スペイン、無料高速道路の2024年有料化案！

明日、土曜日のマドリッドの天気は

最高気温度28度、最低気温14度

風速20㎞/時、日出07:06、日没21:17

スペインのここ14日間の平均感染数は6,326人/日、傾向は26,4%ダウン。

マドリッド州の場合は、 358人/日、傾向は30%ダウン。

マドリッド州でも一般50代のワクチン接種が昨日から始まり、郊外は市内の国立病院で接種可能という事で、種々の病院が会場に指定されている。

60代のアストラゼネカ接種はマドリッド市の大規模会場に行かなければいけないという事。

連絡方法は電話のSMSショートメッセ―ジで、それでアポイントを確認出来なかった場合は、電話で知らせるという事。

ワクチン接種については副作用の事もあり、是非がまだ問われる面はあるが、取り敢えず、自分がいつか感染すると思った場合、やはり、「接種」しないは、自分的には選択肢ではない。

ワクチン接種が進み、欧米ではこれからの制限緩和措置に向かっての話合いが確実に進んでいる。

その中のひとつが米国政府が支持を表明した、コロナ・ワクチン特許の公開の可能性であろう。

医薬業界としては絶対反対の措置であろうが、製薬会社も、コロナワクチン開発に莫大な公的な資金を受けた為、最終的には政府が決定すれば、世論の圧力もあり、開示は必至であろう。

一旦開示したところで、全ての製薬会社がワクチンを製造できるわけではないので、開示からゼネリックワクチン(?)が市場に出回るまで2年は見ないといけないと言われている。

一方、コロナワクチンにおけるファイザーの専門家が、今回のパンデミックの終焉を来年夏と見ているという記事を読んだ。

今年夏から、スペインでは、「ワクチンパスポート」を使って、外国観光客の誘致を計画している。

とは言え、ワクチン接種済や、PCR陰性の人がどうどうとマスクもせず、屋内で過ごせる様になるというのは、少なくとも今年の夏は、勘弁して欲しい。

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話は変わって、欧州連合からの復興基金をもらう条件として、スペインは税制、年金制度等の大型構造改革をしなければならない。

つまりは、GDP（国内総生産）の120％超えをした現在の公的債務を減らしていくために、これから税収を増やし、年金等の支出を減らせという話である。

税金は環境をまもるグリーン新税を増やす事と、法人税、所得税、付加価値税の税率引き上げが考えられるが、その以外に政府が提案するのは：

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政府は2024年から現在無料の公的高速道路（Autovvía)に、基本1キロにつき1センチの通行料をつけ有料にしようというもの。

政府は以下の表の様な情報をもとに、他のEU加盟国とくらべ、いかにスペインで無料の高速道路が多いかをアピールしている（グレーが高速道路の距離、赤が内有料道路の距離）

スペインは特にバブルの時代に多くの高速道路の建設を行った。基本的に、同じルートに他の選択しがない場合、その道路は無料にしなければならない、また、委託で経営する有料高速道路も、コストを回収した後は、無料化というのがこれまでのベースだった。（とは言え、実際には、無料化が長期延期されているケースも多いが）

観光大国のスペインは、この無料の高速道路も大きな魅力だ。

これが有料化するのは、大変残念である。