ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“がん告知” って、こんなアッサリしたもの?

2021-10-05 06:34:53 | 食道がん

 一つのことだけにかまけて満足していると、とんだ落とし穴に嵌まる。このことを実感させられました。

「前回(の検査)は7年前ですね?」電子カルテを確認していた担当医から、胃カメラを挿入する直前にこう言われました。

 このところ、内視鏡検査と言ったら大腸内視鏡検査ばかり。検査を受ける度、大腸にポリープが見つかってほぼ毎年受けてきました。

 が、断酒を始めて以来、胃の方は極めて快調だったので、7年間も胃内視鏡検査をサボっていたのです。そう気づいて、久々に受けた胃内視鏡検査でした。

 内視鏡検査中、「ヨード染色!」と指示を出していた声が聞こえました。“食道がん” を識別するのに用いられる染色です。

 通常なら10分ほどで終わるはずの検査ですが、生検用検体の組織採取があったらしく、倍ぐらいの時間がかかりました。

 担当医が胃カメラを抜いて直ぐに、こう聞いてきました。
「今回の結果、いつ聞くことになっています?」

 予定では、明後日に大腸内視鏡検査も受けることになっており、その直後に今回の結果と一緒に聞くつもりと答えました。

「それ、1週間先に延ばしてくれません? 内科の受付に言えば
 変更してくれますよ。」

 一旦、こうは言ったものの、担当医は直ぐにこれ取り消すように続けました。
「いや、先に延ばさなくてもいいです。予定通りに説明を受けて
 下さい。」

 これを聞いて今度は、私の方がすかさず尋ねてみました。

「ヨード染色ということは “食道がん” ですか?
 組織検査の結果が出るには1週間以上かかるのでは?」務めて冷静に聞いたつもりでした。

「いや、生検しても結果は変わりませんから、・・・
 少なくとも内視鏡で簡単に取れるような状態ではないということ
 です。」

 これが “がん告知”? 言いよどむでもなく、思いも掛けない実にアッサリした言い方でした。

 “がん告知” は、生死にかかわる深刻な問題なので、改まった場所でもっと厳かに告げられるとばかり思っていました。ですから、調子が狂って気が抜けて思わずよろけそうになりました。

「アル中がなりやすいのは食道がん。ヨード染色で簡単に見つかります。
 マメに内視鏡検査を受けて用心するように!」

 以前、アルコール専門クリニックで散々言われていた言葉です。忘れていたわけではないのですが、ポリープ頻発の大腸にかまけていたらこの有様。何とも迂闊でした。

 私の “食道がん”。どの程度まで進行しているのかまだ正確にはわかりません。が、少なくとも初期がんではないようです。

 とは、頭では理解できても、まだまだ気持ちの整理がつかない私です。この続きは、もう少し情報を集めた上、持ちの整理をつけてボチボチと。

 その後、詳細な内視鏡検査結果を聞き、外科医のコンサルを受け、腹を括って手術を受けることに決めました。週が明けた今は、術前の検査が連日続いています。
 しばらく投稿を休みます。返信も叶わないと思うので、コメント欄も閉めます。悪しからず。

 

 

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