2024年3月20日(水祝)に東京相談会、3月23日(土)に大阪相談会を開催します
留学相談会

カナダの大学で学ぶナデシコ:Culinary(調理)プログラムって? -後編

さて、今日は先週前編を公開したブログの後編です!

前編はこちらを見てくださいね。

 

後編はおもにCo-opという大学のカリキュラムでも実習にあたる期間についてを詳しく聞いてみました。

 


 

<Co-op準備編>

Q. いくつの企業にアプライ(応募)しましたか?

 

コープ担当の先生との授業が毎週あるのですが、ここでインタビューや履歴書の書き方を教えてくれます。

また、Co-opの企業の募集があると先生が教えてくれたりもします。

私はウィスラー(バンク―バーから1~2時間のリゾート地)のフェアモントホテルの募集があって、シェフの推薦をしてもらいました。

一次面接で人事と面接、二次面接でシェフと面接して、ここでそのまま採用されたから、アプライは1回だけでした。

 

Q. 面接に必要だったもの・スキル(履歴書?プレゼンテーションスキル?スーツ?など)は?

 

料理学校での日頃の成績は大事です。成績を提出します。

あとは、やる気が伝わればいいのでは?と思います。

私はシェフからの推薦もあって、信用されているのもあったと思います。

※カナダではリファレンスといって、採用や契約の際は何でもリファレンス(紹介・推薦)が必要。学校の関係者やアルバイト先、前職の関係者などにお願いすることが多い。

 

私は面接前にホテルやホテルの有名なシェフのことをたくさん調べて準備しました。

前夜からすごく緊張しました!

 

<Co-op実践編>

Q. 仕事内容、期間を教えてください。

 

コープのカリキュラム上の必要時間数は300時間でしたが、結局400時間くらい働いてしまいましたね。

6月末から8月31日まで働いていました。

時間としては、1日10時間くらい…

その中でも30分休憩取れるか取れないかくらいとハードでした。

 

朝4時のシフトだったり、14時から22時とか、シフトもバラバラです。

週2回休みが基本だったけど、夏は旅行者や団体がすごく多くてハイシーズンなので、柔軟に働く必要がありました。

結局お休みは週1しかない時もあったり。

 

 

最初は体が痛くて、治す暇もなくて大変でしたね。でも体も慣れてから、筋肉もついて、体力もついたと思います!

毎日が仕事でも私は苦ではなかったです。

社員寮に泊まってたんですが、本当に体が強くなったと思います(笑)

 

仕事後に夜、友達とバーに飲みに行ったり、休みはハイキングに行ったり仕事と休みのバランスは取れていたと思います!

 

 

Q. 学んだことはなんですか?

 

ホテルで働いたから、規模がすごい大きくて、今までした料理と違いました。

準備して誰かが作って、早く行動する。

どれだけ速く大量に野菜を切れるかなど、全体の一部の工程をしていて、効率良くできるようにベテランのシェフに教えてもらって学んだり、新しい発見も多くありました。

 

ホテルの裏側を見ることができ、シェフや洗い物する人や、イベントに関わっているプロの人たちの苦労が見えたり、色んなところを間近で見ることができた貴重な経験でした。

また、一つのコースを作るのにたくさんの人が関わっている様子もしっかりと目の前で学びましたね。

 

 

<留学を通して学んだこと>

Q. 将来の夢は?

 

自分のレストランが持てたらいいなと思っています。家族経営が夢です!

なので、実践的なホスピタリティも学んでいます。

レストラン持つならどういったデザインがいいか、またオープンにはどれくらいお金必要か、人のマネジメントの仕方、など経営のことも学びます。

カナダも飲食店の世界は厳しく、現実には1年も持たないレストランが多いようです。

3年黒字で経営できたら継続して経営できるということなので、まずはそこがゴールかなと思います。

 

(Q. 日本ではレストランしたいと思わないの?)

 

レストランオープンは日本ではないかな(笑)。

働き方や、こっちの人の考え方好きなんです。

人との付き合い方の問題との向き合い方もとても好き。

 

でも、アジアの調味料や食材を取り入れたいなと思いますね。

 

Q. いつごろからその夢を持った?きっかけは?

 

高校生の時、自分が作った物を食べて笑顔になってくれる友達を見て、楽しいし自分に向いてるなと思いました。

大学で勉強をして厳しい現実を知っても、やっぱりレストランをオープンしたいと強く思います。

 

まず高校留学をしなかったら今に辿りついてなかったと思います。

日本にいたら、もっといろんなバイトをしててもっと違ったことを経験していたかもしれないけど、留学したことによって今の自分があると思います。

 

 

Q. 日本では学べなかったかもな、と思ったことは?

 

日本より緊張する、とかそういうこともそうですが、日本にいた時よりすごく自分から発言できるようになりました。

こっちでは、コミュニケーションがすごく大事だと痛感します。

 

クラスの中でも発言は緊張せずにバンバン言いますし…日本にいたら今でもきっと発言できなかったと思います。性格的に。

カナダではみんな言いたいことを言うので、日本みたいに陰口や裏表がない、それが分かりやすくてシンプルでいいなと思います。

 

 

Q. 就職は日本とカナダのどちらで考えているか?将来はどこでどんなふうに活躍したいか?永住権は目指している?

 

まずこっちのレストランで働いて、経験とお金を貯めたいと思っています。

でも日本のフレンチにも興味があるんです。日本って見た目がすごく綺麗だから。

 

経験を得るなら日本に一時的に戻るのはいいと思っています。

でもやはり最終的には、こんなにカナダにいるから永住権は絶対取りたい!

 


 

インタビュアー:Akimiの感想

大学のESL時代のNちゃんと比較して、好きな料理の勉強を実践的に学んでいるインタビューを通して、とても生き生きしていると感じました。

キラキラな眩しい笑顔でたくさん話してくれました。

Nちゃんの将来が楽しみです。これぞ海外で活躍するナデシコですね!

 

Nちゃん、インタビュアーのAkimiさん、ありがとうございました(*^▽^*)

 

私は

 

まず高校留学をしなかったら今に辿りついてなかったと思います。

日本にいたら、もっといろんなバイトをしててもっと違ったことを経験していたかもしれないけど、留学したことによって今の自分があると思います。

 

というところに感銘を受けました。

 

人は自分のコンフォートゾーン(快適な場所)から出ないと、新しい自分や自分のいいところ、悪いところを知ることができません。

コンフォートゾーン、つまり日本のいつもの場所では、新しい発見がなかなかないんですね。

Nちゃんは、コンフォートゾーンから出ることによって新しい自分、そして本気で追いかけられる夢を発見したのだと思います。

 

勇気の必要な行動ですが、こうして自分の幸せを海外で見つけた女の子はとっても多い!!

 

ぜひみなさんも、勇気を出してコンフォートゾーンから一歩踏み出てみてくださいね。

 

では、また次回~!

タイトルとURLをコピーしました