<時事通信の世論調査>
◆時事通信が7〜10日に実施した世論調査で、岸田内閣の支持率は51.7%だった。不支持率は5.3ポイント減の18.7%
◆政党支持率は自民党25.6%、日本維新の会4.3%、立憲民主党4.0%、公明党3.0%、共産党1.6%、れいわ新選組0.8%、国民民主党0.7%、「支持政党なし」57.4%
◆調査は全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は64.6%
<国交相統計不正>
◆総務省対応も「不適切」 国交省統計書換問題で報告書 統計委(読売)
◆矮小化図った・解決せず先送り…統計書換、検証委国交省指弾(毎日)
世論調査がお粗末で、何のためにやっているのか到底理解不可能である。
1.対象者1300人足らずで何が分かるのだろう。
2.政党支持率では、6割近くが支持政党なしと回答(回答者≒550人)
3.内閣支持率51.7%、、、唯一感じとしては合いそうな数字ではある。
この世論調査を敢えて言えば『こんな感じかなー』くらいではなかろうか。この会社は、こんなみっともない世論調査でもしないといけないという恐怖観念でもあるのだろうか。
いつも述べているが、1億2千万人の千分の一とは言わないが一万分の一位を対象にしないと、仕事をしたとはいえないだろう。コンピューターで無作為に選ぶというが、選ばれる対象の素材が人間であるので、統計的に単純化なんてできる訳がない。それに選択項目も少ないので無効回答数(35.4%)があまりに多い。こんな杜撰な調査をよくも公表するものだ。情けない話だ。
官庁の統計不正も底なしである。以上から類推すると、日本の統計は杜撰であるということが言える。はっきり言って日本人の体質に合わないのだろう。アバウトを良しとする文化?が統計や世論調査とそぐわないのだろう。メディアに言いたいが、”やってる感だけの世論調査などやめて”年に一度全メディアが一緒に数万人規模で世論調査をやったらどうか。そして、学術会議に検証を依頼したらもう少しましな調査結果が出るのではないだろうか。どこのメディアもバカの一つ覚えで、コンピューターが無作為に選んだ数百件のデータを神データだと疑うこともしない。いつから日本人は考えなくなったのだろう。