【ゼネコンも建設コンサルタントも、そして発注側も、人材が足りず、人材奪い合い業界となっている】 | 土木技術者(もどき?)のブレイクタイム

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土木技術者(的な)人物のブログです。ブレイクタイムを過ごしているような気分で書いています。個人でも仕事ができるように、ただいま準備中(やるかどうかはまだ未定)

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今に始まったことではないが、建設業界やその関連業界は長らく人材不足である。顕著になったのは2011年頃からだっただろうか。それまでは今ほど深刻ではなかったが、それでも人材不足感はあった。

 

しかし、2011年の東日本大震災の復旧事業がどんどん事業化されてから、人材不足感は一気に大きくなっていった。土木技術者はもちろんのこと、作業員も同じだった。いや、作業員のほうが不足感は大きいかもしれない。鉄筋工や型枠工といった専門性の高い職務の作業員は特に不足していった。

 

それも仕方ない面もあった。それまでは公共事業が減少し、建設業界を離れる人がとても多かったのだ。そして、離れた人はなかなか建設業に戻ってこなかった。さらに、少子化も影響し、若手が入職してこなくなった。ゼロではないのだが、かつてよりも志望する人が減っているのである。

 

大学で建設関係の学科を卒業したとしても、就職先を建設業や関連業種を志望する人だけではなく、全く別の業界(金融、外資系コンサルなど)を志望する人がいるのである。それも数人といったレベルではなく、クラスの半数近くが別業種を志望するといったケースがある。

 

 

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そんなことが影響してか、建設業界や関連業界は人材不足が続いている。ゼネコンはもちろんのこと、建設コンサルタントも、発注側も、人材不足である。だからなのか、発注者支援業務が増えているように感じている。工事監督支援とか積算支援はもちろん、事業監理業務も増えている。

 

ゼネコンにしても建設コンサルタントにしても、大手ばかりではなく、中小も同じである。建設業界は人材奪い合い業界となっている。一度手にした技術者・作業員は、よっぽどの事態(犯罪をしたとか・・・)出ない限り、手放したがらない。

 

知り合いが大手の建設コンサルタント(業界では名前が知れ渡っている会社)に勤務していて、退職したがっているのだが、上司がなかなか話し合いに応じてくれないという。その知り合いは、2年ほど前から上司と退職について話し合いをしているとのことなのだが、上司は手放したがらないので、ずっと話が平行線となっているとのことだ。

 

その上司からしたら、部下が退職することにより上司自身の評価につながるということで、それを防ぎたいのかもしれない。会社によっては、部署の目標に「退職者を減らす」とか「退職者をゼロにする」といったことを掲げているところがあるとのことで、その知り合いの部署でそのような目標を掲げていれば、退職へのハードルは高くなるのだろう。

 

 

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人材不足なので、人を手放したくないというのは理解できる。ただし、これは人材の流動化が起きず、硬直化することがありえる。それをどうにかしたいといった背景で人材を募集しているということもあり得そうだが、解決するかどうかはその会社・部署次第だ。

 

向いていないのにやむを得ずその仕事に就いているといったことはどこでもあるだろう。ところが、不向きな仕事をしていても、人並みに成果が出せるかというと疑問である。他人の何倍・何十倍も働いて、ようやく人並みに成果を出せる、といったこともある。

めちゃくちゃ苦痛である。病んでしまいそうになる。

 

不向きだったら、もういっそのことリリースしてくれ(クビにしてくれ)と言いたくなってしまう。向いていないとなったら、手放すのもありだ。そうすることで、お互い不幸になることがなくなるのではないか。

 

 

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