2022 J1第13節 川崎vs福岡 レビュー 大弥の一穴 | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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こんばんは。昨季、アウェイでしたが、無敗記録を止められた守備の堅い福岡が相手です。前半はなかなか攻めあぐねてシュートまで持って行くことすらままならなかったのですが、後半の早い時間帯に大弥が堅い福岡の守備を突破し、先制に成功することができました。紳太郎先生も立て続けに追加点を奪い、ホーム等々力で連戦の初戦を勝利で飾ることができました。

 

5/14(土)16:00 J1 第19節 川崎 2 - 0 福岡 等々力陸上競技場

得点:55’遠野(川崎)、59’車屋(川崎)

 

川崎フロンターレ 4-3-3

―23マルシーニョ――9L・ダミアン――41家長―
―――――19遠野――14脇坂――――
――――――― 8橘田―――――――
―15佐々木―7車屋―5谷口―13山根―
――――――― 1成龍―――――――
80分 19遠野OUT → 6J・シミッチIN
80分 23マルシーニョOUT → 24宮城ĪN
80分 9L・ダミアンOUT → 20知念IN
86分 41家長OUT → 11小林ĪN
90+3分 14脇坂OUT → 17小塚IN
 

アビスパ福岡 4-4-2

――――――11山岸― 9ファンマ――――――
―19田邉―――――――――14J・クルークス ―
―――――― 6前―――40中村―――――
―13志知―33D・グローリ―3奈良―29前嶋―
――――――――31村上――――――――
46分 9ファンマOUT → 17ルキアンIN
71分 14J・クルークスOUT → 39田中IN
71分 19田邉OUT → 7金森IN
86分 40中村OUT → 25北島IN
86分 11山岸OUT → 2湯澤IN
 

 

スタメンは、前節の清水戦と同じメンバーでした。怪我人を除けば、今の鬼さんの考えるファーストチョイスのメンバーがスタメンになっているのだと思います。

その中に、福岡を古巣とする大弥が入っているのは、福岡のサポにとっても嬉しいのではないでしょうか。

フロサポとしても最終ラインに奈良ちゃんがしっかり入っているのが嬉しくもあり、手強くもあるので気持ちは共有できると思います。

試合ですが、序盤の福岡は2トップが前線から積極的にプレスにきて、やや面喰いましたが、序盤を過ぎると深いところまでは追ってこなくなりました。

が、最終ラインと2列目の4-4の守備ブロックが素晴らしく統率が取れており、川崎は、パス交換で揺さぶりをかけ続けますが、なかなか隙を見つけることができません。

前半は、ボール保持はできてはいても、エリア近辺で決定的なチャンスを作ることもできず、ほとんどシュートも打てずに終わってしまいます。

福岡側から見れば、守備の時間が長くなろうが、しっかり守り切って前半を終えるというところまで、理想的な展開だったのではないでしょうか。

ただ、ファンマを前半で交代させているので、後半に勝負をかけるためのルキアンだったのかもしれませんが、疲労を考慮したのかなとも思います。想定以上に川崎は、福岡を守備で疲労させることができていたのかなと感じました。

前半の戦い方が継続し、90分の終了時間が見えてくれば、その分福岡の集中力もあがり、万一の蜂の一刺しでも受けてしまうと、敗戦です。この時間が続けば続くほど昨季のアウェイ戦がチラついてきます。

そんな心配をチラっとし始めた後半の55分、スローインからでしたが、L・ダミアンが落とし、視来が受けて、DFの間を抜けだした、大弥へパスを送ると、大弥は後ろから来たボールをダイレクトで打ち込み先制に成功します。

後ろに目が付いているわけでもなく、ゴールの方向を意識し、さらにボールの勢いを加速させるよう、ダイレクトで撃つのは、タイミング的に難しいのではないかと思うのですが、大弥はそれを見事にやってのけてくれました。

抜け出すタイミングなど、多分、師匠になっているのであろう、悠の姿が重なりました。

また大弥の抜け出すタイミングを視来もよく見えていたし、絶妙なパスを送ってくれたと思います。そして、そもそもL・ダミアンのポストプレーがあってこその得点だとも思います。

川崎としては、粘り強く保持したボールを動かし続けて、堅い守備を誇った福岡の一瞬の隙を突いた見事なゴールだったと思います。

川崎としては、先制できれば、福岡は点を取りに行く必要が出るので、試合運びとしては、俄然、有利になります。

そして精神面の余裕も出てくれば、相乗効果で、攻撃面でもより積極的になるというものです。その効果があったのは、追加点に繋がった、59分のアキのシュートだと思います。遠目から積極的に打っていきました。

このシュートが相手に当たり、CKを得ると、ACLを経て得点感覚が増した紳太郎先生が、泰斗のボールにドンピシャのタイミングで頭で合わせて、あっという間に追加点を奪います。

67分には、あわや奈良ちゃんの恩返しゴールかと思わる絶体絶命のヘディングシュートがありましたが、ソンリョンが触って、ポストに当て、ゴールを死守。ヒヤリとはさせられましたがしっかり守り切ることがことができました。

その後、シミッチらを投入し、川崎も守備固めを考慮した布陣を敷くと、福岡は攻め手を失い、攻撃してもボールを失い、川崎がボール保持する時間が増えていきます。

川崎としては、3点目が欲しかったところですが、無失点で締めて、連勝。この試合から始まる連戦の初戦を勝利で飾ることができました。


振り返ってみると守備が堅いとされる福岡相手に先制できたのが、この試合のターニングポイントだったかなと思います。蟻の一穴ならぬ、大弥の一穴になったと思います。

この先制点が福岡に育てられた大弥だったのも、福岡のサポとしては、心中複雑だったかもしれません。

今季初ゴールが古巣、福岡だっただったは、大弥にとっても複雑かもしれませんが、守備の堅い福岡戦で得点できたことは、素直に今後の自信にもなるだろうし、他の試合でも大弥が得点を重ねるようになれば、福岡のサポもまた喜んでくれるのではないかと思いたいです。

あと、ACLを経て、紳太郎先生が恐ろしく伸びているという感じがします。CBとして縦に入れるパスも素晴らしければ、特筆して大柄というわけではでないけれど、セットプレーからの得点感覚も出てきました。

ジェジエウが復帰した後、彰悟、ヤマらと、ものすごく質の高い競争ができると思います。その4人の中でも、今の先生は、ファーストチョイスの2人に入っていくのではないかと思います。

何なら、試合展開によっては左SBもできるユーティリティー性も備えており、ちょっと先生の成長曲線の伸びにワクワクしております。

この試合、強いて課題をあげれば、前半の早い時間帯に崩せず得点できなかったことでしょうか。もし得点できていれば、おそらく鬼さんの課題スコアの3点以上もクリアできていたと思います。

ただ、守備の堅い福岡相手に前半試行錯誤したおかげで、後半早い時間帯に得点できたとも考えられるので、ACL後に連勝できたことを素直に喜びたいと思います。

そして、次は、同じACL組の神戸。神戸は、川崎と逆でACLは突破しましたが、リーグ戦で苦戦していました。

しかし、この節で川崎が苦手とする鳥栖相手に4得点の快勝です。しかも次も神戸のホームなので、勢いに乗られるの厄介かなと心配になってしまいます。

それでも、川崎、神戸ともに中3日での連戦ですし、疲労した選手を使うのか、入れ替えるのか、チームの総合力の勝負となります。

個で見た時には神戸は質の高い選手が多いですが、総合力では川崎も決して負けてはいないと思っていますので、連戦、アウェイですが、勝ち点3を持ち帰ってもらいたいと期待しています。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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