香港で10日に逮捕された周庭(アグネス・チョウ)さんが、
11日夜に保釈されました。
よかったです、ひとまずほっとしました。
(周庭さんのインスタより カワイイ人はとにかく無罪でいい?)
(8月12日 産経新聞)
産経の記事では、アップル日報会長の黎智英(ジミー・ライ)氏がまだ保釈されていないことになっていますが、既に保釈されています。
アップル日報は、黎智英(ジミー・ライ)氏が逮捕された時の11日の朝刊を通常10万部のところを50万部に増刷して販売しました、そうすると、朝の通勤時間に行列になり売り切れる店が沢山あったようです。
詳しくはロイターの記事で↓
香港、民主派メディア創業者の黎智英氏保釈 活動家の周庭氏も(8月11日 ロイター)
因みにアップル日報は香港で一番人気のある親民主派論調の新聞です。
台湾でも発行しています。
アップル日報の役員の中には、アメリカCIAと繋がり濃い人がいます。
蘋果日報(ひんかにっぽうの「蘋果」とはりんごという意味です)
周庭さんは、もともと、中国共産党のやり方を全面的に否定していませんでした。
日本では、ジャンヌダルクのような、独立派の急先鋒といった感じで報道されていましたが
彼女は
「香港の多くの人が、中国共産党の一部になることを同意するなら、私も従います」
と言っていました。
独立を目指しているのではなく、民主制維持を主張していたのです。
大学生の黄 之鋒(こう しほう)さんと一緒にいる所をよくメディアに映されているので、勘違いされている人も多いかも知れません。
黄 之鋒さんは、独立派で周庭さんとは違って、対決姿勢を全面に出しています。
しかし、今回は彼は逮捕されませんでした。本人は覚悟していたとのことです。
(左側の男性が黄 之鋒 〔こうしほう〕)
この二人は、過去にも逮捕されたことがあり、その時はデモの先導役となって人を集めたとか
なんとか、そんな理由で逮捕されたと思いますが、そこで、黄 之鋒さんは容疑を認めませんでしたが、周庭さんは容疑を認めました。
彼女は国安法が施行されてからは、SNSなどの発信もしなくなったし、メディアにもあまり出なくなりました。恐らくなんらかの圧力がチャイナからあったのだと想像します。
かなり怯えていたという噂もあります。
実際に保釈の会見で「怖かった」と言っています。
ここがポイントです。
中国共産党は弱い者は徹底的に叩くのです。
譲歩して理解のあるそぶりを見せてもダメです。
隙を見せれば、徹底的に食い込んでくるのが彼らのやり方です。
だから、日本のように弱腰な態度をとっていたら、どんどん攻めてくるのです。
尖閣諸島が典型です。
相手を怖がらせてコントロールするのです。
これが恐怖政治です、やっていることはヤクザと変わりません。
私は周庭さんが弱虫だと批判している訳ではありません。
わずか二十三歳の娘がチャイナの恫喝を怖がらない方が不思議です。
とても気の毒だと思います。
私が言いたいことは、中国共産党のやり方です。
こうやって、民衆を脅かし恐怖で支配していくのです。
その反面、黄 之鋒さんは、「来るなら来い」という態度です。
中国共産党は、恐怖が効かない人が一番怖いのです。
これは、中国共産党だけではなく、かつて台湾を自分のものにしようとした
蒋介石率いる中華民国も同じです。
台湾の人達を恐怖で支配しようとしたのです。
その恐怖政治から脱却するまで台湾は半世紀以上費やしました。
「そんな恐怖政治はまっぴらゴメンだ!」
ということで、台湾は懸命に戦っているのです。
だから、中国共産党もなかなか手こずっています。
そんな中、台湾より弱い国はどこかというと、我が日本です。
威勢のいいことを主張している政治家も、すぐに腰砕けになります。(情けない)
例えば、チャイナにいる数十万人の邦人が人質に取られても、尖閣を守る決断が
日本政府に出来るでしょうか?
それが出来なければ、日本は恐怖政治に屈することになるでしょう。
「無人島より人の命の方が大事だ」
などと言って、尖閣を明け渡すと、次は沖縄、北海道と続いていくでしょう。
一度、弱味を見せたらとことんやられるのです。
これは、中国共産党だけではありません、世界中が多少の違いはあれど、
弱味につけ込むのが常識です。
お花畑は、いずれ恐怖政治に飲み込まれていくでしょう。
理想ばかり唱えて何も行動しない政治家は、さっさと退いてもらいたいものです。
皆さんは、恐怖政治を跳ね返すことに賛成できますか?
最後までお読み下さりありがとうございました。
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