毎年、紅葉の風景写真を撮りに行く所は同じ数か所の場所です。
清瀬市の金山緑地もその一つです。最近の写真と以前の写真と比較してみるとまったく同じようです。ですから 「年年歳歳紅葉相似たり、歳歳年年人同じからず」なのです。しかし私共は確実に老いていきます。
その同じような家内が撮った写真を示します。始めの3枚は最近のもので、あとの2枚は2017年の11月下旬に撮った写真です。
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」という漢詩は唐時代の劉 希夷(りゅう きい)の漢詩です。彼は唐の詩人で字は庭芝、廷芝と言いました。
彼は男前で物事にこだわらない性格でしたが素行が悪かったようです。酒と音楽を好み琵琶の名手で各地を放浪した詩人でした。
“年年歳歳花相似 歳歳年年人不同”で有名な「代悲白頭翁」が代表作です。詩集4巻を残しました。
そんな劉 希夷(りゅう きい)を想いながら金山緑地の紅葉の写真をお送りいたします。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)