サイブン5/ー29ー | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

僕の

 

これ以上きわどいところを

 

触ってくれるな

 

…の意思

 

から

 

回避に向かう

 

行動に出たところで

 

 

彼の反応に

 

これと言って変化なく

 

 

しれっと

 

僕に言われた通り

 

左手をテーブルの上に出して

 

食べることに専念する

 

って態の形に

 

整ってから

 

 

「…ミギなんだ…」

 

 

 

ポツリと つぶやいた

 

 

彼の声に

 

 

 

何を言ってるのか

 

理解できなかった

 

その瞬間から

 

頭の中で

 

彼の呟きを 繰り返しつつ

 

 

テーブル下の使用済みの食器

 

抱え持つと

 

 

出入りドア横の棚

 

の 下段に

 

戻し

 

上段に置かれてある

 

彼の注文したアツアツ系の

 

ご飯もの

 

トレーのまま取って

 

部屋へ戻れば

 

 

ふぅ…と

 

ソファーの背もたれに

 

深く沈んでる 彼の姿

 

 

流石に 満腹かぁ?

 

 

その 脱力した彼の様子に

 

さっきまでの悶々

 

や 緊張感

 

謎のささやきの事など

 

考え込んでた脳が

 

緩んで

 

少しだけ 肩の力を抜いた状態で

 

 

テーブルの上に

 

持ってきたトレイを置けば

 

 

「…ん…なんか

 

 違った味覚が食べたくなったなぁ…」

 

 

彼の呟く声

 

 

…自分で注文しておいて…

 

って思いつつも

 

成る程

 

ラインナップの様子に

 

メニュー表の順番に頼んだのか

 

って気付く程度に

 

 

テーブルの上

 

味付けは 似たような

 

品揃え

 

この頃よく目にする

 

刺激物系…多い印象で

 

 

「…これとか

 

 真っ赤だけど…平気?」

 

 

麻婆豆腐だろう

 

今 運んできた中の小皿

 

ラップ越しにでも

 

分かる 刺激物の存在感

 

 

そう言えば

 

さっきから

 

彼の選択は

 

汗が出る系のメニューで

 

これは 水分も必要だろう…とか

 

思いつつも

 

長い髪

 

彼が

 

キュッと縛ってるの

 

見ると やっぱり

 

ドキッとする瞬間があって

 

完璧に

 

女性を見る類の目で

 

彼を見てるって事

 

自分でも

 

おいおい…と突っ込むものの

 

止まらない

 

錯誤的な思考が

 

通常なら

 

スルーする

 

上気した肌の

 

赤みや発汗に

 

つい

 

違った見方 加えて

 

勝手に始まる妄想世界

 

…そこでの 彼は

 

女性の様相で

 

 

がっちりハマる

 

僕の好みな展開に

 

つい

 

 

あぁ…あり得ない展開だからこそ

 

恍惚感が半端ないのか…も…

 

 

 

場の空気感に またしても

 

容易く飲まれつつ

 

辛さに息つく彼の様子を

 

僕は 応援する振りをして

 

じっと観察しては

 

脳内で変換して

 

楽しんだ

 

 

   つづく