Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

この状況で金を取るくらいなら、青い池のライトアップは中止すべきだと思います!

2023年01月26日 | 美瑛町の冬を世界に売り出す!
この状況で金を取るくらいなら、青い池のライトアップは中止すべきだと思います!

美瑛町を世界に売り出すための「青い池のライトアップ」が...あまりにも酷い現状で逆効果です!この状況のまま金を取るのは問題でしょう。行政が何も対策しないなら、もはや中止すべきと思います!!

本日夜、北海道美瑛町の「青い池のライトアップ」に、外国人のお客様を連れて行きました。
駐車場で、車から降りて、池の方に向かって歩きだしたら…帰ってくる観光客の複数が、
「こんな汚いモノ見せて金取るのか?」
「これで500円も金取るの詐欺だな!」
などなど...帰りながらしゃべってるじゃないですか!

プロデュースした自分としては、何が起きてるのか?
不安な気持ちで坂道を登って行きますと…

次の光景がいきなり目に飛び込んできました!


全て足跡で埋め尽くされた「青い池」
池の中に下りて歩き回る観光客。氷が割れて池に落ちたら悲惨な事になります。もちろんそうなれば青い池の観光は中止され、また池は閉鎖されます。
Tourist footprints pollute the Blue Pond.
Tourists who go down into the pond and walk around, if the ice breaks and falls into the pond, it will be disastrous, of course, if that happens, tourism in the Blue Pond will be stopped and the pond will be closed again.

酷い!汚い!
こんなもの見るのに、金払う価値などありません。僕でもそう思います。酷すぎます!
しかもいつ氷が割れて事故が起きるか?
事故が起きてから中止するより、今からさっさと中止した方が良いでしょう!

一緒に行ったお客様も、「寒い中せっかく来たのに、見る価値が無かった!」そう話されていました。
-13度の寒さの中、「素晴らしいライティングが見れます」と言って連れて来た僕も、何も言い返す言葉がありません。ただ一言「こんな汚いモノ見せまして、申し訳ありません!」そう言うのが精一杯でした。

そもそも美瑛町の行政は、この現状・事実をきちんと把握しているのか?

「美瑛町の冬を世界に売り出す」という目的で始めた「青い池のライトアップ」ですが...
こんな汚いモノを見せて、しかも金まで取るなど言語道断でしょう。これは全くの逆効果、美瑛町のイメージが下がるだけです!

行政が何も手を打たないなら、さっさと中止した方が良いでしょう。
しかも無料ならまだしも観光客の皆さんも多少我慢するでしょうが、有料で、こんな酷いモノ見せられたら、怒って当たり前です!きっともう二度と見に来られないでしょう。つまりリピートは無い!よって町の宣伝に全くならず、逆効果だと思います。

しかしそれにしても、よくもここまで何も対策せず、放っておいたものです。
行政のいい加減さにも腹が立ち呆れます。

おそらく「雪が降れば足跡は消えるだろう!」その程度に考えているのでしょう。

毎晩多くの方が訪れてがっかりして、そして帰りにしっかり駐車場代を払わせられる。
現状が酷いなら、「本日は無料で開放します!」とか...
少し考えれば出来る事ですが...何も対策を考えない愚かさ!町長含めてこの町の行政は意識が低過ぎます。

僕は今後、この様な行政に対して、宣伝の手伝いをするのは止めようと思います。

せっかく「青い池のライトアップ」を見たいと思われて、美瑛町に来て頂いた観光客の皆様、大変申し訳ありません! ハッキリ言いまして、今の現状では駐車場代を払ってまで見る価値は全くありません! 見に来ない方が宜しいと思います。

本当に残念な状況で、言葉もありません!

★追伸:
昨夜(1月28日)、美瑛町の町議である青田議員と電話で話しました。
彼は昨日「青い池」の現状を視察されました。

僕がブログに貼付した写真以上に、
現実はもっとひどい状態である事を理解されたようです。
また訪れていた観光客が「この足跡は酷いね!」などと語っているのも聞かれたという事で、「早急に対策を講じる必要がある!」そう話されていました。


貼付したのは駐車場が開いてる時間と料金です。
議員にも確認いたしましたが、午前8時~午後9時半まで、駐車料金もかかります。

つまり、昼間ただの雪原である「青い池」でも、訪れた観光客は、駐車料金を払っているのです。しかも観光バスが(団体客が)毎日のように来ている事が分かりました。

何十人もの足跡がついています。
つまり誰か一人ではなく、多数が次々と池に下りている可能性が高いのです。そんなことが出来るのは昼間の時間帯しかありません!

また当然ですが、池の氷が割れる危険度も増しています。
もし事故が起きれば、イベントは即刻中止となる事も確認しました。

僕が青田議員と話した対応策は簡単です。
今現在駐車料金を昼間からずーっと頂いている。つまり駐車場の係員が常に二人いるのです。もし必要なら3人に増やして、誰か一人が「青い池」を直接監視すれば解決する話です。昼間から駐車料金を取っているなら、経費を計上する事は全く問題ないはずです。

僕たち二人の意見は一致しました!
あとは青田議員が早急に行動して下さると期待しています。
行動しない、議会で発言しない、「青い池のライトアップ」など見た事ない、そんな町議もおられますが…皆さん期待してください!
(#^.^#)

★追伸2:
わざわざ大阪から美瑛町に観光で来られた方から、今回の様な立入禁止区域での「人の汚い足跡」に関して、次のメッセージを頂きました。
****************
メールを送信しようと美瑛町公式HPを拝見致しましたが、
HPにそのものについてのご意見・ご要望についてのリンクしかなく、町長の方に要望としてメッセージを送らせて頂きました。ただ画像を送らずに送信したので、また送信したいと思いますが、リンクを見つけるのも中々大変ですね!

先日京都の銀閣寺に訪れました。インバウンドの方がたくさん訪れていましたが、触れてはいけないところや写真撮影禁止の場所は、画像での注意喚起、侵入禁止の場所には竹で入れないようになっておりました。

銀閣寺に限らず、京都や奈良のお寺はたくさんのインバウンドの方が訪れるので、目で見てわかる対策がなされています。ケントさんが仰る様に、様々な方が訪れる場所では、相手の良識に任せるのではなく、景観資産を守る為の仕組み作りが大切なことがよくわかりました。また仕組み作りによって、双方によりよい相乗効果が得られるんだと思います。

美しい美瑛町の景観資産が守られ、役場の方に頑張って頂けるように、もう一度写真をつけてメッセージを送って見ようと思います。

***************

実は僕も美瑛町のホームページを見ましたが、一般の方が、この様な意見や苦情を伝えるページは見つかりませんでした。
と言うより、そもそもホームページというか美瑛町に関する公式のWebサイト数が多すぎて、どこを見たらよいのか? 分からない状態です。

美瑛町民である僕が、
「農地に入ったり、マナー違反の者」を見つけて写真撮っても、これではどこにメッセージしたら良いのか???全く分かりませんね!
美瑛町の行政の不親切さ、観光客への配慮の無さが見受けられます。情けないですね!

今回はあまりにも酷いので、美瑛町長に、このブログ記事をお読み頂きたく連絡いたしました!
どの様に対応されるか?
しっかり見届けたいです。

★追伸3:
今回はあまりにも酷い現状なので、
先ほど美瑛町長に、このブログ記事をお読み頂きたく連絡しましたところ、
たった今、美瑛町長から次の返信がありました。

『お世話になります。すでに拝読しています。
役場として緊急対応しているところは手を打ってあります。なお、不十分かもしれませんが、足りない部分はご指導のほどお願いいたします。
また、実行委員会としても対応策について御提言いただければ幸いです。』

実行委員会とは、
すなわち僕を含めた「青い池ライトアップ」プロジェクトの委員会の事ですが…
そもそも行政主体の委員会です。

その委員会で、美瑛町民として、色々このプロジェクトに関して発言しているのはわずか数名です。もちろん僕もその一人です。
しかもその実行委員会は、一年に1回か2回しか開かれず、それを開く事も行政が決めているのです。

つまり僕が言いたい事は、
「町長、あなたがすぐに委員会を開くよう役場職員に号令をかけて、自らもそこに座り、対策を話し合い、決まったらすぐに実行に移す。それが町長であるあなたのする仕事ではありませんか!」

僕が言いたい事はそれだけです。
どうやらこの発言を読む限り、対策は後手後手にまわりそうです。
残念ですが…

★追伸4:
町長から頂いたコメントを読まれた方から、次の様なメッセージを頂きました。
*************************
『文面は真摯なようですが…内容からはご自身が主体者である意識がまるで感じられません。

仮に氷が割れて事故が起きた場合はライトアップとは無関係に、池に入り込めないようどれほどの管理監督を施してきたのかが争点となり、不備具合に応じた責任を負わされます。

氷結した池に入り込んで付けられた薄汚い人間の足跡がライトアップ時の美感を損なっているのは事実ですが、ライトアップと池への侵入とは直接的には関係のない事です。

極端に言えばライトアップしてても、していなくても、いつ割れるとも知れない氷結した池に多くの人間が入り込んでいる、と言うのが問題です。なんとも、やるせないですね。』

(//∇//)

人の足跡が無い綺麗な状態(動物の足跡だけ)
Clean with no human footprints (only animal tracks)
(#^.^#)

多数人の足跡がついた状態。
池の中に下りて歩き回る観光客。氷が割れて池に落ちたら悲惨な事になります。もちろんそうなれば青い池の観光は中止され、また池は閉鎖されます。
Tourist footprints pollute the Blue Pond.
Tourists who go down into the pond and walk around, if the ice breaks and falls into the pond, it will be disastrous, of course, if that happens, tourism in the Blue Pond will be stopped and the pond will be closed again.
(-_-メ)
★行政(役場)から「実行委員会招集」の連絡が下記の様に来ました。
****************************
青い池ライトアップ実行委員会の皆様へ
役場商工観光交流課の〇〇です。お疲れ様です。
観光客の増加に伴い、青い池において立ち入り禁止場所に無断侵入されるといった事案が
発生しています。
情報共有と今後の対応に向けて、2月3日〇〇時〇〇分から実行委員会を開催しますので、
急なご案内でありご多用のことと存じますが、ご参集くださいますようお願いいたします。
****************************
緊急招集です。
僕がブログやFBを書き、町長に直接連絡した結果だと思います。
会議では、行政がすべき事を、妥協なくきちんと語ります。
そして皆様に、決定した事をこの場で報告させて頂きます。

****************************

★本日(3日)実行委員会が開かれて、色々議論されました。

結論を書きますと、

◉監視カメラの設置は前向きに検討される。
◉監視員は今現在池に配置される予定は無い。
その代わり、駐車場入口で、氷結した池に降りる事が大変危険であると伝え、注意喚起する。
この様になりました。

かつて「哲学の木」と呼ばれ人気のあった木がありましたが、マナー違反の観光客に対して有効な対策が出来ない間に、地主さんによって木そのものが排除されました。

青い池は、たとえ小さくても事故が起きると、池自体が閉鎖される可能性があります。それはハッキリしています。

今後そうなる危険性が無いとは言えませんが…いまの僕にはこれ以上どうする事も出来ません。残念ですが…

もし皆さんが池に入っている人を見かけたら、『危険』である事を告げ必ず注意して下さい! お願い申し上げます。

また今後この件に関しましてご意見のあります方は、僕にではなく、下記行政に送って下さい。
★お問い合わせ・ご提案 (商工観光交流課あて) |北海道美瑛町

★最後につい先日TV放映されたニュース動画をリンクいたします。
【観光客のマナー違反が…】国際線の運航再開で 観光業界で期待高まる中、問題も

毎年のように、この様なニュースが流れています。
しかも一時放映しても、殆ど効果はありません。
先ずは観光地のある行政が、抜本的な対策・効果ある方法を真剣に議論して、関係各社と連携して対応にあたる必要があると思います。


*************************
Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



Apple WWDC 2012 - MacBook Pro with Retina Display Introduction
(Blue Pond in Biei,Hokkaido)


Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.
The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather


Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
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