iPhone7 バッテリー交換でりんごループからの復活!!ついでにホームボタンも交換! | とれすけのブログ

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i 今年初めての投稿になります。

とうとう戦争が始まってしまいましたね。毎日CNNとBBCを見ています。ロシアはいったい何を考えているんでしょうか。ウクライナが相手ということで、このネットの時代、今までのようなゴリ押しが通ると考えているなら、プーチンも耄碌したということでしょうか。

 

 

  りんごループ

 さて、iPhone7なんですが、本格的に楽天モバイルに乗り換えるにあたってiPhoneXsにスイッチして、予備機として主に動画撮影用に使用していたものなんですが、いつしか充電器につなぐとりんごマークが出て数秒で再起動がかかるという症状に陥ってしまっていました。いわゆるりんごループというヤツですね。

 

 ネットで調べて再起動、リセットなど色々やってみましたが、どうにもならず。MacにつないでもIPhoneを認識する前に再起動がかかるので、復元も不可能。ということで諦めてしばらく放置していたのでした。

 

 で、ここへきて改めて復活させられないか、再度チャレンジしてみることにしたのでした。まずはYoutubeで情報探し。ここでまずReibootというソフトを見つけます。Macにインストールして起動、IPhoneをつないで画面の指示に従います。その中で、iPhoneをDFUモードで起動するというところがあり、なんとこのDFUモードでの起動が出来ました。これはまずボリュームダウンボタンとスリープボタンを同時に押して5秒、ボリュームダウンボタンを放してスリープボタンだけ押した状態にして10秒、そしてスリープボタンを放すと、iPhoneの画面にPCと繋げるように促す絵が出ます。

 

 ここまで出来たのがまずとっかかりになりました。この状態になると、Reibootを離れて、MacOSの方で復元を促すメッセージが出てきます。指示にしたがってアップデートと復元を進めます。

iOSのダウンロードが始まり、それが終わるとiPhoneへのインストールが始まるのですが、少し進んだところでiPhoneが再起動するとまた元のDFUモードへ戻ってしまい復元はできませんという現象にいきあたり、一旦頓挫します。

 

 Reibootでその先へ進もうとすると有料版にアップグレードしないとできないので、5,000円ほど払うかどうか迷ったのですが、その前にApple純正のiPhoneの管理アプリApple Configurator 2を試してみることに。これで復元を実行すると、やはりエラーで復元できないのですが、プロセスが分かるので、どこで異常が発生しているかが分かりました。

 

 何度かやってみて、どうもバッテリーがまったく充電できていないような印象をうけ、そのせいで元に戻ってしまうように感じました。そこで、思い切ってバッテリー交換をしてみることにしました。Amazonで互換バッテリーを探して、まずは安価でも大丈夫そうなこれをチョイス。

 

 

  バッテリー交換

 注文翌日届いて、早速Youtubeの分解動画を見ながらiPhone7の分解を始めたのですが、なんとY字ドライバーが必要になり、これは今までiPhone4Sなどの分解に使っていたドライバーセットの中にはなく、仕方なく改めてドライバーセットをAmazonで購入。で、ついでにホームボタンも交換してみようと思い立ちました。実は私のiPhone7のホームボタンは壊れていて、普段はアシスタントタッチを利用していたのでした。それまでにもホームボタンの修理は考えたこともあるのですが、iPhone7のホームボタンは単純に交換すれば治るというものではなく、高い金を出して交換してもそれに見合う効果は見込めないという思いで、そのままにしていたものでした。これもYoutubeで情報を探してみて、最新の交換用ホームボタンなら、指紋認証は使えないものの普通のホームボタンとしては使えるということが分かりました。

 

 再びAmazonで交換用ホームボタンを探します。本体が治るかどうかまだ分からない段階なので、なるべく安くあげようと探して、これをチョイス。

 

 Youtubeの分解動画の中で画面パネルを閉める際に防水シールを貼るシーンがあり、これも必要とAmazonで発注しました。これはもっと安価なのがあったのですが、早く作業にかかりたかったので納期優先で選びました。

 

 さて、1日待ってドライバーとホームボタン、防水シールが到着、作業再開です。ドライバーはドライバーだけだと思っていたのが、画面パネルを開けるヘラや吸盤、ピンセットなども入っており、これははじめから揃えておけば良かったと思いました。なにしろ、画面パネルを開けるのにかなり苦労しましたから。

 

 

  画面パネル開けのコツ

 ここでちょっと画面パネル開けのコツを。

iPhone7は防水シールが貼られているので、画面パネルを開けるにあたってはそれを剥がしてゆくことになるので、なかなか簡単には開かないんですね。画面パネルに吸盤をはって引っ張ってもそう簡単には隙間が開きません。ただ、ここで一気呵成に開けようとしたり、ドライバーなどでこじ開けようとすればまずガラス面を割ってしまいます。やり方としては、吸盤で何度も引っ張って、徐々に粘着を剥がしていくという感じのやり方ですね。はじめはまったく動かなかった画面パネルが、だんだん歪んだように引っ張られていくようになり、いつしかわずかな隙間ができるようになります。そうなったらすかさずヘラ等を突っ込んで、それを左右に動かして粘着を剥がしていきます。最後は上部の爪をずらしてはずせば画面パネルがはずせます。とにかくはじめの隙間を開けるのが一苦労なんですが、少しずつ何度も引っ張り続けるのがコツですかね。測ってみたら、私の場合は約30分かかってました。

 

 届いたホームボタンの中には防水シールが1枚入っていました。まあ、今後も開ける機会があれば無駄にはなりませんかね。ドライバーははじめプラスドライバーなので間違えて届いたのかなと思ったのですが、なんのことはない本体の中に交換用のビットが入っていました。早速Y字ドライバーに替えてネジを外していきます。外すべきネジを全部外したら、バッテリーを固定しているシールを剥がします。これはYoutubeの分解動画を見てやればまず失敗しないでしょう。新しいバッテリーに固定用のシールを貼って本体に設置。コネクターを繋いでネジをはめていきます。

  ホームボタン交換 

 次にホームボタンの交換です。これもYoutubeの動画を参考にして、ネジを外し、コネクタを外して、ボタンのパーツを外すのですが、これがしっかりくっついていて、なかば引き剥がす感じで外しました。交換用のボタンを配置して、コネクタを接続しネジを止めていきます。

 

 次は画面パネルのコネクタをはめて、ネジを止めて、元どおりにしていきます。今回はまだ本体が復活するかどうか分からないので防水シールなしで元どおりにしました。

  復元

 さあ電源アダプターをつなげます。早速PCにつなげというメッセージ。

で、Macに繋ぎます。以前と同様アップデートと復元に入ります。準備していますというメッセージのなか、iPhone7の方はりんごマーク、そして今度は進行中のプログレスバーが。うまくいきそうです。しばらく待って復元が完了。この状態では工場出荷時の初期状態に戻っています。一旦起動して操作してみると、所有者によるロックがかかっているという状態。もちろんパスワードも分かっているので、入力して先へ進めます。wifiの設定まで済ませて、次にMacに取ってあったバックアップからの復元を実行します。これで、ほぼ元の状態に戻りました。バックアップがちょっと古かったので、数ヶ月分は遡ってしまいましたが、また使えるようになっただけでも大した前進です。

 

 ホームボタンの方は、ちょっと挙動のスムーズさに違和感はあるものの、無事にホームボタンとしては機能しています。Siriをホームボタンで呼び出す設定をしているとちょっと煩わしくなるので、これを設定でやめて、設定 - 一般 - ホームボタンでボタンの触覚を1に設定してだいぶ使いやすくなりました。ダブルクリックもアクセシビリティーで間隔を遅めに設定すれば割とスムーズにできます。晴れてアシスタントタッチとはおさらばです。これはやって正解でした。かかった金額から考えてもお得といえると思います。Amazonでは結構散々なレビューが付いてたりして、最後は掛けみたいなもんですが、今回は成功でした。

 

 ドライバーセットも含めて4千円弱で元どおり以上に復活できました。りんごループで困っている方の参考になれば幸いです。

りんごループも原因はいくつもあるようで、リセットで直るものから重篤になるとディスクの空きがなかったりとか、それぞれ復活の方法も異なるようです。私の場合はどうもバッテリーの突然死みたいな感じですね。あるいはバッテリーシステムの不具合。DFUモードに入れたことであたりがつきました。バッテリー交換は決して易しい作業ではありませんが、チャレンジしてみる価値はあると思います。以前は私も防水シールがされているiPhoneは分解がかなり難しいという認識でいましたが、分解動画を見て、出来そうだなと思うようになりました。実際、コツのところでも書いた通りなかなか大変でしたが、じっくりやればできると思います。但し、分解した時点で保証も何もなくなりますし、失敗して完全ジャンクになる可能性や、リチウム電池は扱いを間違えると最悪火を吹くこともあるということで諸々ご理解の上自己責任でお願いします。

 

 エフェクターの方は、年明け以降YAMAHAのPSEシリーズのコーラス、CH-01の作成に成功しました。ただ、BBDのMN3009が入手不能なので、MN3007で作成してみました。この他、位相反転ブースター、オーディオ用プリアンプ、それと新しいノイズ対策用の回路の研究と車載のオーディオ用のノイズ対策などですね。冬場は塗装する気になれないので、普通のエフェクターはちょっと手が出ていません。というより、作りたいと思うようなものをほぼ作り尽くしてしまったので、次がない感じですね。

 

戦争が早く終わりますように。

 

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