緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

秋着物の季節

2021年10月22日 | 着物

つい先日まで日中は30度も気温があったのに、急にここ数日秋らしくなりました。朝などは床暖房をつけるほどの気温の低さです。

袷の着物の出番です。私は夏着物はこの夏デビューの初心者ですが、袷の着物は若い時から持っているものが何枚かあります。さらに最近ネットオークションやネットショップで気に入った着物があれば購入しています。デパートや呉服屋さんで購入するのと違い、ネットでの着物の値段はけた違いにお安いです。私が買えるのは4桁台のものばかり、いろいろ探すと思いがけず好みの着物が手に入ります。白大島や結城紬、塩沢紬など名前は知っていても触ることもできなかった着物が購入できます。仕付け糸が付いたままの品や雑誌の撮影に使われただけの品もあり、洋服とは違い着物はサイズに融通がつくので試着しなくてもマイサイズさえ押さえておけば、ちゃんと着られる着物がネットで買えます。着物って本当にサスティナブル、元は1枚の反物、それを直線裁ちして縫っているだけなので、その布をうまく自分の身体に添わせて纏えばいいだけなのです。叔母の形見分けでもらった着物もそのまま着られます。幸い私が女並みのサイズなので、どの着物もお直しすることなく着られます。

秋の季節に合わせた着物をあれこれ並べて選んでいるのは、本当に楽しい時間です。柄によって春には着れないとか秋には合わないなど制限があるのは面倒ではあるのですが、洋服でも春先に着たい色や秋口に着たい服があるのと同じと思えば、日本の四季をいろいろ味わえる喜びでもあります。

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これは最近入手した銀杏柄の小紋です。小さな柄なので遠目からでは銀杏の葉っぱとわからないでしょうが、色合いはどんぴしゃりで秋の色ですね。手持ちのモミジなどが描かれいる帯を締めてみました。こっくりした秋色でまとまりました。名古屋帯だとばかり思っていたこの帯、締めてみたらなんと袋帯でした。まだ袋帯の二重太鼓結びはよく結べないのですが、YouTube動画で要所を確認しながらなんとか結べました。袋帯ってフォーマルな場所向きだと思っていましたが、いろいろ種類があるようで、京袋帯とか洒落袋帯とかフォーマルとは限らないようです。この帯も自由に使えそうな感じです。

銀杏柄のこの小紋、八掛がちょっとおしゃれです。草緑色(老竹色というみたいです)の八掛に白の鈴が描かれています。歩くたびに裾から可愛い鈴が見えて楽しくなります。まさに袷の楽しみの一つです。

先の見えないコロナ禍のうっとうしい日常が続いていますが、季節の息ぶきを身にまとって閉塞感に負けずに過ごしていきたいと思っています。


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