へそ曲がりの真っ直ぐ日記

反日の韓国と中国、国内の反日マスコミを斬る

占領下に配給された現行憲法によって戦後日本は「平和的に腐敗」させられた…利己的な日本

2015年08月05日 | 報道・ニュース

「平和的に腐敗」した日本という視点もあるのだ。
<【正論】戦後70年に思う 「英霊」に恥じない日本の創造を 文芸批評家、都留文科大学教授・新保祐司>
http://www.sankei.com/life/news/150804/lif1508040004-n1.html

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それぞれ興味深いが、特に山田風太郎の日記に心惹(ひ)かれるものがある。当時23歳の山田誠也青年は、8月15日の日記に「帝国ツイニ敵ニ屈ス」と一行だけ書いた。そして、16日には「八月十五日のこと」として、玉音放送について「何という悲痛な声であろう。自分は生まれてからこれほど血と涙にむせぶような人間の声音というものを聞いたことがない」「魂はまさに寸断される。一生忘れ得ぬ声である」と書いている。

 同日の日記には、「鋼鉄のように美しく澄んだ感覚、鋼鉄のように強靱(きょうじん)な肉体、鋼鉄のように鮮烈で確固たる頭脳。そして触るれば切れる鋭さを持ちながら、輪になるまでも柔軟に屈し、しかも屈すれば屈するだけそれが潜勢力となって激烈にはねもどる鋼鉄のような不屈不撓(ふとう)の意志力を持った日本人を創造しよう」と祈願している。そして、この日の日記の末尾には「敵が日本に対し苛烈な政策をとることをむしろ歓迎する。敵が寛大に日本を遇し、平和的に腐敗させかかって来る政策を何よりも怖(おそ)れる」と書いている。

《失われた独立自存の矜持》
社会に他ならなかった。国家の独立自存の矜持(きょうじ)も失われるまでになってしまったのである。

 年末の12月24日の日記には「敗戦して、自由の時代が来た、と狂喜しているいわゆる文化人たちは、彼らが何と理屈をこねようと、本人は『死なずにすんだ』という極めて単純な歓喜に過ぎない」と見抜いている。「戦後民主主義」とは、この不潔で利己的な「歓喜」の上に形成され、それが美辞麗句によって偽善的に粉飾されてきたものに過ぎない。戦後70年間は、いかに繁栄し、平和であったとしても、根本的には「英霊に申し訳ない」というしかない時代だったのではないか。「戦後レジームからの脱却」とは、日本人の精神の倫理的問題なのである。

 山田誠也青年が「一生忘れ得ぬ声」といった玉音放送の原盤が公開された。この「悲痛な声」は「歴史の決定的瞬間」の記録である。8月15日にはこの日本の歴史の奥底からの「声」を謹聴して、戦後の原点にたち返り、今度こそ「英霊」に対して恥ずかしくない「鋼鉄のような日本」を創造することを決意しようではないか。(しんぽ ゆうじ)■

「利己的」と言えば、昨日取り上げた自民党議員の発言。私は「言葉足らず」と言ったが、本人が言葉を補っだ。
<「活動自体を否定するものではない」 ツイッターで学生デモ批判の自民・武藤氏、「戦争が起こってほしいと考える人いない」>
http://www.sankei.com/politics/news/150804/plt1508040045-n1.html

■自民党の武藤貴也衆院議員は4日、産経新聞の取材に対し、安全保障関連法案反対のデモ活動を行う学生団体「SEALDs(シールズ)」に関するツイッターでのコメントについて「彼ら彼女らの活動自体を否定するものではない」と述べた。

 武藤氏は、シールズの主張を「利己的考えに基づく」などと指摘したことについて「世界にいる日本人は各国の軍隊や警察によって守られている。日本人自身の安全に関し『われ関せず』という態度をとり続けることは、日本人の命と財産を守るリスクと負担を他の国に押し付けることを意味する」と説明した。

 また、砂川事件判決における田中耕太郎最高裁長官の補足意見が「他の国々の防衛に熱意と関心とをもたない態度も、憲法前文にいわゆる『自国のことのみに専念』する国家的利己主義であって、真の平和主義に忠実なものとはいえない」としている点に触れ、シールズの姿勢と同様だと指摘。「戦争が起こってほしいと考える人はいないと思う」とも語った。■

自分さえ良ければ、という一国平和主義は「利己的」と言われて当然だろう。日本の貨物船を守るため犠牲になったアメリカの若い軍人たちもいるのだ。視野を狭め、事実から目をそらし、9条のみを見つめて、「戦争に行きたくない」などど頓珍漢なことを叫んでいれば、「利己的」といわれてもしょうがない。「平和的な腐敗」の光景である。■

石平氏も言う。
https://twitter.com/liyonyon

■石平太郎 ‏@liyonyon ·
反安保法案の若者について「自己中心」とする武藤議員の発言は、本質的には正鵠を射ていると思う。若者だけでなく、「戦争に巻き込まれたくない」と言って、自国の安全とアジアの平和を、現実な脅威からいかに守るかを考えること自体を放棄した人々の心理にはこういう「利己」があろう。

民主党のやることは結局こういうことになる。
<民主・岡田代表、朴大統領に利用された? 70年談話、慰安婦問題への要求を聞くことに>
http://www.sankei.com/politics/news/150805/plt1508050009-n1.html

■民主党の岡田克也代表の訪韓をめぐり、「韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に利用されたのではないか」という見方が出てきた。韓国が、米中二股外交や対日外交で行き詰まるなか、朴氏に助け舟を出し、安倍晋三首相の戦後70年談話や、慰安婦問題への要求を聞くことになったからだ。(夕刊フジ)

 「日本の国益を踏まえて、政権・与党のできないことをする野党外交は有益だが、今回は大いに疑問だ」

 国際政治学者の藤井厳喜氏はこう語った。

 岡田氏と朴氏は3日、ソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で会談した。予定を約10分間超えて約40分間に及んだ。

 朴氏が岡田氏を厚遇したのは、安倍首相による談話発表を間近に控え、自分たちの立場を強くアピールできると考えた可能性が高い。

朴氏はまず、「安倍首相の70年談話が、河野談話、村山談話、菅談話の認識を踏まえたものになれば、両国関係も未来に向かう」といい、慰安婦問題についても「急いで解決しなければならない。事実上、今が解決のための最後の機会だ。良い方向で解決されれば韓日の安定的な関係に寄与する」と語った。

これに対し、岡田氏は「未来志向的に向けた互いの努力」の必要性を明記した1998年の日韓共同宣言を取り上げ、韓国側にも歩み寄る努力を促した。そして、真意は不明だが、慰安婦については「彼女たちの苦しみを思うと誠に申し訳ないし、日本の政治家として恥ずかしいことだと思う」と語ったという。

 前出の藤井氏は「韓国が『対日外交を改めよう』と譲歩しつつあるのに、どうして助けるような訪韓をするのか。慰安婦に関する発言も、勉強不足としか思えない。民主党は安全保障関連法案の国会審議も揚げ足取りばかり。これでは、政権は二度と任せられない」と語っている。■

各世論調査での民主党の支持率の低迷を見れば、国民が再び政権を担ってほしいと考えていないことは確かである。

次世代の党の議員だった中山なりあき氏もこう批判する。
https://twitter.com/nakayamanariaki

■中山なりあき ‏@nakayamanariaki ·
民主党の岡田代表が訪韓し、朴大統領と会談、慰安婦問題について「彼女たちの苦しみを思うと誠に申し訳ないし、日本の政治家として恥ずかしい」と謝罪したという。自国の歴史も知らない政治家であることを恥ずべきだ。安保法案に民主党は反対していると伝えたらしいが、韓国に向かって言う話ではない。■

とにかく政治家以前の連中なのだ。

産経の阿比留記者が元朝日の植村隆に始めてインタビューした。
<【朝日誤報取り消し1年 植村元記射返されている者インタビューダイジェスト】証言テープ「僕は持っていない」 朝日の戦争反省「誇りに思う」>http://www.sankei.com/affairs/news/150804/afr1508040012-n1.html

読んだが、中身があまりなかった。植村隆の朝日賛美、吉田清治との関係否定、産経非難、被害者意識の強調などが繰り返されていた。

金学順がキーセン養成所に通っていた事実をなぜ書かなかったのか、を追求してほしかった。やはりインタビューには限界があるのか?

●余禄
▽「平和的な腐敗」についての文章を読んで、三島由紀夫の言葉を連想した。こんな言葉だ。
■「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行ったら『日本』はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである」。■

1970年(昭和45年)7月7日、サンケイ新聞(当時)夕刊に、「果たし得ていない約束-私の中の二十五年」と題されて掲載された文章である。
<【「戦後日本」を診る 思想家の言葉】三島由紀夫 「からっぽ」な時代での孤独>http://www.sankei.com/life/news/141009/lif1410090019-n1.htmlにも取り上げられている。

今年は三島が1970年に45歳で割腹自殺してからちょうど45年になる。

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