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爺ちゃんの「ずくだせ散歩」!

爺さん婆さん京都を歩く!(5月10日、前編)

 今日は昨夜からの小雨が降り続いている長野です。午後から空は明るくなってきましたが、傘の手放せない1日になりそうです。
 京都旅行の写真整理も残り3日分、「頑張るぞ~!」と気合だけは十分です。

 5月10日、京都旅行の4日目です。
 今日は泉涌寺方面を散歩。今回の旅行では、コロナ感染のリスクを避けるため、「出来るだけ歩き、電車・バスに乗る時は、乗客の少ない路線を短時間だけ」と言うことにしています。ですから訪れる場所は、結果的にホテルのある五条坂を中心とした東山地区に限定されました。
 
 ホテルを出て、五条通を京阪電鉄五条駅に向かいます。
 途中に、若宮八幡宮があります。陶祖神として古くから信仰を集める「神椎根津彦命(しいねつひこのみこと)」が祀られていることから「陶器神社」とも 。8月の「陶器市」は日本最大の陶器市で、京の夏の風物詩のひとつになっています。
  
 本殿の脇には「足利尊氏が病気にかかった際、病気平癒を祈願したところ完治した」という「蓬莱石」が。また 「美人祈願」で有名な神社で、「縁結びのハート石」があるなど、密かに女性に人気の穴場スポットのようです。「蓬莱石」以外は、我が家の婆さんには「手遅れ」な場所だと思いますが。
  
 京阪電鉄の「東福寺駅」下車。東福寺は今回はパスして、九条通りの「泉涌寺道」に向かいます。東福寺も気持ちが動きましたが!
  だらだら坂の「泉涌寺道」を上がって行くと泉涌寺の総門が見えて来ます。その手前にある「即成院」に立ち寄りました。
  
 ここは地蔵菩薩を先頭に二十五菩薩が練り歩く「二十五菩薩御練供養」で有名。今日は法事のため本堂の拝観は出来ませんでした。
  
 源平合戦の「屋島の戦い」で、弓の名手として名を馳せた「那須与一」のお墓があります。「与一の手洗い所」という看板がある手水舎 も。
  
 那須与一のお墓の横を歩いて行くと「戒光寺」の境内に入ります。戒光寺は「丈六さん」と呼ばれる身の丈は約5.4メートル の釈迦如来像で知られています。水尾天皇が即位争いに巻き込まれ暗殺されそうになった時、この釈迦如来が身代わりになったとも伝えられています。首に血の跡が残っている(?)お釈迦様を本堂でお参りをしてきました。  
  
 境内には、泉山七福神巡りの弁才天も祀られています。 
  
 泉涌寺道を進んで行くと左手に「新善光寺」への参道があります。善光寺繋がりで行って来ました。
  
 長野の善光寺の本尊と同じ阿弥陀如来立像が本尊です。
   
 小さな境内ですが、四季を感じられる庭園があり花のお寺とも言われています。愛染堂にまつられている愛染明王は、泉山七福神巡りの番外札所です。
  
 泉涌寺道にもどり進んで行くと、三叉路(?)が見えて来ます。真っすぐ行くと月輪陵(天皇陵)の参道、右へ道なりに進むと泉涌寺です。私達は左の道を下がり「今熊野観音寺」に向かいました。
  
 赤い鳥居橋を渡ると今熊野観音寺の参道。青モミジのトンネルです。
       
 緑色の世界を楽しみながら進むと現れるのが「子護弘法大師」象。その先の石段を上がると本堂に出ます。
  
 嵯峨天皇の勅願を受け弘法大使空海によって開創 、西国三十三ヶ所観音霊場の第十五番札所で、ぼけ封じ・頭痛封じのご利益があるとして信仰を集めています。私達には最適なお寺でした。
  
        
 大師堂の前には「ぼけ封じ観音 」が立っています。私達も力を込めてしっかりとお参りしてきました。
  
 
 観音寺から戻り泉涌寺道に出る手前、鳥居橋を渡って直ぐ左の小道を入り「来迎院」に寄りました。弘法大師が、三宝荒神様をこの地にお祀りしたのが始まりとされています。
  
         
 境内には、弘法大師が独鈷という仏具で掘り当てたという井戸があります。
  
 石段を上がると三宝荒神様を安置する荒神堂等が。
  
        
 本堂は山門の脇にありました。ここには忠臣蔵の大石内蔵助がこの地に建立した茶室「含翠軒」があるとのことでした。  
  
 このお寺も青モミジが奇麗ですので、秋の紅葉にも訪れたい場所だと思います。
 
 今回京都に来て東山の景色を見て、「黄色く見える木は何だろう」と疑問に思ったのですが、来迎院に来てその疑問が解けました。これがその正体。
  
 調べたら、「椎の木」の花でした。これも来迎院に来たご利益です。
 
 三門を出て道の反対側にある「善能寺」に寄りました。
  
 洛陽三十三ヶ所観音の第18番札所。空海の開基でここに移ったのは明治時代とのことです。本堂は航空機の事故により犠牲となった遺族により寄進された「祥空殿」。
  
 簡素な境内ですが、ビックリするのが「重森三玲」により作庭にされ“仙遊苑” と命名された庭園や、門を入ってすぐ右手に「日本最初の稲荷大明神」といわれるお稲荷さんがあること。お稲荷さんの名前は 「日本最初稲荷神石社 」。
  
 こうした情報は、長野に戻ってから調べて分かったわけで「日本最初のお稲荷さんにお参りしたかった」と後悔。

 今日もここまでいろいろな寺社を訪れたのですが、歩いて回ることで新しく発見出来ることがあり、それが京都散歩の楽しみと言えます。

この後、泉涌寺へ向かいましたがその様子は後半で。
 
「ずくだせアルバム:新緑の「今熊野観音寺」」!


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