後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「楽しいクリスマス、サンタクロースが贈り物を持ってやって来る」

2022年12月06日 | 日記・エッセイ・コラム
12月に入ると間もなくクリスマスが巡って来ます。サンタクロースも贈り物を持ってやって来ます。楽しいクリスマスが終わると除夜の鐘を聞いてお正月です。家族揃って楽しく過ごす季節です。12月は心がうきうきする季節です。
そんな訳で今日はクリスマスのことを書いて、北海道の広尾町のサンタランをご紹介します。そしてサンタクロースのモデルになった実在の人もご紹介したいと思います。
(1)欧米でのクリスマスの風景
欧米ではクリスマスは、日本のお正月のようなものです。実家に家族が集まって、プレゼントの交換をし、美味しいものを食べて楽しく過ごします。キリスト教信者は教会のミサへ家族揃って行きます。街の店々は一斉に休みますので、家族のいない人や旅行者はとても淋しい思いをします。
クリスマスの時期には街角にクリスマス市がたって大変賑やかになります。その店々は夜も賑わい、子供達の可愛い声がしています。
ですからクリスマスという言葉を聞くと欧米人は家族との楽しい日々を思い出して幸せな気分になります。
その様子を示す写真をお送りします。

1番目の写真はドイツのフランクフルトの『クリスマスマルクト(Weihnachtsmarkt)』です。写真の出典は、http://urarande.blog.fc2.com/blog-entry-62.html です。

2番目の写真は同じくフランクフルトの夜のレーマー広場です。カップルと家族連れで賑わっています。
このクリスマスマーケット(バイナハトマルクト)は「クリスマスを迎えるための市場」です。だから、クリスマス関連の物、例えばツリーの飾り、 部屋の飾り、リース、キャンドル、子供達のオモチャなどが沢山並んでいます。そしてソーセージを挟んだ丸いパンやワインも売っています。子供の乗り物のメーリーゴランドも音楽を奏でながら回っています。子供にとっては楽しい、楽しい思い出の出来る場所なのです。

3番目の写真は小金井教会の祭壇に飾ったイエス様の誕生の様子を示す模型です。この模型と共に4本のローソクを立てます。そして待降節の4回の主日に一本ずつ火を点けて行きます。
欧米では家族全員でクリスマス・イヴの夕食をとってから揃って夜のミサへ行くのが普通です。カトリック教会では24日は夜に2回のミサがあります。25日は早朝のミサと日中のミサがあります。

(2)北海道の広尾町のサンタランドの紹介
サンタクロースはトナカイの橇に乗って来るので常日頃はフィンランドやノルウエイやスウェーデンの深い深い森に住んでいると信じられています。
このように北欧の森に住むサンタクロースが住む土地を北海道に作った町があるのです。帯広の南の太平洋岸にある広尾町です。
サンタクロースの住む土地なので広尾町は「サンタランド」という名前もつけました。
そうしてその土地に本当にサンタクロースが住んでいることをノルウェーの首都オスロ市に正式に認定して貰ったのです。
オスロ市はノルウェー・サンタランドとして世界中の子供たちから届くサンタクロースあての手紙に対し、返事のクリスマスカードを送っているのです。
広尾町はサンタの故郷と称するノルウェーが初めて認めた国外の、そして日本で唯一のサンタの住む土地になったのです。それは1985年のことでした。
それ以来「広尾サンタランド」は平和のシンボルであるクリスマスツリーを全国各地に贈り、平和の灯をともすリレー点灯式をはじめ「サンタメール事業」も行ってきました。そして現在も広尾サンタランドから子供達へクリスマスカードを送っているのです。
全国からの申し込みに応じてクリスマスカードを届けて来たのですが、その総数は30年間で208万通にもなっているそうです。詳しくは、https://www.santaland.or.jp/information/ をご覧下さい。
それでは写真に広尾町のサンタランドのイルミネーションを示します。

4番目の写真は広尾町のサンタランドのトナカイの橇です。

5番目の写真は広尾町のサンタランドの入り口です。

(3)サンタクロースのモデルになった実在の人の紹介

サンタクロースはキリスト教から生まれた楽しい伝承です。そこでサンタクロースとキリスト教の関係を簡略に説明します。
サンタクロースは4世紀頃の東ローマ帝国の小アジアのミラの司教の聖ニコラウスが起源になっているのです。「ニコラウス」の名はロシア語ではニコライです
皆様は東京にあるニコライ堂をご存知だと思いますが、その名は小アジアの司教の聖ニコラウスから来ているのです。
聖ニコラウス神父は、ある時貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなった家族の存在を知ります。
そこでニコラウス神父は真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れたのです。このとき暖炉には靴下が下げられていており、金貨はその靴下の中に入ったというのです。
この話が由来となり、「夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」というサンタクロースの伝承が生まれたのです。
そして煙突から入ることになったのは1822年にアメリカの学者クレメント・クラーク・ムーアがフィンランドの言い伝えを伝承した「聖ニクラウスの訪(おとな)い」という次の詩を書いたためです。
    キラ星のなか、
    屋根から聞こえるのは
    小さいトナカイの蹄の立てる爪音
    煙突の下を振り向いて見ると
    聖なるニコラウス煙突からどすん。
    (意味の分かるように一部補足しました)

以上がサンタクロースの伝承が生れた経緯です。

今日はクリスマスにちんんで、欧米でのクリスマスの風景、北海道のサンタランド、サンタクロースのモデルになった実在の人などをご紹介致しました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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