相模太夫の旅録=Tabi Log

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鎌倉時代末の「板碑」を保存の「国分山安楽寺」

2024-05-01 07:24:09 | 寺院
相模原市南区上溝の「七曲下」の信号から蛯川を越えた静寂な住宅街の一角に高尾山薬王院の末寺の真言宗寺院「国分山安楽寺」は鎮座している。開山は永亨5年(1433)に寂した源尊法師であるが、伝承によれば応安年間(1368~75)に義清法師により「蓮乗院安楽坊」として開山したとある。本尊は阿弥陀如来。本寺には市内最古といわれる鎌倉時代末の正応5年(1292)銘の「板碑」が保存されている。主尊は折れて欠落しているが、三尊種子の下に中央に花瓶、左右に「正應5年 8月6日」と刻まれている。本碑はもとは上溝本郷にあり、昭和初期に「安楽寺」に移した。薬医門形式の「山門」の右手前で四体の地蔵が置かれている。「山門」を抜けると正面に本瓦葺き、入母屋造り「本堂」があり、その左手には境内を見守るように「空海」像が建てられている。山門前には相模原ではこの一基といわれる三猿と富士山が描かれている「庚申塔」がある。(2404)
 
 
 
 

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