信子の日本舞踊ブログ

みずほ台教室をはじめて数十年。たくさんの人と出会い、学ばせて頂いてきました。その想いを言葉にして。

チュン太

2014-12-15 | 日記
昨夕ウォーキングから戻った夫の両手には、瀕死の雀。
道端で足元に、何だろうと良くみると雀がうずくまっていたそうだ。
死んでるのかと、良くみると微かに動いたという。

手袋の両手にうずくまる雀が起き上り
目をあけた。実に可愛いらしい。
小屋から鳥籠を持ってきて、餌と水を置き様子を見た。暗い方が良いだろうと布をかける。
カタコト音がする。若しかして元気になって⁉️と期待した。
そっと覗くと止まり木に止まっていた。
嬉しい‼️と、近くに住む孫に知らせる。彼女は暗い中、直ぐに自転車でやって来た。
籠に被せた布を頭に覗いていた。かわいいねと嬉しそう。
元気になったら野原に戻して上げようと夫が言う。その時は一緒にねと約束。

帰り道送りながら、名前は⁇。チュン吉、それは昔みたい。それじゃチュン太は❓、チュン太に決まる。
かわいいね、かわいいねと繰り返す。
私は家に戻り、鳥籠が静かなのが少し気になった。が、やりかけの仕事を片付けた。
夜も更けて、床に着く前に籠をそっと覗くと、隅のほうでうずくまり動かない。
やはりダメだったかと気をおとした。

明日朝、夫はガッカリするだろう。時々見に来ると喜んでいた孫娘。哀しむだろうなと考えると中々寝付けなかった。
一時でも見せたくるくるとしたかわいい目、スクッと立ちもした。
きっと私達に喜ばせて旅立ったのかなと、今朝裏の百合の根元にそっと埋めて手を合わせた。チュン太に。

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