超ビビりなもので、外に出してる物は全部玄関フロアに避難させて窓には養生テープとスチロール板を張り換気扇の通風孔はラップを張って塞ぎエアコン室外機にはカバーをくくりつけお風呂にキレイな水を貯め１週間分の食料と水を用意して水で戻す土嚢と１２回分の簡易トイレも購入済という状態で、それでも死刑宣告を待つかのような気分でその日を迎えました。
無事で！と祈る一方で、こういう大型災害の後には必ずと言っていいほど誰かの死が報じられるという現実を知っているので心にも暗雲がたちこめます。弱まってくれ、ずっと東にそれてくれ、そればっかりを考えていました。
刻一刻と時間は流れ夜には強い勢力のまま真上を通過するという事態になりましたが、それでも風は思ったほど強くならず雨もそこそこ。少し拍子抜けといった感じで深夜を回るころにはすっかり静かです。あれれ？？
大げさだったかも自分、でもこれで済んで本当によかった、その時はそう思って寝ました。
翌日、リビングに出てみたらＴＶを熱心に見ている夫の人がぽつりと一言。「川、氾濫してる」
水没した新幹線や崩落する家、散乱している農作物、泥に汚染された家々･･･なかでも他人事じゃなかったのは多摩川の氾濫です。
一年前まで住んでいた場所。
私の住んでいた場所は道路の冠水だけだったようですが、近くには浸水してしまった家も多く見慣れた景色が泥に埋もれている映像は本当にショックです。
多摩川、広くてのんびりした雰囲気のお気に入りの場所なのですが…
水害が怖くなって少し川から離れた場所に引っ越した自分のカンの様なものが当たってしまったのだけど、日本には「ここは絶対安全」なんて場所はないから、これからもできる対策はしっかりしていこうと心に誓ったのでありました。
余談：一年前、引っ越すにあたって川の傍は怖いから少し高い場所に建ってる物件じゃないとヤダという私に夫の人は「多摩川が氾濫するわけない」と呆れてました。夫婦の力関係的に私の意見が通りましたが、これでますます私の発言力が強まりそうです。
