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CO2削減が原発を増設し、核拡散を招くとなると

国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28、2023年11月30~12月13日)に合わせ、米国政府が2050年に世界の原子力発電所の設備容量を2020年と比べて3倍に増やすとの宣言を発表。20カ国以上が賛同し、フランス、英国、韓国、日本が名を連ねた。建設費用は1基当たり1兆円 をおよそ600基以上新設することになる。 (日経)

目玉が飛び出るようなニュースである。如何に資本主義社会とは言え、金儲けのために人の安全を蔑ろにするとは、アメリカらしいといえばそれまでだが、主要国が名を連ねているのには言葉もない。ドイツだけは原発廃止路線のため名前がない。何が怖いかと言ったら、福島原発のように自然災害による事故やウクライナのような戦争による原発の危険性や北朝鮮のように核兵器への流用などが想定されて、広島・長崎・福島の二の舞になる国が必ず出てくるだろうと思われる。

先の第二次世界大戦から、一歩たりとも進化していない愚かな人間の限界を感じずにはおれない。使用済み核燃料が貯まりにたまって、どこそこにその異様な姿を目にするようになるのかもしれない。そして、国内総生産(GDP)の競争の裏で、同じように軍拡が進展し、どこかで戦争が勃発するのは必然である。戦争をしたがる指導者があちこちいる中で、原発増設に賛成票を入れる気持ちには到底なれない。

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