赤ちゃん主導のBLWの支援 | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

BLWは、「赤ちゃん主導の離乳食」「赤ちゃんの主体性を育てる」ということで世界で広まっていますね。私も大賛成です。そして、英国のジル先生のお話にも大変共感した一人です。

 

スプーンを使った、大人主導で、失敗をしてしまって、「食べなくなってしまった!」ということになった、お子さんたちの治療には、「有効」ってお話もあるんですよね。

 

オンラインで、はじまりの家では、「ダウン症のベビーに、BLWを取り入れたい!」「発達にもいいから取り入れたい!というご相談オンラに初回無料、その後は有料で、離乳食支援をしています。

 

離乳食、BLWなどの相談については、ダウン症だけでなく、すべての乳幼児に対応しています。偏食や少食の相談にも、対応しています。お困りの方は、ぜひ、ご相談くださいね。

さて、「BLWで離乳食をしたいから、教えてください」というご相談の場合、最初に何をするのか?そう、最初には、「赤ちゃん主導」は、食べる場面だけの話ではないということです。

 

食事は、生活の一部です。その食事だけを切り取って、「自主性」を育てるわけではありません。生活全体が、赤ちゃん主導で、赤ちゃんが能動的に探検や経験、五感を育てる環境であることが必要。

 

ママやパパのことばがけも大事。首が座って、うつ伏せができるようになってくると、赤ちゃんは、手にもったものをなんでも口に入れます。少し動けだすと、本当に。でも、そのときに「ダメ!ダメ!ダメ!」って言ってませんか?

 

この「禁止」や「ダメ」のことばがけなどは、一番、赤ちゃんの「自主性」や「やる気」をなくすための「魔法のことば」になってしまいます。そうすると、食べ物にも手を出さなくなるのです。

 

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赤ちゃん主導の離乳食。大賛成です。でも、固形食でしかできないかしら?

 

いえいえ、そんなことはありません。固形食でなくても、おかゆでも、赤ちゃんが手を出して来たら、触らせてあげたらいいのです。食器だって触りたい。スプーンだって、触りたい。ママやパパの食べ物も触りたい

 

はい、どうぞどうぞ・・・。さわっていいよ。お口に入れていいよ。五感で感じて、触って、味わってね。その姿勢が必要になってきます。

 

また、食べる!っていうことは、「模倣」。だから、ご家族の食事場面にいつも同席することが必要ですよね。座れないころには、大人が抱っこして参加させてあげましょう。わざわざ、プラスティック製の、無理に座位になる椅子はいりません。すぐに、普通に骨盤を立てて座れるようになります。

 

BLWをはじめるためには、自分で、手でもって、口に入れられるようになってくる準備が必要です。そして、そのためには、、ずりばい、はいはい、おすわり、食べ物をつかみにいくこと。。。。。おもちゃをなめること、さわること。

 

それらすべてを、赤ちゃんが「自発的」に「能動的」に、積極的にやりたくなる「環境」を首が座ったくらいからは、どんどん整えていくことが必要です。

 

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BLW・・・赤ちゃん主導の離乳食をするにあたって思うこと。それは、お座りも、遊びも、すべて、能動的にトライできる環境を用意してあげてほしいということになります。

 

そして、お座りも、「赤ちゃん主導」でできること。そして、食べ物も「自分でつかみにいくこと」(持たせてもらって、口にもっていくのは、自主的ではありません)

 

そこからが大事になってくるのです。オンラインでの初回相談は、無料30分で行っています^^

 


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