2020 J1第29節 川崎vsG大阪 レビュー 祝!優勝!等々力には神様がいる! | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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ブログの読者が川崎フロンターレとJリーグを応援してほしいために

こんばんは。待ったかいがありました。遠く離れた福岡から、DAZN経由で優勝を共有することができました。等々力には、神様がいます。G大阪を圧倒、5-0、アキのハットトリック、学のリーグ今季初ゴール、憲剛のクリアで試合終了。感無量です。


11/25(水)18:30 J1第29節 川崎 5 – 0 G大阪 等々力陸上競技場
得点:22’L・ダミアン(川崎)、45’家長(川崎)、49’家長(川崎)、73’家長(川崎)、90’齋藤(川崎)


 

川崎フロンターレ 4-3-3

―18三笘―――9L・ダミアン――――41家長―
―――――10大島―――25田中―――――
―――――――― 6守田――――――――
―2登里―― 7車屋― 4ジェジエウ―13山根―
―――――――― 1成龍――――――――

82分 41家長OUT → 30旗手IN
82分 9L・ダミアンOUT → 11小林IN
86分 10大島OUT → 14中村ĪN
86分 18三笘OUT → 19齋藤ĪN
90+3分 25田中OUT → 8脇坂ĪN


ガンバ大阪 4-4-2

―――――33宇佐美――18パトリック――――
―10倉田―――――――――――14福田―
―――――21矢島―――29山本―――――
― 4藤春―19ヨングォン―― 3昌子―27高尾―
―――――――― 1東口――――――――

70分 10倉田OUT → 34川﨑IN
70分 29山本OUT → 26奥埜IN
70分 33宇佐美OUT → 39渡邉IN
74分 14福田OUT → 30塚元IN
84分 27高尾OUT → 38唐山IN

 

試合の始まる前は、G大阪は、言うても西の雄。ACLの制覇も3冠の経験もあり、鹿島の次にタイトルを獲っているクラブ。目の前の優勝を簡単には許してはくれないと思っていましたし、実際、宇佐美らG大阪の選手らは、目の前の優勝を阻止する意気込みを試合前から語っていました。

 

今季は首位を独走してきましたが、今月に入り、どうも調子の乗らない川崎。対して、仙台は負けたものの前節、浦和にも逆転勝利し、望みを繋いだ2位G大阪。1位、2位の直接対決であり、勝てば優勝が決まる。舞台は等々力。前節の大分での敗戦は残念でしたが、ここに最高のリベンジの機会が巡ってきて、勝ちさえすれば、他力は関係なく、完全に自力だけでの優勝です。

 

それだけ完璧に整えられた舞台であったからこそ、いつかの銀を収集していた頃の顔を覗かせないかとちょっとヒヤヒヤしながら画面の前に座ってキックオフを待ちました。

 

しかし、すべては杞憂に終わりました。確かにG大阪は、コンパクトな陣形で、川崎のボールを絡めとろうとプレッシャーをかけてきましたが、その暇を与えないショートパスで剥がしながら進撃していくスタイルを貫き、G大阪の牙城を切り崩しにかかります。

 

大きかったのは、先制点。ノボリのアーリークロスとそれに完璧に反応したL・ダミアンが、電光石火で先制点を奪ってくれました。L・ダミアンの飛び出しは、相手CBの裏を取りつつ、オフサイドにならないタイミングで完璧な抜け出しだった。ノボリはそのL・ダミアンの動きを見切って、GK東口の届かないところにスピードあるボールを供給。この先制点で、我慢の時間を長くして後半勝負を狙っていたG大阪の出鼻を挫いてくれた。

 

その後も、集中力が試される前半の終了間際のセットプレーから、L・ダミアンの頭で合わせたボールに空きが飛び出して、2点目。アキは後半開始早々にも3点目。さらに、カウンターからノボリ、L・ダミアン、薫と繋いでアキによる4点目。アキはハットトリックの活躍、というよりそれだけの決定力。最後は、やはりカウンターから悠から怜央に繋ぎ、シュートのこぼれ球を学が押し込んでダメ押し。

 

17年の最終節で優勝が決定した試合も、大宮相手でしたが5-0でした。その時は、悠がハットトリックを達成したが、この試合はアキ。等々力は、優勝を決定してくれる時には、5-0のスコアとハットトリックをセットにしてくれる。最後の最後、G大阪のCKがありましたが、試合終了の笛が吹かれる直前、CKからの流れのボールをクリアしたのは、憲剛でした。

 

この試合は、前節の一発退場で、本来のキャプテン彰悟が不在でした。しかし、その穴を埋めたのは、同郷の紳太郎。本職はCBとしても全く遜色ない活躍。もちろんジェジエウもパトリックを完封してました。ノボリ、視来の両サイドも活発。今季ブレイクした薫もアキへのアシスト含め、再三チャンスを作っていました。僚太の落ち着き、碧の奮闘、ヒデの奪取、この試合においては、前節から硬さもとれた上に、戦う姿勢が全面に出ていました。

 

G大阪の選手らとの球際の戦いで、かなりの確率で勝てていました。そこの紙一重のワンプレイの勝利の積み重ねが試合全体の圧勝の結果へと続いていたように思います。

 

もちろんG大阪に、この試合の結果だけみれば、5-0と圧倒できましたが、川崎は中3日、G大阪は中2日での試合と、日程面の優位がありました。しかも怪我人等で出場できる選手層もG大阪は、井手口や小野瀬といった選手がおらず、どちらかと言えば、川崎が優位な状況だったと思います。実際、G大阪の選手らの足は重そうに見えました。

 

だからこそ、この試合結果がG大阪の実力だとは全く思っていません。先制点の1点目こそ攻略した感じがしますが、2点目はセットプレー、3点目以降はカウンターとG大阪が試合を捨てず、攻める姿勢を持ち続けてくれたからこそカウンターの発動にもつながっています。

 

また、この試合の交代でG大阪の若い選手らが多く起用されました。その昔、若き鬼さん、憲剛が目の前で優勝を見せつけられた05年があったように、試合に起用されたG大阪の若手の悔しさは、いつかのバネになります。もともと強いG大阪ですから、この敗戦を糧に、この悔しさをバネにすぐに反撃があるかもしれません。

 

明日以降もリーグ戦は続きますし、天皇杯もあります。リーグ2位がこのままG大阪なら、天皇杯でも当たる可能性が高いです。その時リベンジされないよう、まだまだ引き締めていかないといけません。

 

とは言え、ここで優勝。もはや何も言うことはありません。等々力には憲剛が言うように神様がいます。信じるか信じないかは自由ですが、少なくとも神がかっている状況だったことは間違いないです。

 

今季は、コロナ禍の中、リーグが開催できるかどうかのところから、鬼さんの「こういう時だからこそ自分たちで日本サッカーを引っ張って優勝しよう」という言葉がありました。僕も覚えています。もちろん、リーグ再開前だし、どのクラブだって優勝をめざそうとは言うのかもしれません。しかし、この言葉を本気で受け取って、信じて、実践してくれた川崎フロンターレの選手らには、本当に感謝しかありません。

 

川崎フロンターレがしっかり結果を出してくれたことで、僕は本当にコロナ禍での憂鬱な生活も乗り越えられたし、勇気ももらいました。今季は、シーズンチケットも無効になって、実際に試合を見に行けたのはわずかになってしまいましたが、コロナ禍が明けたのちには、また等々力に行って、大きな声援を送りたいという思いを強くしています。次に等々力で優勝するときには、しっかり青覇テープも投げ込みたいですしね。

 

今季、こういった形でリーグ優勝できましたが、そもそもこのJリーグの環境を作ってくれたすべての方々に感謝したいと思います。根底では、このコロナ禍でも最前線で治療にあたっている医療従事者の皆さん、生活の基盤を支えて下さったエッセンシャルワーカーとされる皆さん、村井チェアマンはじめとするJリーグの関係者の皆さん、相手クラブの選手、関係者のみなさん、いろいろな方々がJリーグの開催を支えてくれたわけです。

 

今回、川崎が優勝し、ネット上のコメントも見ましたが、他クラブのサポも思っていた以上に好意的に評価してくれ、素直に祝辞を述べてくれていました。ありがたい限りです。自分の応援するクラブでもなく、悔しさもあるだろうに、まずは、川崎フロンターレに祝辞を頂けていることにも感謝しかありません。

 

リーグ戦の残り試合、また来季もについても、それぞれが応援するクラブに切磋琢磨してもらいながら、サポとして、共にJリーグを支えていきたいと思います。引き続き、よろしくお願いします。

 

ちょっと話はズレますが、僕は今、福岡に住んでいます。川崎フロンターレが優勝したこの日、福岡ソフトバンクホークスも日本シリーズで4連勝し、日本一となりました。ホークスはパ・リーグを圧倒的なゲーム差で優勝し、クライマックスシリーズではロッテを難なく退け、さらには、セ・リーグを圧倒的な成績で優勝した読売ジャイアンツを4連勝と圧倒して日本一となりました。これで4年連続。

 

JリーグとNPBを比べるものではありませんが、ホークスが圧倒的な力で優勝したので、日本のスポーツメディアはプロ野球の報道を優先するでしょう。他の日だったともかく、スポーツ紙の一面はホークスに席捲されると思います。福岡の街にいると、ホークスの優勝で盛り上がっているのがヒシヒシと感じます。

 

対抗するものではありませんが、Jリーグも、応援するクラブの別はあっても、もっと国民に浸透させるべく盛り上げていかないといけないなと感じたところです。同じJリーグを応援している仲間であり、サポ同士でいがみ合っている暇はないと感じました。サポ同士、Jリーグを盛り上げていきましょう。それはそれとして、福岡ソフトバンクホークスも優勝おめでとうございました。

 

話が完全に脱線しましたが、いずれにしてもこれで3度目のリーグ優勝。リーグ優勝の回数だけなら、V川崎、G大阪の2回を越え、磐田、広島に並びました。3度を越えて優勝しているのは、横浜FMの4度、そして鹿島8回です。これらのクラブに並び、抜くべく、来季以降も川崎フロンターレを支えていきたいと思います。

 

J1優勝おめでとう。川崎フロンターレ!



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