今回は車の話です。
愛車は3代目インプレッサ、1.5LのGH3で、既に15万キロを超えた4WD車ですが、走りはしっかりしていて、まだまだ乗り続けたいと思っています。
チャージランプの点灯
昨年12月に車検を通した時に、バッテリーがそろそろとは言われていたのですが、容量も純正よりは大きいのを積んでるし、何かあったら換えればいいかなと思っていました。
それが、春先の話なのですが、走行中にチャージランプがいきなり点灯。とっさに状況がわからず、不安なまま走行を続けると、ランプは消灯。そのまま用事を終え、帰宅まで再びランプが点灯することはありませんでした。
バッテリーがいよいよかなと思ったりしていたのですが、そうしているうちに時々チャージランプが点灯する状況になってきました。大体自宅から出発して1〜2kmくらい走ったところで点灯しはじめ、10分ほどで消灯するというような感じでした。
バッテリーチェッカーも買ってみたのですが、こんな感じでした。
さすがに見てもらった方がいいなと思い、車検を受けたところに持ち込んだのですが、その際のチェックでは状況が再現せず、様子をみることになりました。
ところが、そこから数日後、いよいよチャージランプの点灯状況が悪化。そしてついに帰宅途中でチャージランプが消えなくなり、さらにエンジン警告灯も点灯。冷や汗をかきつつ運転しましたが、自宅まであと2kmほどのところで、さすがにヤバイと思いコンビニに駐車。
少し休ませれば、改善するのではないかとの淡い期待もあり、10分ほど買い物&休憩。なんとか自宅まではたどり着きたいとの思いで、エンジンのスターターボタンを押すと、全ランプ点灯の上、ガタガタガタと嫌な振動まで発生する始末。汗がどっと吹き出し、しばらくは放心状態。どうしていいか分からずといった心境でした。
そのまま20分くらい経過したでしょうか、途方に暮れつつもJAFに頼むかとか、色々考えたのですが、状況からするとバッテリー上がりだと思われたので、なんとか始動できないかと、最後のつもりでもう一度スターターボタンを強く押し込み続けると、セルモーターが苦しそうにゆっくり回り、奇跡的に始動することに成功。
チャージランプ、エンジンランプは点灯したままですが、なんとか2km、田舎道なのでゆっくり走って、ようやく自宅へたどり着くことができました。
後で考えたら、自動車保険のレッカーサービスが使えたなと思いましたが、その後どうするかというのもまとまってなかったですね。
さて、戻ったはいいですが、ここからどうするか、です。
私はこの時バッテリーのことしか頭になくて、交換すれば治るだろうと思っていました。なので、ネット通販でバッテリーを購入して、自分で交換することにしました。
バッテリー交換
バッテリーを購入したら、古いバッテリーは返送すれば引き取ってもらえるということで、このバッテリーをチョイス。元々の純正は60Dで、今載せているのが80D。なのでさらに容量の大きい90Dのものを購入しました。
交換にあたっては、Youtubeなどを参考にしましたが、その中で、インプレッサのこのモデルは完全にバッテリーをはずすと、純正ナビが不具合を出すという情報を見つけ、念のためバックアップ電源を購入して作業にあたりました。
さて、無事バッテリー交換も終わって、車を乗り出してみると、ややっ、またまたチャージランプが点灯するではないですか。そこでようやく発電機、オルタネーターに行き着きました。
しばらく悩んだのですが、このままだいずれまたバッテリーがあがってしまい、走行は不可能になります。なんとか交換をする方法を、ということでネットで情報を探り、リビルト品を購入して自分で交換する、ということに決めました。
オルタネーター交換
インプレッサのオルタネーターは幸いなことにボンネット内、エンジンの上部に取り付けられていて、比較的に交換は容易に見えました。また、Youtubeなどの動画でも実例があるので、今回はチャレンジとしてやってみることにしました。
問題となりそうなのは、バッテリー交換時にもあった純正ナビのことと、ベルトのテンションの測り方です。
オルタネーター交換時にはバッテリーのプラグをはずすのが当然なのですが、今回上記問題回避のため、バックアップ電源をつないで作業することにしました。
ベルトのテンションについては、一応おもりをベルトに乗せて、そのたわみ具合で見るのと、あとは指で押した感覚ですね。
工具は、手持ちのレンチではまかなえず、新たにソケットレンチを購入しました。
同型番のリビルト品を発注しましたが、当たり外れもあるようなので、少し心配でした。宅配便で届きましたが、大きさの割に重たいので驚きました。中身はコイルのかたまりみたいなものなので当然かとは思いますが、ちょっとびっくりしましたね。
オルタネーター交換、なんてことをやることになるとは考えたこともなかったので、作業に取り掛かるまでにかなりの葛藤がありました。ですが、このままでは車が動かせないので、意を決して作業にかかりました。
まずは取り外し。バッテリーの処置をしたら、ベルトのカバーを取り外し、次にオルタネーターに繋がっているカプラーを外します。そこら辺に接触しないように養生して固定したら、オルタネーターを固定しているボルトを2箇所緩めます。そして、ベルトのテンションを緩めるボルトを回して、ベルトをはずします。
その後、固定しているボルトを抜き取り、オルタネーターを外してゆきます。
リビルト品と並べてみて、同じものだと確認したら、取り付けて行きます。逆の手順を辿っていくのですが、やはりベルトのテンションが今ひとつはっきりしません。一応暫定でややキツめに固定し、ベルトカバーは外したままで、カプラーを接続し、バッテリーを元通りにします。
いよいよ始動テストです。スターターボタンを押すと、ん、ちょっと苦しげな感じ。始動はしたものの、エンジン回転数が落ちるとエンストしそうな感じです。特に、一度ふかしてアクセルペダルを離すと、止まりそうなくらいになります。どうもベルトがキツすぎのようです。
ベルトを緩めると、症状は緩和しました。とはいえ、緩めすぎても良い訳はないので、何度も試して、ぎりぎりのキツさに調整しました。
無事これで作業は完結しました。しばらくはまたチャージランプが点くのではないかとびくびくしながら運転していましたが、1月ほどで通常に戻りました。
しかし、春先でよかったです。それでも作業中はけっこう汗をかいていましたから、夏場だったらどうなっていたことか。
後から思ったら、ついでにベルトも交換しておけば良かったとかありますが、まずはバッテリー交換、オルタネーター交換はDIYで出来たということで、古い車との付き合いもさらに深まっていきそうです。はずしたオルタネーターはおそらくブラシの摩耗だと思われるので、いずれDIYで直したいと思っています。但し、工具が新たに必要になりそうですが。
エンジン警告灯ですが、これは以前から持っていた故障診断機を繋いだ時点で消えました。
こういう安価なモデルですが、一つ持っておくとこういう古い車では重宝します。古いiPhone4SにCarScannerというアプリを入れ、Wifi接続して使っています。
こうなったら車周りもなるべく自分でやろうということで、次はヘッドライト磨き、タイヤ交換などにチャレンジすることにしました。これはこれでちょっと苦労するのですが。詳細はまた。