2021/12/28
・様々な能力を持った犯罪者たちが決死隊を組まされて、カリブ海の小さな国で行われている恐ろしい計画を阻止しようとする話。
・DCコミックスはマーベル以上にわからないけど、ジェームズ・ガン監督のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは楽しかったので、期待して見る。
・全体的に命が軽い。ポコポコ死ぬ。軽快な音楽にのせて、首が飛んだり、人体が破裂したりする。倫理とかどうでもよくなってくる。
・オープニングもひどいけど、笑ってしまう。
・露悪的と言ってもピンキリで、アクションと音楽の組み合わせ方が心地よいし、戦い方、見せ方にも色々変化もあっておもしろい。
・それでも大佐の救出シーンはひどい。
・犯罪者たちが主人公なので、善悪のバランス取りが作り手の腕の見せ所。
・決死隊以外の人々もそれなりにクズとして描かれていて、悪を相対的に描くことで対応している。
・決死隊が市民を助けようとするときに、今まで良くも悪くも毅然としすぎていた司令官がめちゃくちゃ下品に動揺していておもしろい。
・ただ、そんなに志の高い人たちではないと思っていたので、命令違反はちょっと唐突に感じる。
・シリーズのアイコンと言ってもいいハーレクインがなかなか活躍しない。焦らされる。そして、いざ戦い始めると抜群にかっこいい。
・槍を持って飛び込んでいくので、当然刺すのかと思ったら、刺してなかった。
・実際、任務全体のなかで彼女がどこまで役に立ったのか微妙なところもふくめて魅力的。これからも話の都合から自由であってほしい。
・サメって軟骨でできてるはずだから、あんなに固くないんじゃないかと思ったりする。
・というか、ナナウエってどうやったら死ぬんだろう。銃器も通らない。その彼を追い詰めた小さいイソギンチャクみたいなのが一番強いのかも。
・前々から思っていたけど、全体的にアメリカのエンタメはネズミに甘い。ものすごくいい役をもらっている。
・ほんと下品なのに、あのネズミのワンシーンで感動させられるのはずるい。さすがだった。
(U-NEXT)