God Dwells in Small Things

BosicaのスピードスターVol.55 ウインドスクリーン

しばらくお休みしていたボシカのポルシェ356スピードスター。手が止まってしまった理由はフロントのウインドスクリーンですが、「単に気分の問題だけで、技術的に難しいことは何もない!」と自らを鼓舞して製作再開です。ドア下のモールやトノカバーは以前に取り付け済みでしたが、一応ご紹介…。使用したのはセメダインの『ハイグレード模型用』で、ナンバープレートなどの小物パーツも順番に接着していきます。
トノカバーの縁に差す固定フックはキット付属のピンの頭を短く削り、存在感を抑えたものを準備しました。バキュームで自作したカバーとボディ側の差し込み穴は噛み合いが不正確なので、1本ずつ確実に接着していきます。
エッチングのエンブレムなど水平の位置決めが難しいパーツは、画像のように細く切ったマスキングテープで基線を引き、水で薄めたハイグレード模型用を筆塗りすると楽に決まるのでお試しください。
さて、懸案だったウインドスクリーンですが、手始めにフレーム(窓枠)とボディを繋ぐ補強用のプレートから作ってみましょう。
マスキングテープの型紙を参考に、厚さ0.1mmの洋白板を治具に沿わせて折り曲げ、瞬間接着剤で仮止めしてからダイヤモンドディスクで徐々に形状を煮詰めていきます。
だいたいの形状が出たところで治具から外し、フレームとボディに仮組みして隙間を確認、あちこち削ってピッタリ合うように調整しました。
実車のウインドスクリーンはかなり斜めに寝ていますが、模型でそれをやると透明フィルムを貼るのが難しくなるので、程々にしておきましょう。
反対側の補強プレートも調整できたら、左右でちぐはぐに見えないように高さを揃えます。表面の小傷をサンドペーパーで落とした後、ゴム砥石で磨いてピカピカに仕上げておきました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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