先週末は、Les Pâques
イースター（復活祭）の週末でした。
キリスト教の暦の中でも
最大のお祝いであるイースターは
本来ならば、家族で集まる大イベント。
フランスの学校は、イースター時期には
エリアごとに時期をズラした２週間のバカンスがあるのですが
それとは別に、イースター（日曜）の翌日
イースターマンデーの月曜日もお休みになるので
例年通りであれば、週末いっぱい泊まりがけで帰省して
みんなで持ち寄ったショコラを山ほど食べたり
昼間っからワインを飲みながら
彼ママンお手製の絶品ローストをいただける
食いしん坊な私がとっても楽しみにしているイベントなのですが
ママンお手製のロティ。
付け合わせの野菜の中に隠れている
ホクホクのガーリックロティを潰して
お塩とマスタードと一緒にお肉につけると、これがもう！
イースターはこのロティをランチにいただくのが慣しですが
昼間っから、ワインが進んじゃいます。
外出禁止令が出ていた昨年、2020年はもちろん
フランス全土で、地域を超えての移動は禁止。
イースターもパリで過ごしました。
我が家には電子レンジオーブンしかないので
ローストも作らず、でもちょっとだけ特別感を出したくて
フライパンとストウブで焼いたアーニョ（羊）をいただいた
2020年のイースター。
2020年のアーニョ。
ローズマリーはママンのお庭からいただいた、秘蔵の冷凍モノを投入。
もうちょっと、パリッと仕上げたかったけれど
野性味溢れるお肉の味を堪能しました。
今年2021年も再び、フランス全土で外出禁止中ですが
今年は『この週末だけは例外。地域外へ移動してもいいよ』
という、政府からのお達しが出ていたので
かなりの数のファミリーが、実家に帰省したり
集まってイースターをお祝いしたりしたようです。
（パリではマスクをつけず大人数でイースターのミサをして、大問題になった教会も…
去年とは違う教会でしたが、毎年懲りない方々に唖然…）
2019年末〜2020年始は
クリスマスと年末年始を日本で過ごしたので
2019年夏から１年半以上会えていない、彼ファミリー。
もちろん、すぐにでも会いに行きたいですが
それでもね、やっぱりどうしたって
ウィルスが蔓延しているであろう大都市のパリから
密室である電車に乗って移動して、というのは
高齢の家族や、空気が綺麗なところに住んでいる
（普段からウィルスに晒されていない）家族にとっては
大きな脅威になるだろうという考えから
私たちは今年も、パリの自宅で
イースターを過ごすことにしました。
さすがに２年同じメニウもね、ということで
今年はロティにチャレンジすることに。
今年引越しをするまでは
『パリの台所』と呼ばれる、ちょっと有名な
常設市場のあるエリアに住んでいたので
イースター当日の日曜日でも、お肉屋さんが開いていて
アーニョ（羊）が手に入る環境で。
恵まれた環境に慣れ過ぎて
すーーっかり油断していました。
今年はのんびり構えていすぎたせいで
当日の午前中にスーパーへ行ってみたけれど
アーニョ、売り切れていて買えず…苦笑
（相変わらず、ギリギリになってやっと、重い腰をあげるタイプ…）
なし崩し的に、別メニウになった今年は
塊肉のヴォー（仔牛）をローストしてみました。
生ローズマリーも売り切れで、乾燥ローズマリーで代用。
この計画性のなさよ…汗
ホイルで包んで、中までじっくり焼いた後
グリル強めで、表面はパリッとさせた
ジューシーなロティ。
どーん！ポテトもなかなかな出来栄え。
生インゲンは、フランス的に
クッタリウェルダンな仕上がりでしたが
仔牛のロティはなかなかに良い焼き上がり加減。
けっこう大きな塊だったのに
赤ワイン１本をお供に、のんびりいただいていたら
２人でまさかの完食！してしまいました。
ちなみに、イースターはフランスでは
ショコラがめちゃくちゃ売れる時期。
スーパーもかなーり気合を入れて
大型な特設コーナーができるレベル。
大きな棚＋棚の前にいくつもの島を作って
山盛りのショコラを並べていました。
奥の棚ももちろん、一面ぜーんぶショコラです。
対して当日の朝は、こんな感じ。
いやー、よく売れていました。祭りの後感がすごい…
当日は、棚の半分はもうショコラでさえなくて
エッグハントに使えそうなパニエやマグカップや
お花まで並んでいました。
来年こそは！ファミリーで！
イースターを迎えたいものです。
（そして、ロティと山盛りショコラを食べるのだ！！）
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