ある日、庭仕事をしていたら、何かの存在を感じた。
あまり動かない、明らかな弱ってそうなアゲハ蝶。
しばらく見ていると、蝶も私の存在を意識して力なく飛んだけれど、次の花にはたどり着けず、コンクリートの地面で弱々しく羽を動かしていた。
虫類が得意ではない私は、しばらく見ていたが、その蝶の横を車が2台通り過ぎた時点で、
「このままでは轢かれる」
と思い、意を決して蝶の両羽の端を柔らかく持ち、庭のできるだけたくさんの花が咲いているところに置いて、側のクモの巣も取ったが、それ以上はなすすべもなく家に入った。
その日の夕方、蝶の姿はなかった。
そして次の日、庭の水やりをしていたら、私に近づき2周回って飛んで行ったアゲハ蝶と出会った。
元気に飛んでいたけれど、左下の羽はなかった。
きっと、貴方だよね。
私は、そう信じている。
あまり動かない、明らかな弱ってそうなアゲハ蝶。
しばらく見ていると、蝶も私の存在を意識して力なく飛んだけれど、次の花にはたどり着けず、コンクリートの地面で弱々しく羽を動かしていた。
虫類が得意ではない私は、しばらく見ていたが、その蝶の横を車が2台通り過ぎた時点で、
「このままでは轢かれる」
と思い、意を決して蝶の両羽の端を柔らかく持ち、庭のできるだけたくさんの花が咲いているところに置いて、側のクモの巣も取ったが、それ以上はなすすべもなく家に入った。
その日の夕方、蝶の姿はなかった。
そして次の日、庭の水やりをしていたら、私に近づき2周回って飛んで行ったアゲハ蝶と出会った。
元気に飛んでいたけれど、左下の羽はなかった。
きっと、貴方だよね。
私は、そう信じている。