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●袴田巖さん、袴田秀子さん ――― 《捜査機関による証拠捏造》とまで言われているのだ、検察側が特別抗告を断念するのも、当然の結果だろう

2023年03月21日 00時00分31秒 | Weblog

(2023年03月20日[月])
再審開始まで、一体、何年かかっているのか…。《「…第三者がみそ漬けにした可能性がある」》《捜査機関による証拠捏造》《証拠を捜査機関側が捏造した可能性が極めて高い》とまで言われているのだ、検察側が特別抗告を断念するのも、当然の結果だろう。

  『●《いまも、死刑囚のまま》な袴田巖さん、再審開始決定…せめて
    《一刻も早く「無罪」とすべく、検察は不服を唱えるべきではない》

 次は、さっさと裁判を開始し、「無罪」を言い渡すべきだ。
 東京新聞の記事【袴田さんの再審開始が確定、無罪の公算強まる 検察側が特別抗告を断念 1966年一家殺害 死刑事件で5例目】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/239157)によると、《1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件を巡り、死刑が確定した袴田巌さん(87)の第2次再審請求の差し戻し審で再審開始を認めた東京高裁決定に対し、東京高検は20日、最高裁への特別抗告を断念したと明らかにした。袴田さんは静岡地裁での再審公判で、無罪を言い渡される公算が大きくなった。特別抗告の要件は憲法違反か判例違反に限られ、これらを満たすのは困難と判断したとみられる。戦後の死刑事件で再審開始の判断が確定したのは5例目。過去4例は再審公判を経て83~89年に無罪となった。高裁は13日の決定で弁護側の主張を全面的に認め、2014年の静岡地裁に続き再審開始を認めた。確定判決が「犯行着衣」と認定した衣類5点の証拠を捜査機関側が捏造した可能性が極めて高いと指摘した》。
 取り合えず、袴田巖さん、姉の袴田秀子さん、本当におめでとうございます。

 しつこく。何度でも、書こうと思う。《元裁判官は、「判決とは国家の意思なんだ…」》、これは今も変わらないのでは。斎藤貴男さん《「梅田事件」…当時、「週刊文春」の記者だった私は、彼を殺人犯に仕立てた連中に、「今のお気持ちは」と尋ねて回る取材を仰せつかったのだが、凄まじい成果を得てしまった。「犯人は梅田だと上が言うから逮捕したまで証拠なんかねえよ」と、元刑事は笑ったし、元裁判官は、「判決とは国家の意思なんだ真犯人なんか誰でもいい裁判所が死刑だと言えば吊るせばいい無期だと言ったらつなげばいいんだ」と、力説してくれたものである》。

【以下は、2023年3月18日(土)の『報道特集』から: 故・熊本典道さん、元裁判官の木谷明弁護士】

















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