夕飯終わってさてブログをと思ったのですが、いろいろ見ているうちにあっという間に日付が変わってしまいそう。
まあブログって何をどう書くのか決めるのに一番時間がかかってしまいます。
考えをまとめるって難しいですね。
こちらは安心と信頼の松原孝臣さんの記事。
ズエワ先生が二人にかけた言葉を軸にワルシャワカップまでの経緯を分かり易く書いていらっしゃいます。
そして今日もっともファンの注目を集めたのではないか?と思われる記事がこちら。だってたくさんリツイされてたんですよ。
表現力ばかりに注目が集まりがちな「かなだい」だが、実は確かな技術力に下支えされている。
そこであえて技術点の勝負に持ち込み、日本の絶対王者である小松原チームと真正面から戦うことを選んだ。
「(五輪メダリストの)高橋に対する忖度」「人気選手を北京五輪代表にしたいがための不正ジャッジ」などという外野の声を封じるのに、これほど真っすぐな戦術はない。
外野はいまだにいろいろ言ってるようですが、かなだいもズエワ先生も戯言に付き合うつもりは最初からないでしょうね。彼らが気にしてるのはそんな底辺の話じゃなくって、如何にして技の精度を磨き、より高いGOEを獲得するかだけです。
曖昧な主観ではなく、技術力の向上に伴い客観的な評価が高まってる。これは確かなことです。
私も久々プロトコルをじっくり見てますよ。
もちろん詳しくないし記号も全部知ってるわけではないけど、とりあえずベースバリューに注目してみます。
NHK杯フリーダンスのプロトコル。
上が1位のシニカツ。下の表が6位のかなだいです。確かにシニカツ44.08よりもかなだいのベースバリュー44,33が上回ってます。
なぜかと言えば
OFSt(One Foot Step Sequence )ワンフットステップシークエンスがかなだいが男女ともレベル2だったのに対し、シニツィアがレベル1と取りこぼしたからですね。
したがって基礎点にわずかな差が生じたのです。
もちろんGOEのほうはシニカツが圧勝ですが、エレメンツの難度は同じですから、あとは出来栄えをあげていくだけというところまで来てるんですね。よりスピーディで正確な演技が求められます。
それが出来たら自然にPCSの方も上がるでしょうね。
こちらはワルシャワカップ。たった1週間足らず、しかもヨーロッパに移動というハードスケジュールで修正する暇もなかったでしょうに、すでにベースバリューが1点以上アップしてます。
これはDiSt(Diagonal Step Sequence in Hold/Not Touching)ダイアゴナルステップがレベル3獲得できたおかげで、高い加点をもらってます。
このステップで10.41稼げたのは大きいですね。
1位のディアナ&スポルキン組と全く同じベースバリューというのも世界のトップを狙える位置に近づいている証です。
構成表を見ると最初にレベル取りに関わるエレメンツをこなし、最後はコレオムーヴメントでまとめるという体力配分を考えたプログラムになってるようです。コレオはどれを選んでもレベル1基礎点が1.10で固定ですからたとえ失敗しても大失点にはなりません。
疲れてミスが出やすいのを考えての構成でしょうね。これがズエワ先生の戦略です。
出来栄えについても何をどうすれば上げていけるのか?を説明していただけるでしょうし、具体的な改善方法を探り当ててくれるコーチがいるのは本当に心強いこと。
体のケアも大事なので無理はせず、あと一ヶ月でどこまで詰めていけるのか?ですよね。
だんだんとドキドキよりもワクワクが上回りつつあります。
大ちゃんファンを検索すると皆さんとても楽しそう。だってより素晴らしいかなだいが見られる予感でいっぱいですもの。
ドン・キホーテとか白鳥の湖とかコッペリアとか、フィギュアスケートにはバレエの楽曲がよく使われますが、アイスダンスでここまで本格的なバレエプログラムって見た記憶がありません。一部に振り付けや腕の動きを取り入れることがあっても、全部をバレエで通すのは珍しいんじゃないでしょうか?そういう意味でも非常に注目度が高いプログラムですし、歴史を変えるというのは案外大げさじゃないかもしれませんね。
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