伊豆大島へ2泊3日で離島ツーリングにいってきたよ[後編]

伊豆大島は火山の島だった

裏砂漠を歩いてみたよ

マップを眺めてみると、月と砂漠ラインという変わった道の名前があったので通ってみたら見通しと路面の悪い1車線の道でした。

行き止まりに駐車場があり、裏砂漠へ行けるハイキングコースの入り口になっています。

少しだけ生い茂った森みたいな場所を歩いた先には絶景が広がっていました。

上り坂だし、黒色のコロコロした溶岩石の破片が靴下の内側に入り込んでチクチク刺さって痛かったけど、それが我慢できるぐらいの絶景の広がり具合はとても良い!!

見づらいけど千葉県見えた!

空気も澄んでいて、千葉県の房総半島が見えます。

富士山も見えた♪

そして富士山も見えちゃいます。3日間も伊豆大島に滞在していたけど、この日が一番天気が良かったな~!

第二展望台の近くにあった石の上で夕日を眺めていたら、地元の人っぽい軽トラックが裏砂漠を爆走していたり、遠くの方で映画?の撮影で忙しそうに女の子たちが演技していたりなかなか面白い光景が広がっていました。

第一展望台まで上がる斜面が急すぎて、モンベルのハイカット登山靴でもズルズル滑り落ちそうになったけどようやく上まで登れたときに眺めれた景色も良かった。

天気が良いとここまで良いことだらけなのかというくらいの満点な景色です(∩´∀`)∩

そういえば裏砂漠は車・バイクでも少しだけ走れる場所があるらしく、この地図のポイントから中に入ることができるらしい。(レンタルバイクは除く)

夕日を見届けていたらすっかり暗くなってしまったので、この日はツーリング終わり。

島ツーリングでは夜ご飯食べれるお店があまりないし、全く栄えていない伊豆大島の東側では買い物できるお店が殆ど無いけれど、とても雰囲気のある個人商店を見つけたので食料はここで調達。

商店の人と地元民が話に夢中になっていてレジ行くタイミングが難しかったし、ワゴンセールで置いていたカップ味噌汁や即席麺が全て体調を崩さない程度に過ぎた賞味期限切れの物ばかりで、お金取るんかいwってツッコミ入れたくなりましたね。

ギリギリまでワゴンセールの味噌汁買うか悩んだけどお腹弱いので諦めました。

めっちゃめちゃ疲れる三原山ハイキング

三原山ハイキング、もうねこれ本当に疲れて登り終えたあとは特に何もしたくないほど疲労感MAXになるアクティビティです。

伊豆大島観光について調べていると、景色の良い三原山を楽しくハイキングしよう♪っという気軽に登れそうな情報が出てくるんだけど、決して騙されてはいけない。

伊豆大島の真ん中にドーンとある三原山

2020年11月22日

この日は三原山にハイキングに行こう!とざっくり予定を決めて、原付バイクをタンデムで元町から三原山登山道路を走り抜けて登山口までやってきました。

登山口入ってすぐ左に展望避難休憩舎があります。

土日は伊豆大島ジオパークのガイドさんがいるんだけど、今から初めて三原山登るんです~!と話すと、色々教えてくれました。

  • 山頂のお鉢めぐりは反時計回りが絶対にオススメ
  • 最近は火山活動落ち着いてるから今日も多分大丈夫
  • 色んな種類の溶岩の見方を教えてくれたのでハイキング中見つけてね、と宿題出された

施設にいたこの日のガイドさんは火山に造詣が深く、喋りだしたら止まらないタイプのオタク(褒めてる)だったので20分は居たような気がする。

三原山噴火は私が生まれる以前の出来事で全く知らなかったけど、噴火の様子や噴火後に伊豆大島周辺に住む人達が大変な目に合ったことがビデオで知ることが出来て今からハイキングする時により楽しめることが出来ました。

知識ってやっぱり大事ね!

山頂までハイキングしました

駐車場やお茶屋さんがあって賑わう登山口から見える三原山。

あの山頂まで行くのね…

ハイキングコースは全て舗装路。

しかも視界を遮る木が生えていないので、絶景の中をひたすら歩きます。

山頂まで2.2kmなので、すぐに着くだろうと思っていたけれど三原山に近づくにつれてどんどん急坂になっていきます。もうね、一歩一歩の足を前に出すことさえ苦痛なほど急坂が辛い(ヽ´ω`)

普段から山登りするKAWA氏はスッスッと歩いて余裕の表情を浮かべているのと比べて、ジムで適当に運動している私の体力の無さは悔しかったですね。まぁ荷物は全て彼に持ってもらっていたのは感謝や(´・∀・`)

舗装されてるしカブで登りたい…この坂道だったらカブだと1速で登りそう…カ、カブー!とか文句をくちゃくちゃ言いながら一度休憩を挟んで登りきりましたw

椅子大島の定番土産 牛乳煎餅

頂上から火口展望台まで残りの力を振り絞って歩き、元町フェリーターミナルで購入した明日葉おむすび+カップ麺+伊豆大島名物の牛乳せんべいでカロリー摂取したけど全然足りない。

追加でカレー食べたいくらいのレベルで登山した際ってどうして濃いものが食べたくなるんだろう。

私の体力はほぼ尽きていたのでお鉢めぐりは諦めて下山しました。

結構大変なハイキングだったけど、あとから振り返ると楽しかったですね。あとから振り返るとね…(重要)

下山中、静岡県伊豆半島が望める

お鉢まわりすると更に火口に近づけるらしいので次に訪れるまで平和な三原山のままで居てほしいな。

でも火山のハイキングって2014年の御嶽山噴火のニュースを見ると少し怖いな、とも思ってしまいます。

三原山のバッジも購入

二度目の昼食はべっこう寿司と伊勢海老みそ汁

ハイキングを終えて元町まで戻ってきた私達は伊豆大島名物のべっこう寿司と伊勢海老の味噌汁を食べました。

漬けの醤油に青唐辛子のピリ辛成分が入っていて、握り寿司を一口食べる度にピリッと辛味があってお酒も飲みたくなる美味しさ。

べっこう寿司(漬けでピリ辛)

季節柄勢いよく冷める伊勢海老の味噌汁

伊勢海老の味噌汁のセットで確か1100円でした。一度の食事としては量は少なめだけど、さっき山頂でラーメンを食べたところだったので丁度よかったですね。

べっこう寿司を作る漬け醤油(青唐辛子を潰して辛味を移した醤油)は伊豆大島の土産物屋にどこでも売っていたので、購入すればよかったな~と思ったほど。

コロナ対策で食事中は会話禁止だったので、お店の中はとても静かでした。

MEMO
かあちゃん

〒100-0101 東京都大島町元町1−17−9

伊豆大島には椿・サザンカの木がたくさん植えられてる

伊豆大島を調べているとやたら椿(ツバキ)推しなんですよね。

お土産物屋さんでも、椿の花柄のグッズや椿油がたくさん販売されていて思わず椿柄の手ぬぐいを自分用のお土産に購入してしまったくらい超可愛い。

ここにも椿

牛乳パックにも椿

冬の時期にたくさん椿が島全体で咲くらしいけど、11月下旬でも少し椿やサザンカが咲いていてツーリング中に見つけると思わずニッコリしてしまいます。

11月でも少し咲いてた

そんな伊豆大島の北東部に椿トンネルスポットがあるらしく、大島一周道路から一本内側にありました。

時期的に満開ではないけど、よーく探してみると椿がほんの少し咲いています…!

落ちてた椿をドレスアップ

サザンカも島にはいっぱい植えられていて11月はたくさん咲いていたけど、見た目がパッと見そっくりなんですよね。見分け方を地元の人に聞いてみたら、

・木の下に花びらが散らばってるのがサザンカ

・花ごとボテッと木の下に落ちているのが椿

と教えてもらってようやく見分ける事が出来ましたw

椿がたくさん咲く2月頃だときっとキレイなんだろうな~!

伊豆大島で驚いたこと

ガソリンスタンドの営業時間

レンタルバイク屋さんで借りたスクーターに給油して満タン状態で返却しようとした時。

夕方4時半くらいに伊豆大島で栄えている元町港近辺で給油しようとガソリンスタンドに行くと閉店しています。

別のガソリンスタンドも閉店しているし、返却時間も迫っている状態なので営業中のガソリンスタンドの情報を聞こうとレンタルバイク屋さんのオバちゃんに聞くと、なんと日曜はお昼3時半にはガソリンスタンドは閉店しちゃうらしい。

結局ガソリンスタンドで給油出来なかったので、レンタルバイク屋さんのオバちゃんに500円を渡して許してもらいましたw

よっこ

Google Mapで伊豆大島のお店の営業時間を調べても、正確な情報があまり出てこないのでネットで調べるより現地の人に聞くほうが確実に早いと学びましたw

伊豆大島の路線バスの時刻表

レンタルバイクを返却し終えて、2日目夜も宿に泊まり翌日は熱海へ帰る高速船に乗るために港へ向かう必要があります。

朝8時頃に町内放送が流れ、今日の高速船が来る港はどちらか放送があり情報を得ることが出来ます。東海汽船の公式HPでも情報出てるけど。

最終日の朝、町内放送を聞いて岡田港ということが分かったけど徒歩で1時間は遠いけどバスだと15分弱で行けるっぽい。

元町港~岡田港間は路線重複区間なので比較的本数多め

というわけでGoogle Mapで現在地から岡田港へ移動方法をバスに設定して検索してみると、ここでも情報は出てこない…おかしいな大阪市内の路線バスだと的確にバス時刻表や乗り継ぎ等の情報が出てくるのに\(^o^)/

結局宿の入口に置いてあったパンフレットコーナーから伊豆大島の路線バス時刻表の紙を手に入れて参考にしつつ岡田港へ向います。

普段からGoogle Mapに頼りっぱなしだけど、島では通用しないことがよく分かりましたw

まとめ

2泊3日滞在した伊豆大島では天気にも恵まれて思い切って行けて良かったなと思える島でした。

何より裏砂漠の展望所から眺めた景色は本当に絶景でしたね。

そして島外から来る大抵の人の殆どが釣り人でみんな生き生きとした表情で釣りを楽しんでいたのが印象的でした。ツーリング目的で来る人は稀かもしれないw

帰りの高速船に乗る岡田港で釣り人たちを眺めていると、ちらほらと大きなウマズラが連れていてワァっと仲間同士で盛り上がってるのを見ちゃうと釣りをしたくなってきますね…

港にはレンタルの竿のお店も見かけたので時間があれば釣りもやってみたかったな~!

走ったルート

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