遊爺雑記帳

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"岸田首相「1月訪米」“絶望” 北京五輪への「外交的ボイコット」をめぐる「米中二股外交」に米国の怒りが原因

2021-12-26 01:55:55 | 米国 全般
 バイデン大統領が決断した、北京冬季五輪への「外交的ボイコット」に英、豪他が素早く同調する中、肝心のアジアの同盟国の岸田政権は、米中二股外交の由縁で、態度表明が遅れていたことは諸兄が来存知の通りです。
 自民党内でも、安倍元首相、高市早苗政調会長、「護る会」等が、早期決意表明を促す中、「適切な時期に」「国益に照らして…」などと決断を先延ばししていた岸田政権。
 決断の遅れは、親中の岸田首相(広島県日中友好協会会長)、林外相(外相就任で日中友好議連辞任)の親中コンビ内閣の、対中忖度の二股外交の由縁とは、国内外で知られていることでした。
 当然バイデン政権も承知のことですし、決断した「外交的ボイコット」への影響力が、アジアの雄国で同盟国でもあり、尖閣諸島への中国の領有権を巡る侵略に遇っている当事者でもあり、米軍の支援の傘の下にある日本の態度表明の影響力の大きさは、中国共々承知されていたことでした。

 岸田氏の外務大臣時代の実績では、内弁慶で国益より相手国の個人の評価を優先する姿勢で国益を棄損することが多く、総理総裁への就任には、個人的に反対でしたが、早くも長年築き上げられてきた日米関係に、中国との二股外交で亀裂を生じる特大失政を産んでしまいました。
 
岸田首相「1月訪米」“絶望” 外相・防衛相見送り、2プラス2はオンラインに切り替え 識者「ボイコット表明の遅れ影響」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2021.12/25

 林芳正外相と岸信夫防衛相が来年1月上旬に予定していた訪米を見送る方向で調整に入った米国側の提案で、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を理由にしている。岸田文雄首相と、ジョー・バイデン米大統領による初の対面による日米首脳会談の1月開催も絶望的となった。岸田首相はやっと、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」を表明したが、遅すぎて米国の不信感を高めたとの指摘もある

 
産経新聞は25日朝刊で、1月7日に開催予定だった日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が、米国側からオンライン形式に切り替えるよう提案があったと報じた

 
菅義偉政権下の今年3月、東京で開催された日米2プラス2では、「自由で開かれたインド太平洋」の推進などで一致し、年内に改めて開催することで合意していた

 
バイデン氏は今月6日、中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧を受けて、北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」を表明した。英国やオーストラリアなどがすぐ同調した一方、岸田政権は「適切な時期に」「国益に照らして…」などと決断を先延ばし、24日になって表明した。

 首相周辺は「(米中間で)微妙なバランスをとった」と語っているが、
人類の普遍的価値である「人権」と「損得」をてんびんにかけた、「米中二股外交」ではないのか

 
同盟国が即賛同しないことで、「米国の求心力を弱め、事実上、中国共産党を助けた」という指摘もある

 日米2プラス2が対面で開催されなければ、外相らの微妙な事前調整も困難となり、岸田首相の通常国会開会前の「1月訪米」は相当厳しい。

 ジャーナリストの
長谷川幸洋氏は、「日本が東アジアの当事者にもかかわらず、米国は『岸田首相は、ここまで中国に配慮するのか』と驚いているはずだ。2プラス2のオンライン開催は、米国の不快感を示すサインだ。『外交的ボイコット』の表明が、あまりにも遅れたことが影響している。これで1月の日米首脳会談は絶望的とみていい。岸田首相は10月に就任したが、通常国会閉会後の来年5月以降まで日米首脳会談が開催されない、極めて異例の事態に陥りそうだ」と語った


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 来年 1月上旬に米国で開催を予定されていた、「日米2+2」を、オンライン開催に切り替える様、米国側から要請があったのだそうです。
 菅義偉政権下の今年 3月、東京で開催された日米2プラス2では、「自由で開かれたインド太平洋」の推進などで一致し、年内に改めて開催することで合意していたものです。表向きには、「オミクロン株」の感染拡大を理由にしているのだと。

 この影響で、1月の日米首脳会談は絶望的とみていいと、元東京新聞の東京新聞らしくない長谷川氏。日米主腦会談は、通常国会閉会後の来年 5月以降まで日米首脳会談が開催されない、日米首脳会談が開かれない、極めて異例の事態に陥りそうだと。

 バイデン氏は今月 6日、中国当局による新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧を受けて、北京冬季五輪に政府代表を派遣しない「外交的ボイコット」を、決断表明。
 英国やオーストラリアなどがすぐ同調した一方、岸田政権は「適切な時期に」「国益に照らして…」などと決断を先延ばし、24日になってやっと表明。
 【ニュースの核心】“外交不安”岸田政権、やっと北京五輪「外交的ボイコット」表明 米に疑心暗鬼抱かせた責任重大 世界の大激動を招きかねない - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 首相周辺は「(米中間で)微妙なバランスをとった」と語っているが、人類の普遍的価値である「人権」と「損得」をてんびんにかけた、「米中二股外交」ではないのかとは、バイデン氏のみならず、世界中の多くの人々が感じる事。
 同盟国が即賛同しないことで、「米国の求心力を弱め、事実上、中国共産党を助けた」という指摘もあると産経。

 最も裏切られたと思っているのは、決断表明し、人権を尊重する自由主義諸国の同意を得て、中国包囲網をさらに強化したい、このところ支持率が低下しているバイデン氏でしょう。
 それだけに、尖閣諸島を日米同盟で護ることを約束している日本が、賛同表明を遅らせ、しかも、表明しても中国に忖度した二股外交的な曖昧な内容。
 北京冬季五輪への閣僚派遣見送り、官房長官が表明…「外交的ボイコット」の言葉は使わず : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン

 岸田政権は、同盟国との関係を重視せず、尖閣諸島侵略行動で連日「海監」を、領海を含む近海に侵入させている中国に忖度するのは何故?
 中国貿易で稼いでいる経済界からの圧力?
 それで、人権無視し、日本領土・領海を侵略を許すの?

 遊爺は、岸田氏の外交実績から、総理になればこのような中国にやられ放題の外交が展開されるとは想定され、反対してきました。(しがないブログでの発言に過ぎませんが。。)
 それが、何故か、最近支持率が上がっている。菅政権誕生時の総裁選では、安倍首相の反石破氏の指示での議員票がなければ最下位で有ったのに!
 日本は不思議な国です。



 # 冒頭の加増は、岸田首相




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