JAの野菜直売所に、朝取り野菜を買いに行った帰りに、相方が田んぼの畦で咲いている彼岸花を見つけた。
毎日何処かの田んぼや畑を見ながら歩いている当方としては、驚くには当たらない日常の光景。
歩きをサボってばかりいる相方には、久しぶりで珍しかったのだろう。
ちょっと、町外れにある彼岸花ロードに回ってみることにした。
(彼岸花ロード)
まだ少し早いようで、咲いてはいるものの芽立ちの途中のものが多く、やはり彼岸頃が見頃かも。
地震で一時中断した「彼岸花祭り」も地域の人達が立ち上がって再開した。
その再開もつかの間に、コロナがやってきた。
看板だけが残されて、かつての最盛期の様子を窺わせている。
確かにこの看板の写真を見るとその彼岸花の量に圧倒される。
付近の田んぼの畦も花一杯だが、この堤防沿いの道路の両側は延々と彼岸花の群生がつづいていた。
自然災害や疫病厄災は、人間の目論見など眼中に無く立て続けに襲いかかる。
それでも、残って根付いた彼岸花は時期か来れば花を咲かす。
お祭りはないが、多分彼岸の時期にはもっと沢山の花が見られることだろう。
我が家でも菜園兼花壇で、ささやかながらキバナコスモスロードが最盛期を迎えている。
茂りすぎて半分くらいは処分したが、それでも狭い花壇からはみ出しそうに咲いている。
彼岸花が終わっても、まだまだ散ったり咲いたりを繰り返してながら咲き続ける。
花の命は結構長くて逞しい。
さてさて、花もいろいろなら、人生もいろいろ。
オチはやっぱり、頑張りますかになってしまう。
「日常へ着信音が引き戻す」・・・・しろ猫