都内在住40代独身女性ならではの、オタ活&仕事のストレス&アンチエイジングのことなど

SNSはフェミニストを野党好きで攻撃的な女にしてしまった

ネット炎上

東日本大地震の後、反原発で政治に興味を持つようになった女性が増えました。

ちょうどTwitterユーザーが増え始めた頃だったので、SNSで情報交換をし、真偽が分からないモノも拡散し、怒りの言葉を吐き出すようになっていくのを、

うわー、何なの?

と私はボンヤリ見ていた派です。

私の周囲には、そんな風に反原発とか、戦争反対を叫ぶようになった友人が何人かいました。

皆んな山本太郎とか、共産党とか、野党を支持していて、私はもう与党も野党もウンザリ…

先日ハッキリと「左は嫌い」と伝えた友人とは、やはり連絡頻度が減りました。

「左は嫌い」とリベラルの友人に言ったら、「体制寄り」と責められて面倒…

前々からブログで愚痴っていた、やたら安倍政権を批判する友人に、ついに「左は嫌い」と言ってしまいました。すると「保守派寄りっぽいと思ってたけど、リベラル嫌いだったんだ!」と、初めて気付いたという返信がきてビックリ。長い付き合いなので、震災以降に私が左が嫌いだと気付かれるような言動、いっぱいしてきてたと思うんだけど…そうか、気付かなかったのか…友人はTwitter診断でバリバリのリベラル、という判定が出たそうで...


こちらから共通の話題を振ったけど、シコリが出来たのを感じます。

…黙って与党の不平不満愚痴に耐えてなきゃいけなかったのか…?

この友人とは、もう1人の同級生交えて3人でよく連絡を取り合っていました。

しかし、もう1人ともゴールデンウィーク頃から連絡は途絶えています。

時々Twitterをチェックして生死の確認はしていますが、緊急事態先月前後に比べたら仕事も元に戻ってきているようで、良かった。

当時は進行中の仕事はストップ、完成するか分からない仕事は続いているけど入金未定、フリーランスになりたてのため助成金も受けられない、という状況で大変だったみたいなので。

その上、知り合いの知り合いがコロナで亡くなったとかで、怯えると共に過剰に政府批判するようになっていってました。

メンタル弱い人なので心配していたのですが、ちょっと内弁慶というか、外ではオットリしてるのに身内には強気なタイプ、に加え、ジャニオタになってから何故かどんどん攻撃的な性格になっていってたので、どうしたら良いか分からなくなってます。

結局こちらからスケジュール確認の連絡をしたら、返事をしてこないまま半年近く経った状態。

「孤独を感じさせないよう、久々にお知り合いに連絡してみましょう!」

みたいなのを竹内結子が亡くなった時にアナウンサーが言ってましたが、こちらも無視とか攻撃とかされるの怖くて連絡出来ないのよ…


そんな友人の最近のツイートを見たところ、楽しいオタ活のツイートの中に、「やはりコロナ脳はまだ健在だな…」と思うものがありました。

久々に行った某温泉施設で、会話自粛のはずなのにノーマスクで話していた人がいたそうです。

私もそこは最近も、数ヶ月前にも行っていました。

この友人を誘おうか迷いましたが、「コロナが怖いから」と言われてもアレだし、どうせ友達と言っても会話は出来ないと思ったので、誘いませんでした。

でもやはり友人同士やカップルで来ている人が多く、そしてノーマスクで会話してる人、大声で笑う女の子達の多さにゲンナリはしたけど…

ここで友人は、更にキツイことをSNSに書き込んでいました。

「ノーマスクで話してた人たちは、皆んな体型が酷かった。

あんな風にならないようにしないと」
と…。

うーわー、意地悪ーキツイーこわーい!

心の中で他人の容姿を批判するのは自由。

そう思うこと自体禁止、というのも、それはそれで向上心を阻むこともありますし。

ただ、それSNSで書くこと?

因果関係は無いよね?

てか、自分もそんな誇れる体型だったっけ?
友人がこんな風に他者に攻撃的な目を向け、それを口にするようになったキッカケは、加齢かオタ活を始めたからか、メンタルがやられたからか、微妙なラインです。

アラサーの頃は、むしろ自分に自信の無いタイプでした。

急に攻撃的な思考になったので、一時は躁鬱病になったのかと心配したのですが

「誰も自分を褒めてくれないなら、自分で自分を褒めるしかない、と気付いた」

と言っていたので、考え方を変えたのが理由かもしれません。

自己肯定感を持つのは大事だと思う。

…度が過ぎて、周囲を馬鹿にしまくるようにならなければね…

ジャニオタは母数が多いので、良い人もおかしな人もいる。

歴史も長いので、色んなお約束、マナーがある。

そういうのを学ぶ内に「普通こうするはずなのに」と、他者を批判するようになるのは、私もオタなので分かります。

ただ気になるのは、オタ活だけでなく、フェミニズムに関する他者のツイート、政治批判に関するツイートの頻度も増えていき、

「○○に投票するなんて、正気⁉︎」

というツイートもするようになってしまってるんですよね…

そういうツイートをする人がSNSにたくさんいるのは知っていますが、それは「普通」では無いと思っています。

でも同じ価値観の人達をフォローし、情報交換する内に

「価値観の違う人を攻撃するのは、普通のこと」

とか

「怒ったら声を上げていかないとダメ」

と強く思い過ぎるようになった気がします。


もちろんセクハラは嫌だし、そういう経験をしたことは私もある。

世の中から無くなっていくべきこと、と思うけれど、それと怒りの声をばら撒き続けることは、私はイコールでは無い気がします。

「こんな嫌な体験をした。だから、こういうことは止めて欲しい」

という事案があれば、それは該当者に伝わるように言った方が良い。

のに、ハッシュタグを付けて女性達が怒りのツイートを回しまくり、本来糾弾したい差別主義者の男性がそれを笑う、という構図をたくさん見てきました。

「ヒステリックな女は、権利ばかり主張してウザい」

これは最近の、人種差別やマタハラ等でも見かける言葉となってしまっています。

「自由」を叫びながら、価値観の違う相手を叩く。

誹謗中傷に対して「言論の自由の侵害だ!」と逆ギレする人もよく見かけますが、非生産的でお互い不愉快になる上に、外野は面倒で関わりたくなくなるという不毛な流れは、どうしたら変わるんでしょうか…

自分自身がヒステリックになりがちだし、不平不満愚痴を抱えやすいタイプであるが故に、私はフェミニズムや政治批判でキレてる女性を見るのが苦手です。

「女は損で、被害者」

という前提で怒るのは、それこそ性差別じゃない?

と思う、なんて友人に言ったらキレられそうだから言えないけども…


最近はマスコミが面白おかしくネタにして稼ごうと、こういう炎上を取り上げがち。

そして散々煽った挙句、旬が過ぎたら放置。

特に世の中は何も変わらないまま、また他の怒りを見つけ出し、煽って叩いて、また風化。

私も本当に変だと思うことがあればブログで取り上げますが、全ての炎上ネタを面白半分に扱いたくはありません。

でも「SNSが無かったら、友人達はこんなに毎日何かに怒り続ける人にならなかったかもしれないのにな」と思っています。

ブロガー目線で見れば、怒りの矛先を次々と見つけて騒ぎ続ける側の真意は、世の中の改善ではなくアクセス数稼ぎだろ、と思うんだけどな。

そういうメシウマな気持ちの人らに加担して騒いでるだけだって、気付かないのかな?

と思って以前友人にそれとなく言ったのですが、

「自分に都合の良い話は信じる。

都合の悪い話は断ち切る」


という価値観が故に、客観視するという価値観は否定されました。

情報を取捨選択する能力は、もちろんSNSを利用する上で大事なこと。

でも、じゃあ何でそこで、「より怒りを生む話題」にばかり食い付くのを良しとするの…?

側から見てたら、どんどんストレス溜めて、どんどん怒りっぽく怖いおばさんになっていってるように見えるんだけど…

何で私の周囲、こんな風に過激な自称リベラルの左みたいな人が増えちゃったんだろう…

コロナで不安だから、なのかなぁ。

まだ終息していないけど、社会には不満が蔓延していて、その吐口がSNSになっています。

友人達はこういうSNSの動きに「一般人の声には価値がある」と思うようになってきている気がしますが…

ごめん、それ世間からはほぼネタとしか思われてないのよ…

同じ価値観の人と集まっているから、自分がストレスを溜める為に走ってることに気付かないのかな、と私には見えるのですが、どうなんでしょうね?

でもって、こう考える私のことを「敵」と認識されてしまうと、もう出来ることは何も無いのかなぁ、と思ってしまいます…

あんなに面白おかしい友人だったのに、何でこんなことになってるのかなぁ、と思う私は、時代に取り残されているのでしょうか…
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