誰かと仲良くなる切っ掛けは

 

結構

 

些細な事で

 

 

表面的な挨拶位で

 

そんなもんだろうって

 

文面でのやり取り

 

アイコンだけで

 

認識してた中の人に

 

実在する人の気配

 

確認したくなって

 

 

…会いませんか？

 

 

それは

 

自分でも意図しなかった

 

コンタクトの申し出

 

 

人一倍

 

警戒するくせに

 

 

自分より先に

 

発表する場を作ったって事で

 

只の訪問者とは違う

 

知識と言う名の

 

スキルを持った

 

先輩は

 

基本的な操作の手順

 

親切に教えてくれてて

 

しかも

 

分かりやすくて

 

こちらが知りたい事

 

聞く前に

 

あれこれ

 

解説くれる

 

気遣い気配り

 

好印象で

 

実際に

 

どんな人なのか

 

興味出た…ってことから

 

結構　少し前から

 

思ってた

 

いつ言おう

 

いつ言おう

 

それが

 

 

良い感じで

 

個人的な最近の出来事

 

リレーで対話してるうち

 

 

家の近くに

 

少し前から話題になってた

 

お店の商品

 

取扱店が出来た…って

 

相手のネタから

 

 

…本店には行った事ある？

 

からの

 

一緒にいきませんか？

 

の誘い

 

良い感じに

 

自然な流れで

 

 

会いませんか？

 

な

 

お誘い文

 

 

送ってから

 

相手のリアクション

 

待つ間の

 

…長い事…

 

なんと返すか

 

考えているのだろうか

 

もともと速くはない

 

やり取りが

 

更に

 

遅くなった

 

から

 

 

…これは

 

悩ませちゃってるか…

 

と

 

 

今の時代

 

テキストでのやり取りって時点で

 

必要以上の関わり

 

持たないって

 

暗黙の了解

 

だったんじゃない？

 

って

 

迂闊な感情

 

出さなきゃよかったと

 

少し前までの

 

他愛ないやり取り

 

懐かしみつつ

 

 

 

…今のなし

 

って

 

打ち込んで

 

後はEnterキー

 

ぽちるだけ…って状態で

 

 

相手の返事

 

あと一呼吸まとう

 

と

 

モニター画面から

 

一旦

 

視線外して

 

 

タンブラーの珈琲

 

飲みながら

 

…さて…

 

と

 

変化ない

 

画面に一旦視線戻して

 

打ち込んだ文字

 

ちょっと

 

そっけないなぁ

 

と

 

言い訳

 

あまりしたくないけど

 

もう少し

 

付け足そうと

 

文章作成始めれば

 

 

…ごめん退席してた

 

 

の文章から始まる

 

返信

 

 

 

いいね　

 

東口の駅の近くのショップが…

 

 

なんと

 

長いと感じた待ち時間の原因は

 

長文作成の時間だった

 

って事だったの？と

 

証明するかのような彼女からの

 

読み応えある返信に

 

ほっと

 

息をつきつつ

 

 

送りかけた

 

否定的な言い訳文

 

削除して

 

本格的に会う約束

 

話を詰める方向で

 

彼女に負けない

 

長文を

 

可能な限りサクサク作成し

 

返信を送った

 

 

　　つづく