Sera の本棚

感動した本のことや映画を見たり、コンサートへ行ったりした感想、高槻の写真など記録できたらいいなあと思います。

かもめ食堂ー群ようこ作

2024-04-26 15:06:05 | 

「わたしのマトカ」を読んで、片桐はいりさんは「かもめ食堂」の映画にご出演のためにフィンランドへ行かれたことがわかりました。この次読むのは言うまでもなく「かもめ食堂」です。図書館で予約するとすぐに回ってきました。主人公サチエさん38歳。宝くじで1億円当たり、それを資金にフィンランドで「かもめ食堂ーruokala lokki」をオープンします。「華やかな盛りつけじゃなくていい。素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店」と言うコンセプトで、地元の方が気楽に立ち寄れるお店を目指してオープンしました。最初は全然お客さんもなく、フィンランドの人は人見知りで馴染むのに時間がかかるようでした。運転資金は宝くじが当たったので余裕があります。慌てずゆっくりとした日常の始まりです。初めてのお客さんは日本贔屓の学生トンミくんです。初めてのお客さんなのでこの後ずっとコーヒーを無料で飲めることになりました。それからミドリさん。21年勤めた会社を辞めざるを得なくなりフィンランドへ行こうと決めて、フィンランドに着いて初めて入ったお店が「かもめ食堂」でした。サチエさんの家で一緒に住むことになり、お店を手伝うことになりました。もう1人シンドウマサコさんは50歳、バゲッジが届かず困っているときに「かもめ食堂」に入ってきました。何日も荷物が届かないので、マサコさんは新しい服を買いました。マサコさんはご両親の介護をされていたのですが、ご両親が亡くなられて、いろいろあってフィンランドに旅行に来られたのでした。お店も忙しくなってきたのでマサコさんも一緒に「かもめ食堂」で働くことになりました。あくせくせずに時間がゆっくり流れてほっこりするお話です。さあ、本を読み終わったらこの次は映画です。ネットで検索したらユーネクストにありました。サチエさんは小林聡美さん、ミドリさんは片桐はいりさん、マサコさんはもたいまさこさんです。マサコさんはバゲッジがなかなか届かないので洋服を買われます。それがマリメッコの服やウニッコの柄のスカーフです。やはりつながりがありました。「マリメッコ」「わたしのマトカ」「かもめ食堂」、3部作です。映画を加えると4部作かな?偶然とはいえ、嬉しくなってきます。それに本を読み終わってすぐに映画を観られて良かったです。3人の女優さんがとてもお上手で、マリメッコの創業者アルミ・ラティアさんは女性の地位を高めることにご尽力された方で、4部作が本当に沁みる作品でした。ありがとうございますとどなたに感謝しているのかわかりませんが、4部つながったこと、3人の素晴らしい女優さん、良いお話を書いてくださった群ようこさん、皆さんにお礼を言いたい気持ちになりました。

2024-4-26(金) 図書館資料 請求番号:B/913/ムレ

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わたしのマトカー片桐はいり作

2024-04-25 10:59:09 | 

マリメッコを読んだ直後に図書館で予約した「わたしのマトカ」の本の順番が回ってきました。マリメッコはフィンランドのアパレル企業です。「わたしのマトカ」は女優の片桐はいりさんが映画の撮影で1ヶ月フィンランドへ行かれた時のエッセイです。フィンランドつながりでグッドタイミング!嬉しくなってきました。片桐はいりさんは個性的で好きな女優さんです。どんな文章を書かれるのかなと思って借りました。表紙のデザインも北欧的で気に入りました。「マトカ」とはフィンランド語で「旅」のことだそうです。片桐はいりさんは食いしん坊で名物と聞くとどんなものでも食べずにはおかないそうです。私も食いしん坊ですが選びます。名物は食べたいけれど本当に食べたいものかは考えます。そこは違いますが、きっと何でも食べる方は人見知りをしないのだろうなと思います。早速豪快な片桐さんが益々好きになりました。笑えたりジーンと泣けてきたり、文章を書くのもお上手です。「かもめ食堂」の映画に出演されたので、映画のキャストも登場します。フィンランドでは芸術家全般にある程度保障が与えられていて、仕事がない時は失業保険がもらえるそうです。日本とは大違いです。芸術家と認められさえすれば仕事がなくてもやっていけるそうです。また、「心も時差ボケ」も面白かったです。「ささいな理不尽にいちいち目くじらを立てて、小さな復讐をくりかえすよりも、もっと上等な武器を手に入れたような気がした。余裕、という武器。-中略ー真性の時差ボケがいずれなおるのと同じように、わたしのこの不思議な時差ボケも、いずれ癒えて、また過呼吸みたいな、東京のリズムに息を合わせていくのだろう。」でも大丈夫、旅の女神が手を振ってくれているから、安心して次の仕事にとりかかれるそうです。フィンランドにすっかりなじんだところで、次に読む本は「かもめ食堂」群ようこ作です。フィンランドの本3部作。こんなに調子よく借りられて感動するほどです。片桐はいりさんがどの役で出演されたのか読みながら考えたいと思います。

2024-4-25(木) 図書館資料 請求番号:B/772.1/カ

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八重桜とコデマリ

2024-04-22 16:05:44 | 撮っておき高槻

高槻美しが丘を散歩していると八重桜がまだ咲いていました。花びらが散っているのもきれいです。

こちらはコデマリと花びら

2024-4-22(月) 撮影

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marimekko プリント作りのアートーマリメッコ, レアード・ボレッリ=パーソン (著)

2024-04-21 11:35:50 | 

雑誌「ダヴィンチ1月号」を読んでそこに今回の本が紹介されていたと思います。ちょっと前で忘れたのですが、多分面白そうだと思って図書館に予約したのだと思います。大きくて重い本です。7700円もする本なので早く読んでしまおうと借りたらすぐに座れるところを探して読みました。写真も多いので無事に読み終わり、すぐに返却しました。

マリメッコはフィンランドのアパレル企業で、創業者はアルミ・ラティアと夫のヴィリヨ・ラティアです。「マリメッコは、ドレスがコンセプトであり、ライフスタイルであり、自由や安らぎ、愛や幸せを高らかに宣言するものだった。」と書かれています。アルミの言葉が沢山載っています。
「私は、美しさは絶対になくてはならないものだと思う」
「何か言いたいことがあるのでなければ、どうして白い生地にあえてプリントを施して汚すのか?」
「私は新しい女性を売っている」
アルミは女性の地位を高めようと熱意をもって創業されたようです。マリメッコの代表的なデザイン「ウニッコ(けしの花)」はマイヤ・イソラのデザインです。マイヤ・イソラのデザインには、新たなビィジョンや時代を受け入れて変化する、カメレオンのような力があるとも書かれています。マリメッコがこんなに人気なのは単にデザインだけではなく、コンセプトやライフスタイルにまで関係するものだったとは初めて知りました。色使いが好きでしたが、今度からはマリメッコの商品を見る目が変わる気がしました。高価で買えませんが、見て楽しむことはできます。アルミさんの生き方の素晴らしさに感動しました。

2024-4-20(日) 図書館資料 請求番号:589.2/ボ

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古代メキシコ展

2024-04-18 19:08:46 | 展覧会

友達に誘われて大阪国立国際美術館で開催されている「古代メキシコ展」へ行きました。写真は球技をする人の土偶:マヤ文明:600年~950年 どこかユーモラスでお相撲さんみたいと思いました。球技はマヤの王族貴族にとって特に重要だったそうです。人身供犠(じんしんくぎ―人の生贄)を伴う宗教儀礼や外交使節を迎える儀式として古くから行われていたそうです。

ボールです。

球技用防具

ジャガーの土器:マヤ文明(600〜950)

クモザルの容器:マヤ文明

フクロウの土器:マヤ文明(250〜600)

星の記号の土器:マヤ文明(600~830年)

夜空を描いた土器:マヤ文明(600~830年)

貴婦人の土偶: マヤ文明(600~950年)

織物をする女性の土偶:マヤ文明(600~950年)

円筒形土器:マヤ文明(600~850年)

首飾り:マヤ文明(250~1100年)

猿の神とカカオの土器蓋:マヤ文明(600~950年)

トニナ石彫153:マヤ文明(708~721年)

96文字の石板:マヤ文明(783年)歴代の王の即位が記されているそうです。

パカル王とみられる男性頭部像(複製):マヤ文明(620~683年頃)

赤の女王の図:マヤ文明(バレンケ)

赤の女王:マヤ文明(7世紀後半) パカル王の妃であった可能性が高いそうです。

トゥーラのアトランティス像:トルテカ文明(900〜1100年)

チャクモール像:マヤ文明(900~1100年) お腹の上に皿のようなものがあり、そこに捧げ物を置いたという解釈が一般的で、人身供犠の犠牲者から取り出された心臓が置かれた可能性もあるそうです。

モザイク円盤:マヤ文明(900~1000年)

火の老神石彫:太陽のピラミッド出土 テオティワカン文明(450~550年)

小立像:太陽のピラミッド出土 テオティワカン文明(150~250年)

モザイク立像:月のピラミッド埋葬墓出土 テオティワカン文明(200~250年)

首飾り:月のピラミッド埋葬墓出土 テオティワカン文明(200~250年)

小立像:太陽のピラミッド出土 テオティワカン文明(150~250年)

羽毛の蛇神石彫:羽毛の蛇ピラミッド出土 テオティワカン文明(200~250年)

シパクトリ神の頭飾り石彫:羽毛の蛇ピラミッド出土 テオティワカン文明(200~250年)

トランペット: 羽毛の蛇ピラミッド 地下トンネル出土 テオティワカン文明(150~250年)

嵐の神の土器:羽毛の蛇ピラミッド 地下トンネル出土 テオティワカン文明(150~250年)

楯を持つ小像:テオティワカン文明、出土地不明(450~550年)

鳥形土器:テオティワカン文明、ラ・ベンティージャ出土(250~550年)

三足土器:テオティワカン文明、テティトラ出土(450~550年)


マスク:テオティワカン文明(350~550年) 顔の両側の丸いものはイヤリングです。鼻の下にあるのは鼻飾りです。すっきりしたデザインでいいなと思いました。

鷲の戦士の像:アステカ文明(1469〜86)

夜空の石板:アステカ文明(1325~1521年)

シペ・トテック神の頭像:アステカ文明(1325~1521年)

装飾ドクロ:アステカ文明(1469〜81)

トラロク神の壺:アステカ文明(1440〜69)

人の心臓形ペンダント:アステカ文明 (1486~1502)

耳飾り:アステカ文明(1486~1502)

笛:アステカ文明(1325=1521)

笛:アステカ文明(1325=1521)

テポナストリ(木鼓):アステカ文明(1325〜1521年)メキシコシティ出土

まだまだありますが、多すぎてこの辺で終わります。観てくださってありがとうございます。

2024-4-16(火) 於:国立国際美術館 2024年2月6日(火)~5月6日(月・振休)

コメント (4)
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