吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

秋の七草の代表オミナエシ(女郎花)賛歌の小話

2022年11月07日 | Weblog

そろそろ年が明けると 令和五(2023)年。正月になると、お雑煮餅や七草粥などが想起される。七草粥に絡んで「春の七草は 何と何?」などの話を聞く。しかるに、まだ11月の晩秋。「秋の七草は・・・何?」の声が聞こえる。

”春の七草”の覚え方リズムは、5-7-5。「セリ・ナズナ(5)、ゴギョウ・ハコベラ(7)、ホトケノザ(5)、スズナ・スズシロ(7)」。意外に覚えやすい。あとは、ゴギョウ(母子草)やホトケノザ(小鬼田平子)およびスズナ(蕪)やスズシロ(大根)が 何かを識っていればよい。だが「秋の七草は・・・?」と問われれば難しい。

5-7-5 リズムの秋の七草は、「ハギ・キキョウ(5)、クズ・フジバカマ(7)、オミナエシ(5)、オバナ・ナデシコ(7)」だが、意外と覚え難い。5-7-5リズムに拘らず「お好きな服は・・?」とした方がやさしい。「(お)オミナエシ(す)ススキ(き)キキョウ(な)ナデシコ(ふ)フジバカマ(く)クズ(は)ハギ」となる。簡単かも知れない。

秋の七草;パァっと出るのは (お)オミナエシ。誰でもが知っている秋を代表する黄色い小花を傘状に咲かす花。オミナエシ科オミナエシ属の里山や人里近くに自生する野生花。古くから親しまれている花で女郎花と書く。黄色い粟状の花ではなく、似たように粒状の花を白く咲かす花、オトコエシ(男郎花)だ。

昔、オトコ(男)は 白飯で オンナ(女)は 粟飯といい黄色。男尊女卑風潮のあった時代の話。飯はメシだが、それが”エシ”になり オトコエシとオミナエシになったという。正直いうと、ボャっとした白い花のオトコエシより、秋らしい黄色い小花をたくさんつけて咲かすオミナエシの方が 好き。

 

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