あり方と佇まいと表現力その1 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

昨日、一昨日と家庭画報と女性セブンでテンションがあがった一方で、覚悟していたとはいえGPFが中止になってしまって物寂しく、そして今日は若干胸騒ぎに襲われてなかなか落ち着きませんでした。

 

GPF開催を心待ちにされていたファンの皆様のお気持ちを想うと本当に残念です。ほとんどの選手にとって現役でいられるシーズンはそう長くはなく、一つ一つの試合がとても貴重なものなのです。自身の目で見られるチャンスを失うことがどれほど悲しいか私も知ってるつもりです。

 

ただ選手にとってはこの時期の日本への移動が負担になる場合もありますし、ここは皆さん各国ナショナルに向けて万全の準備するほうに切り替えていらっしゃることでしょう。ワールド後に延期開催などの話も出ていますが、いったんチケットの方は払い戻されるようですね。

 

GPFをシーズンの終わりに開催して何の意味があるのかと思われるかもしれませんが、成績上位者には賞金も出ますし、ポイントにも関わります。来シーズンのためにも出場しておきたい選手は多いはず。本当に急な措置で戸惑いも大きいのですが、ここでオミクロンを抑え込んでおけば先に希望が生まれるのだと信じるしかありません。

 

次に気がかりなのは全日本です。

インスタをマメに上げてくれる哉中ちゃんの更新が無いのは便りが無いのは元気な証拠と思っておきます。それこそ移動の最中かもしれませんし、方針が決定し状況が落ち着いたら何か教えてもらえるでしょう。帰国が間に合ってすでに練習開始されていたら万々歳なんですが、まあそこまで簡単に事は運ばないかなあ。

それにしても帰国組が全日本に向けてどう対応してもらえるのか?スケート連盟の公式発表があるまで不安は払しょくできませんね。

五輪選考基準に変更を加えるか否かは15日の理事会で決めるんだそうですがそれってあまりにも遅くありませんか?全日本まで1週間じゃあどのように決定されたところで選手は身動きとれませんからね。

 

とりあえず五輪出場がかかるアスリートに関しては今回も「アスリートトラック」が適用されることと思われます。

 

JOCの強化指定選手は14日間の待機期間中に自家用車を使った競技会場、練習場と宿泊場所の往復のみに限定することを条件に待機場所以外への行動が認められるという特例です。

もちろん電話やアプリによる位置情報のチェックは頻繁に行われますし、窮屈な思いをされるのは変わりませんが、大ちゃんに関してはもともと引きこもり体質ということで何とかこなしてくれるのではないかしら?

それにこの体制は北京五輪でも一層厳格に適用されるでしょうからね。その予行演習と思っていただければ・・・・

 

ほんとただでさえ緊張を強いられてしんどいのに試合のたびにこういう余計なストレスがかかるのは今のアスリートたちが気の毒でなりません。

いやスケートに限るわけではなく、世界中の誰もがコロナウィルスにきりきり舞いさせられていて生活を守る事すらままならないのに、その中でスポーツに勤しめるだけも恵まれているじゃないか!スポーツ大会や五輪どころじゃないだろうという意見もネットではみかけます。

 

でも当たり前だった価値観が大きく揺らぎ、根底からひっくり返りそうなこの世の中で、努力する姿、逆境を跳ね返す姿を常に発信してくれてる大ちゃんたちスケーターが私にとっての夢や希望の象徴であるのは確かなことなんです。

 

私の周囲にも同じようにスケートをご覧になって励みにされていらっしゃる方が大勢います。せめて全日本だけはなんとか選手が安心して競技参加できるようファンは温かい目で見守り、関係者は一層ご尽力いただきたいと心からお願い申し上げます。

選考基準がどうであれ、スケートファンが見守る中で大会に出場して精一杯練習の成果を発揮したい、自分を試してみたいとみんながんばってるはずですからね。

 

 

ああ、こうして書いているだけでなんとなく感じていた不安が和らいできました。全日本はきっと大丈夫だと思いますよ。

 

 

ワルシャワカップで好成績を修めたことで、かなだいも沢山取り上げられるようになりましたね。先日のNHK杯総集編ではアイスダンスがもっとも長い時間を割いて放映されてました。こんなこと初めてです。

 

まあそれはやっぱり髙橋大輔というスケーターの話題性、そして特異性ゆえなのは間違いありません。確かにエルビス・ストイコやトッド・エルドリッジ、最近では32歳まで現役を続けたセルゲイ・ボロノフ、あと毎年引退を匂わせつつも頑張ってくれてるミハル・ブレジナ31歳(今のところ北京五輪までで引退表明)など30を越えても現役で頑張る息の長い選手はわずかながらいました。

 

でも一方でフィギュアスケートは競技者としてのピークアウトがあまりにも早いのが顕著なんですね。昨日エフゲニア・メドベージェア選手が引退を表明しましたが彼女はまだ22歳です。ザキトワ選手も15歳で五輪金を獲得したのに、19歳の今になってもいまだ復帰の様子がありません。あまりにも早く勿体ないのですが、これはフィギュアスケートで心身健康なまま高成績を修め続けることが女子選手にとっていかに困難かを示しています。トゥクタミシェワ選手24歳はありがたい例外で、それこそ今年のGPFで拝見したかった・・・

 

 

家庭画報のコメントでリショーさんが資金面についてちょっと触れていましたが、これも現役を続けるための最重要事項です。いくら練習したくてもリンクを借りるお金が無くては始まりません。働きながらスケートを続けるのは趣味ならともかく競技の場で生き残るのが難しいです。

 

親やコーチに早くから目をかけてもらえるくらい突出した才能があり、重大なケガをせず、資金面が盤石で、本人のやる気も充分なんて人はまあ指で数える程度でしょうね。

 

でも髙橋大輔選手はそのうちの何一つ持ってなかったんです。始めたころは特に上手いってわけではなく、そもそも8歳では遅すぎるスタートでしたし、特に裕福な家庭でもなく、モチベーションの保持にしばしば苦しみ、競技継続不能なほどの大怪我で手術もしました。

 

もともと長く続けるつもりもなく、23歳でバンクーバー五輪に出るのが夢で、そしたら引退しますと自分で言ってたくらいです。

 

なのにそこから11年経って34歳でアイスダンスデビューします!なんてやっぱりどう考えても時空が歪んだというか、どっかで私だけタイムリープした?ってくらい不思議なんですけどね。

 

このあり得なさをもっともっと世間に知ってもらいたいくらいですよ。

 

 

軽々しくSPOTLIGHT症候群などと揶揄した人もいたけれど単に喝采を浴びたいならショーで十分です。多少失敗したとしてもそこはファンがキャーキャー言ってくれます。(大ちゃんファンの皆さんは本当は結構辛口なんですけど(;^_^A)

 

栄光欲でもありません。それこそ現役なんぞ続けた方がいつかは台から落ちてしまうわけで早めに引退した方が無難です。下手に復帰なんぞしたら最後とんだ恥をかくかもしれません。世の中チャレンジを好意的に見てくれる人ばかりじゃないですからね。

 

ましてほとんどの選手が引退しコーチやってる年齢で他のカテゴリに転向なんて考えられないくらい無謀です。

 

で、この年になるまで彼を支えつづけた原動力はなんだったのか?ですが、そこはやっぱりスケート愛なんでしょうねえ。ここまでくると理屈じゃなくてスケートが上達するのが何より楽しいんだろうなあってよくよくわかりました。

 

さらに言うなら己の肉体表現に対する貪欲なまでの探究心が底知れぬパワーを生み出しているのだと思われます。

 

大輔さんが単なるイケメンスケーターだったら、ファンはこんなにも長く付いては来ません。次々と始まる予想外のチャレンジに口をあんぐり開けつつも彼が自分の限界を更新し続けるさまを目の当たりにしてきたからこそです。

 

そのすべてが成功を約束された平坦な道ではありませんでした。LOTFにせよ氷艶シリーズにせよ彼に対する責任は重大で、もしも途中で怪我したり、リタイアを余儀なくされたら代役は無いというハードなものばかりでした。私たちはそのたびにまだ見ぬ大輔さんに出会い、驚き、感動してきたんです。

 

 

 同じく応援してきたファンの皆さんならとうにご存知の事をくどくど書きましたが、最近アイスダンスでファンになってくれた方も多いみたいで嬉しい限りです。

実はこの記事ここまでは長い前置きでして、よく言われてる表現力についても少し書きたいことがありましたので今のうちにまとめておきたいと思ってます。

 

続く

 

 

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