ミンチカツとコロッケ。
似て非なるものの代表格。どちらも一緒やんと切って捨てる人もいれば、大きく頷く人もいるでしょう。このブログでも何度となく触れていますが、僕は両者とも大好きだという二股男です。でも両者から、はっきりしてよ!と迫られたらミンチカツを選びます。
コロッケからひどいオトコ!と罵声を浴びせられようが、ミンチカツから、意外と思いやりのない人なのねと冷ややかな眼差しで見られようとも意思は曲げません。
そのくらいミンチカツが好きなのです。
そういえばこれまではメンチカツと書いたりミンチカツと書いたり、あまりこだわりがありませんでしたが、清八さんのブログ読んで関西ではミンチカツだなぁと改めて認識しました。大阪生まれの大阪育ちなんだけどね。でも確かにミンチカツの方がしっくりくるのは事実。
さてさて今回のおうちごはんはミンチカツです。
食材は至ってシンプル。合挽きと玉ねぎに加え、ニンジンを混ぜ合わせます。
玉ねぎはみじん切り、ニンジンはすりおろします。ここで強力な味方になるのがぶんぶんチョッパー。この器に入れて紐を何度か引っ張れば、あっという間にみじん切りの完成。
その秘密は恐ろしいまでに切れる、この刃。
合挽きはスーパーで買ってきたそのまま。牛と豚の比率はわかりません。僕が子供の頃には、親が肉屋で合挽き買う時は7:3にしてとか、5:5にしてと牛と豚の比率をオーダーしていたもんだけど今の肉屋はそこまで対応してくれませんね。
ここからはたね作り。にんにくと卵を準備します。
投入して、こねこね。ありゃ、なんか手ごたえないぞ?と思ったら肝心の合挽きを入れ忘れていました。
慌てずに合挽き追加投入。あとは捏ねていきます。
適度な大きさに丸めていきます。合計 14個出来ました。ハンバーグを作るみたいに丸めていたので、衣をつけた後のことを想定せず。揚げた時に気づいたけど、揚げると想像以上の大きさになるのです。もっと小さくすれば良かったと反省。
次にバッター液作り。コロッケと違ってメンチカツはたねが柔らかいので、小麦粉つけて〜溶き卵を絡めて〜パン粉まぶして〜なんてやってたら折角作った形が崩れてしまいます。バッター液にすることにより、触れる回数を最小限にすることで崩れ防止するのです。
手で混ぜても綺麗に混ざりません。泡立て器を使うことで満遍なく混ぜ合わせることが出来ました。
バッター液に潜らせパン粉をつけたら揚げていきましょう。
厚みがあるので、火がなかなか通りません。何度かひっくり返し、油の爆ぜる音の変化に耳をすませます。
音が変われば油から取り出し、バットに置いていきます。
出来上がり。
食べる前に、美容院に行っていた三女を迎えに行きました。お迎えが遅いと少しむくれていましたが、美人になったねーと褒めたら機嫌直してくれたので良かった良かった。
サマーカットで短くしたら、全体のボリューム感が失せてパピーみたいになってしまった。許せ。
そして夕餉。家族は三女迎えに行っている間にご飯食べ終えていました。待つという発想はそこにはないのかいな。
大きくて、二つで満腹。娘達はひとつでもお腹が苦しいと騒いでいました。お味?そりゃあ美味いに決まっています。
ハイボールも飲んでミンチカツに舌鼓を打ちます。美味いわ〜。
やはりミンチカツ最高やね。
家庭で作っても、肉汁がぶしゅっと飛び散るほどの肉々しさも再現できました。これはまた作るのアリだな。少し作りにくいけど。
この後はコロッケのご機嫌伺いにも行かなきゃいけないな。ミンチカツ選んだ時、ふくれっ面してたから。でもそんなことしているから、この浮気者!と両者からなじられるのかしらん。