド大仏を狙ってみたいです。