人生の謎学

―― あるいは、瞑想と世界

日記 18-11-07 ―― このごろのこと

2018-11-07 01:11:49 | 日記
わたしが経験している日常的な、些細な出来事が、もしかすると、他人には理解が困難なものであるかもしれない、という気がどこかでしている。しかし、それらはあまりにも些末なため、いちいち話題にするのがためらわれることが多い。そこをちょっと無理をして、書き出すだけでもしてみると、たとえばつい4日ほど前のことである。
いつも車のメンテなどを頼んでいる自動車整備工場の担当者Y氏から携帯に電話連絡が入り、たまたま運転中であったが、出て会話をしていると、普段は取り締まりをしていない道路の物陰から警官が出て来て、反則切符を切られてしまった。
――トラックのフロントガラスに飛び石があり、20㎝以上の亀裂が入ってしまったので、その整備工場に、保険会社を通して、交換修理の依頼をしていた。電話は修理に関する打合せの内容だった。
トラックのフロントガラスの交換に、どれほどの実費がかかるのか、詳細には分からないが、車両保険を使うかどうか、あれこれ悩むようなことはなく、等級がダウンしようが、保険料がアップしようが、気にせずわたしは保険を使うことにしている。4年ほど前にも、同じような飛び石を受けて、やはり保険で交換した。フロントガラスの飛び石は、トラックを乗るようになって、今回が3回目である。
それはともかく、警官が反則切符を処理しているあいだに、わたしはY氏に、約束の時間に遅れることを連絡した。
そして今日(6日)、交換修理の準備がととのったということで、たまたま天気が悪くて現場仕事も休みとなったので、朝いちばんにトラックを整備工場に持ち込み、代車で帰ってきた。午後2時を過ぎて、そろそろY氏から電話があるころだと思いながら、レンタルDVDを返却する用事と、郵便局に行く用事と、図書館に行く必要性などのため、代車を車庫から出して、まず郵便局に向かった。
信号待ちをしていると、Y氏から電話があり、フロントガラスの交換が完了したということだった。わたしは交差点を右折しながら、その短い会話を終えたのだが、交差する道路にたまたま停まっていたパトカーが、すぐに追いかけて来て、またも捕まってしまった。Y氏にはまたすぐに連絡した。
点数も反則金も、大して深刻なものではないが、かなり気分が悪い。もちちろん、運転中に携帯を使うな、というのが正論だろうが……。

つい最近も、こんなことがあった。まだ新品のテーブルソーを使い終わって、物置のいつもの場所に置くと、しばらくして大きな音を立ててそれが落下した。テーブルの角度調整が狂ってしまい、時間をかけて修理をしていると、そのあいだに脇に置いて点けていた、やはり買ったばかりのワイヤレステレビが、掃除機のホースにひっかかって、落下した。夕方、車のシートに置いたスマホが、コンクリートの床に弾け飛んで落下した。部屋では三脚に装着していたデジカメが、三脚ごと倒れて、衝撃で壊れてしまった。これらの「落下」が1日のうちに起こったのだが、いずれも普段は経験しないことである。

思い当ることがないわけでもない。わたしは縁起が悪いことが好きなのだ。心構えは常にネガティブ・シンキング、落語の『けんげしゃ茶屋』の「村上の旦那さん」と日常の価値観や世界観が酷似している。暗証番号やパスワードには、不吉な言葉しか使用しない。

だから今日の二度に重なる反則切符も「落下」のことも、実にわたしらしいと言えるかもしれない。


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