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森は海の恋人

2016-03-12 00:24:29 | Lino的つぶやき
前回のBlogでは、トップブランドは営利主義だ、みたいな事を書きましたが
それは、数年前の話であって、
最近思うのは、世の中の流れが変わってきたというか、世の中の意識が変わってきたなと感じます。

アメリカでは、リーマンショック以降、
日本では3.11 「東日本大震災」以降、

自然に対する意識だったり、環境問題に対する意識だったりがとても重要視されてきて
そういった取り組み(=ソーシャルグッド)を積極的に活動しているブランドや企業が多くなってきたなと思います。

その中の一つで、素晴らしいなと思う、物語を紹介したいと思います。

ルイ・ヴィトンと「森は海の恋人」

「森は海の恋人」とは、宮城県気仙沼市の牡蠣養殖産業の保護のための運動を行っているNPO法人で
震災発生からまだ日も浅い三月のある日、ルイ・ヴィトン社から支援の申し出が届いたそうです。

なぜ、あのルイ・ヴィトンが、牡蠣養殖の支援をするのでしょうか?

牡蠣養殖の要となる海は、豊かな森があってこそ資源豊かな状態が保たれます。
「森は海の恋人」運動とは気仙沼湾に注ぐ河川上流にある山への植樹を行うことで、
恋人のような関係にある森と海をつなぐ活動だそうです。

一方、ルイ・ヴィトンは、もともと荷造り用木箱製造職人として活動しており、
その技術の優秀さから職人として一流の評価を受け、その技術を生かしてトランク専門のブランドを作りあげました。
ルイ・ヴィトンのブランドのルーツには木材と、それを支える森林を大切にする思いがありました。

「気仙沼の牡蠣もルイ・ヴィトンのトランクも、ものづくりのルールは豊かな森にある。」
ルイ・ヴィトンの「森は海の恋人」運動の支援には、このような物語が背景にありました。

また、それだけではなく、
50年前フランスのブルターニュ地方の牡蠣が病気による破壊的被害にあった際、
宮城県の種牡蠣が送られ、現地の牡蠣産業を救ったという経緯もありました。
「フランスから日本への恩返し」という物語もあったのです。

すばらしいな、と思いました。詳しくはこちら→「ルイ・ヴィトンが見据える地球の未来・みんなの未来」



このような、ソーシャルグッドな活動は
素晴らしいことであるし、
企業やブランドはそうであって欲しいと願います。

そして、そんなブランドを目指したい。と、思う今日この頃でした!

改めて、この災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。



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