砂漠とか暑くてありえないよ
イラン33日目 ヤズドの町~シーラーズから北北東に約240km デシャーの町
それではヤズドの町を出発して先に進もうと思う。地味にこの先のルートでケルマンとシーラーズという町のどちらへ向かうか迷っていたのだが、やはりペルセポリスの遺跡が見てみたい・・・ということでイラン高原での走行をもうしばらく続けようかと思う。
朝食時間の前に出発準備は済ませておく
東へ進むと世界で最も暑い土地と評されるルート砂漠も走れることになるのだが、標高1200mのヤズドで既に「もう暑いの勘弁して・・・」とかぬかしてる私がこれ以上暑い場所行くとかあり得ない。
そういう意味で今から向かうはヤズドの西に聳え立つ山岳路。遠目にまだ雪を被っている山も見えたりして、こりゃ涼しそうで何よりだ。
スイカもさ
タブリーズやテヘランで見かけた時は「この寒さでスイカが販売されてるってどうなのよ!?」とか思ったりしたもんだが、イラン南部で栽培されたスイカが全国に届けられてるそうである。つまりこの先はどうあがいてもスイカが育つ程度にゃ暑い気候か。
せめて今くらいは涼しいのを楽しもう
ヤズドを抜けたらまさかの自転車道
非常に緩やかな上り坂で、見た目には登っているのが分からないレベル。でも自転車で走ってみると明らかにペダルが重たいのを感じて上り坂なんだなぁということが分かる。
自転車は上り坂に敏感なもので
昨日ボトルにコーラを詰めといたのだが、あっという間に飲み干してしまう程には汗かいてる。お昼休みの時点で1800mくらいまで登ってきたのだが、標高の割に気温が下がった感じしないんだけど。
ヤズドでもたくさん見かけたモニュメント
お祭りで担ぐ神輿らしい
景色はいかにも標高の高い場所っぽくなってきたけどな
それでも午後の1番暑い時間帯で朝ほど汗かいてないことに気づき、なんだかんだ凌ぎやすい気温になってきた模様。この気を逃さず一気に駆け上がって山頂取っちゃるで!とラストスパート。
しようと思ったが
最後の5kmは少々斜度がキツくなり、むしろこの区間が本日1番スローペースだった事実。峠道ってのは徐々に疲労が蓄積するため、後半にキツくなるタイプの道はできれば遠慮したいのだけど。
結構大変だった2618m
特に寒くないので上着付ける事なくそのままダウンヒル開始。路面状況がちと悪くかなり緊張感ある道だけど、とにかく周囲の景色が爽快で思わず見惚れてしまう。
いやいや見てる場合か
山を抜けても広大な平原をまだ下る
1800mまで下った所に出てきたデシャーの町で水補給し野宿の準備。イランではよくある事だけど作業してる間に人がワラワラ集まってきたので、近くでテント張れそうな場所ないか聞いてみたら内1人のオッちゃんが色々手伝ってくれた。
方々連絡してくれた上に「よかったら食べてくれ」と夕食も頂いてしまい申し訳ない。結局近くのガソスタに話を通してくれて倉庫みたいな場所にテント張らせてもらえることに。
どうもありがとう!
ペプシだけ購入して夕食に
一山越えて落ち着いたかと思いきや、実はこのルート峠が2つあるタイプの道なんだよね。もっかい登り返すことが分かっていると、この先何処まで下りが続くのかと思ってしまう。むしろ暑いので標高は2000m前後で安定してくれると嬉しいのですが今の時期。
2024年4月6日(土) 走行距離94km 累計149080km
タワー オブ サイレンス
※イラン入国しネット規制の影響で写真のアップロードができません。ネット環境が回復次第、随時写真はアップロードしていこうと思いますので悪しからず※