ルヴァン杯 セレッソ大阪 1−2 サンフレッチェ広島 [サンフレッチェ]
天皇杯決勝での敗北から1週間。ルヴァン杯決勝。
相手はセレッソ大阪。またもや。セレッソ。強い相手。
ただ、セレッソから見たらサンフレは今年3回戦って3回負けた相手。
セレッソは去年のルヴァン杯決勝で敗北。そして1年後のタイトル獲得のチャンス。ただ相手が……今年一度も勝てないサンフレッチェ。
まさにラスボスとしてのサンフレッチェ。
天皇杯決勝でもラスボスとして登場したサンフレッチェだったが、今日こそ真のラスボス仕草ができるかどうか。
そんなことを思いながら、新しい国立競技場へ。
マンガのアシの仕事で何度が色ぬったりトーン貼ったりした、あの国立競技場。
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これが天井だな。木が貼ってある。51番貼ったな……とか。
試合開始。
時間が流れるのが早い。あっという間の前半。
後半。
今日はすこしいつもの完璧超人ではない佐々木翔。超人だけど完璧ではない。
GKへのバックパスを、視野から隠れていた加藤陸次樹が奪って決めた。
失点。
しかし、今年のサンフレッチェはセレッソに負けてないのだ。
逆転できる。チャンスは来る。点は取れる。そんなイメージはあった。
後半の後半に点はとれる。逆転できる。そのイメージ。
一方で、一週間前の天皇杯決勝でチャンスを逃してしまったイメージも。
あの試合で、ドグとエゼが負傷して今日は使えない。サブにいない。
この試合で一番ドキッとしたシーンがある。
76分。川村拓夢のヘディング。GKキムジンヒョンの正面。
それが決まらなかった。この時。
今年何度もチームのピンチを救ってきたこの選手のこのシュートが決まらないというのは……そういう試合なのか?
試合は進んでいく。厳しいか……という思いと、ここからの時間に今年は何度も点を決めてきたという思い。
76分。セレッソの守備の要、マテイ・ヨニッチがレッドカード。
あ!逆転勝利ルート入ったんじゃないか。
時間は進んでいく。行けるんじゃないか!と思いながら。
気がつけばアディショナルタイムに。
もう時間がない?いいえ、VARタイムがあったから結構あるはず。
行けるんじゃないか。行けるんじゃないか?行けるんじゃないか!
時間はわずかしか無いはずなのに。スタジアムの熱がね。
これは行けるんじゃないか。
CK。ハンド。PK。
来た。やっぱり追いつけた。
という思いと、1週間前にこれを決めていれば大勝利というPKを止められた記憶と。
誰が蹴るんだ?満田?川村?……たしかに決めればあの試合の記憶を払拭する場面ではあるが……いやここはピエロスだ。今一番失うものを恐れてないのは彼だろう。
PK。VARの確認。ペナルティスポットの芝を荒らされないように守る森島。
最善は尽くした。
ナスはPKのシーンが見れない。外を向いて待つ。
そしてピエロスがPKを決めました。
90+6分。同点に追いつく。
相手は10人。延長戦になっても有利。だが、ここで決めれるんじゃないかと思う。
冷静に考えたら、時間は無い。でも、行けるんじゃないかと思った。
90+11分。CK。決まった。え?誰だ?リプレイが流れるがよくわからない。どこで決めた?
ともかく逆転。やっぱり来ただろ!というのが8割。信じられない事が起きたというのが2割。
あとは最期のピンチを凌ぐだけ。大迫がシュートを止める。
サンフレッチェにとってはルヴァン杯初タイトル。カップ戦も初タイトル。
ああそうだ。
ガンバとの決勝の時は、パトリックというか遠藤にやられたな。
https://dex.blog.ss-blog.jp/2014-11-08
ジュビロとの時は延長だった。試合後に急いで東京ドームへ移動した。Perfumeのドームライブだった。
https://dex.blog.ss-blog.jp/2010-11-03-1
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ついに星が増えたぞー。なんか凄いものを観てしまったぞー。
2週続けて……というか1週間に2回だな。こんな劇的なものが観れるなんてドウカシテルゼ!
勝てると思わせて、あと1ミリだったのに勝てないラスボス。
今日はその仕事がまっとうできたサンフレッチェでした。
あとひとつ。
試合前日。工藤壮人選手の訃報。
ピッチ外で偶然出会った時の印象が良すぎてファンになった知り合いいる。
垂れ幕。コール。黙祷。喪章。9番と50番のユニ。
これは、もし自分がその立場になった時、悲しみ思い出してくれるサポーターがこんなに居るよという儀式でもあるのかも。
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