「ずこうってご存じですか?」
と問いかけると
ほとんどの方が
『図工ですか?』と言われます。
塗香(ずこう)”は、肌に直接塗って楽しむタイプのお香。
塗香の歴史はとても長く、真言宗などの密教系のお寺では、法要の前の心身のお清めのため、参拝するときの手のお清めのために塗りこんで使っていたそう。
原料は白檀・丁子・桂皮・竜脳などの香木や漢方に使われる和漢植物を乾燥させ、粉末にした自然そのものです。
塗香は、一般的なお香とは違い、火を使わないのが特徴です。
ベビーパウダーのようにさらさらと非常に細かいので、手や体に擦り込むように塗ると、肌に馴染んで見た目にはわからなくなります。
優しく仄かな香りは、乱れた心を整え、本来の自分を取り戻してくれます。
塗香の香りを楽しむのなら、手首、耳裏、首筋、こめかみなど脈拍のとれる部分に塗り込むと、塗香に含まれる香りの成分が体温で揮発しやすくなります。
塗香の香りを感じつつ、気づかないうちに浅くなったり乱れていた呼吸を整えていきます。
目を瞑って、塗香の持つ柔らかな香りに集中してみても良いですね。
1番のお気に入りは、『松栄堂』さんの“極品”
20種類近い塗香を取り寄せてその中から私のベストを選びました。
甘過ぎず清らかで凛とした神聖な香り。
今回、高野山で『大師堂』さんの“上品”を新たに買ってみました。
こちらはかなりスパイシーでスッキリした香り。
手首に塗って、カラダを包み込むように香りを広げると、自分の回りに見えないシールドができるような感じがします。
本の上の部分に擦り込むと、ページをめくる度に深い呼吸が入ります。
お札に擦りこんで必要な方にお渡ししたり、玄関にパラパラと撒いて「だだいま~」とともにスッキリしたり。
パウダー状なので色々な使い方が楽しめますね。
塗香、お試しされたい方はお声かけください。
ヨガの呼吸法も深まりますよ。
みか
返信がない場合は、何らかの事情でこちらに届いていない場合があります。
お手数ですが再度お問合せください。