司書教諭日誌

福島県の公立小学校勤務。小規模校勤務ですが、司書教諭に任命されました。
日々の取り組みや学級指導を綴るブログです。

オーダーメイド・読書ビンゴ

2018-06-02 22:27:45 | 司書教諭日誌
今年の「読書ビンゴ(お勧めの本)」は、オーダーメイド式です!!
(気合が入ってます(笑))


学年別お勧めの本を「読書ビンゴ」形式でおすすめしてきて10年以上になりますが
例年、低学年は読むけれど中・高学年はいまいち……いえ、いまみっつくらいという悩みがありました。

でも、今年は「完読を推奨」しなければならないのです。
なぜなら、今年の学校教育重点プランの中に、前任の校長先生が
「学年推薦図書の完読の推奨」という一文を入れてくださったので
是が非でも成功させたいのです。

そこで、3・4・5・6年の推薦図書をほぼ全部、もう一度読み直しました。
以前はいいと思って選んだけど、改めて読み返すと「なんだこりゃ……」な本もあり、
これじゃあ子どもは読まないわけだと猛省。
リストを絞って、3・4年向けと5・6年向けの大きな塊に作り直しました。
新しい本もちゃんと読んでから入れました。

やっとリストやシステムの準備ができたのが5月末。
稟議に出して、職員会議でも先生むけに説明し、
先日の昼休みには子どもむけの説明会を開きました。
3・4年向けの本と5・6年向けの本を学校図書館に並べ、
子どもたちには本を見ながら、自分が読みたい本を選び、
リストに○をつけていきました。
そのリスト用紙を回収して、選ばれた本だけを記載したオーダーメイドの読書ビンゴ用紙を完成させるのです。
手間がかかってます!
少人数学校でしかできない技です!

3・4年リストは40冊の中から15冊選びます。
5・6年リストは36冊の中から12冊選びます。

選ぶときに、悩んでいる子には、その子に合わせて勧めたりしました。
「絵本だから文があまり長くないけど、内容は高学年向けだよ」
「これは、夏休みに長崎に行く前に読んでおいてほしい!」

今回驚いたのは、担任の先生も読書ビンゴリストを作って下さったことです。
若い先生ですが、子どもと本の話をしてくださったら、嬉しいですね。

できた読書ビンゴの用紙は、担任から子どもたちに手渡してもらうことにしました。
そのとき、お願いメモをつけました。
「無理だと思ったら読むのをやめていいですよ」
「はやく読もうとあせらず、じっくり読んで下さい」
「同じ本を読んでいるので、友だちと本の話をしてもいいですね」

さあ、今年はどうでしょうか?








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