ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

自民党総裁選へのマスコミの批判

2021-10-11 13:07:36 | 徒然の記

 9月30日の千葉日報新聞を読んでいます。6面と7面では、岸田新総裁誕生が、大きく報道されています。全て、共同通信社の配信記事です。どれも興味深いニュースですが、一番に気になる記事を紹介いたします。まずいつものように、見出しを転記します。

 「党員意思より派閥論理」「重鎮無視できず重荷背負う」「自民新総裁誕生」

 記事の書き出し部分を、転記します。

 「自民党は衆院選の顔となる新総裁に、岸田文雄氏を選んだ。」「最多の地方票を得た河野太郎行革担当相を、引き摺り下ろしたのは、派閥優先の論理。」

 「岸田政権は、多くの党員の意思に反する形で誕生したという、」「重い〈十字架〉を背負い、政権運営で、」「安倍前首相ら重鎮の意向を、無視できない運命にある。」

 「派閥支配打破を掲げた、河野陣営。」「だが、支持議員が離れていくのに時間はかからなかった。」「水面下で、何が起きていたのか。」

 かって石破氏が立候補し、安倍氏と戦った総裁選の時も、そうでしたが、多数の党員票が石破氏に集まりました。議員による決選投票で、安倍氏が多数を得て石破氏が破れました。

 その時以来共同通信社は、「党員票イコール民意」「議員票イコール派閥論理」という図式で記事を書いています。説明するまでもなく、100万人の党員票の方が民意を反映している。議員の頭数より、はるかに多い党員の意思の方がずっと重いのだというという理屈です。

 今回の記事も同じパターンで、民意を掴んでいるのは河野氏の方で、岸田氏は派閥の論理で選ばれたに過ぎない。ましてその影にいたのは、元首相の安倍氏だという批判です。

 これまでは、友人の新田浩氏 ( 仮名 ) に気を使い、氏のことをブログで取り上げませんでしたが、共同通信社の「嘘報道」を息子たちに伝えるため、事実を報告すると決めました。

 新田氏と私は、5年ほど前、自治会の役員をしていました。氏が会長で、私が副会長でしたが、自ら手を挙げて役員になったのでなく、くじ引きで決まりました。それが自治会の規則なので、氏と私は1年間役員を務めました。

 ご近所とは、政治の話をしないのが長年の習慣のため、普段は挨拶をしても、政治向きの話はしません。しかしある時、ちょっとしたきっかけで政治の話になり、私たちは同じ意見であることを知りました。「自主憲法制定」「皇室護持」「反日左翼勢力への嫌悪」など、二人の意見が重なりました。

 役員を辞めて以後、話す機会が減りましたが、ある時、氏が自民党に入党したと教えてくれました。

 「秋本真利氏と直接話をするには、党員になるしかないようです。」

 穏和な氏が、笑いながら説明してくれました。私たちの選挙区の自民党議員が秋本氏なので、「憲法改正」を語らず、「脱原発」ばかりを主張する姿勢に、氏は私同様に疑問を抱いていました。

 氏の同意を得て、本日は差し障りのない範囲で、氏から教えられた「党員票」の実態を説明しようと思います。

 まず自民党へ入党するには、党員の紹介が必要となります。新田氏は入党について、自民党の支部に相談し、近くに住む支部役員を教えられ、この人の紹介で入党しました。以後、毎年11月30日までに、党費を銀行または郵便局で振り込むことになったそうです。党費の内訳は、次のようになっています。

 一般党員・・4千円/年  党員家族・・2千円/年      特別党員・・2万円以上/年

 会員になりますと、〈自民党 『NewsPacket』〉というタイトルで、自民党本部から毎月4回メールが配信されるようになります。

 「 Copyright(C)2021 自由民主党本部
  『NEWS PACKET』に掲載された情報を許可なく転載することを禁じます。」

 メールの最後に注意書きがありますので、新田氏は時々読ませてくれますが、コピーはさせませんでした。私もまた、党員の氏に迷惑がかかってはいけないと、氏の話をメールで紹介するのを控えてきました。しかし、総裁選に関し、党員票の実態が、反日マスコミに都合の良いように報道されるのを見て、氏は事実を「ねこ庭」で明らかにすることに同意してくれました。

 私たちは、国を愛する国民として自民党を支援し、反日野党を、日本をダメにする元凶として批判してきましたから、「党員票」の実態を明らかにするには、躊躇いがあります。自民党の恥部を知らせ、反日勢力を喜ばせる材料になるからです。

 肝心のところで、スペースの余裕がなくなりました。しっかりと説明するには、回を改め、気持ちの整理をした上で、取り掛かるのが良いのかもしれません。

 息子たちも、「ねこ庭」を訪問される方々も、どうか足をお運びください。なんのもてなしもできませんが、涼風の心地よい庭には、萩の花が咲いています。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『第一次世界大戦』 - 6 ( 国... | トップ | 自民党総裁選へのマスコミの... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しゃちくん)
2021-10-11 14:00:54
開かれた自民党総裁選という印象を受けました。
候補者それぞれの政策の違いも国民が知ることとなり私も高市氏を応援したり。

野党の代表選よりも分かり易くて納得できました。
共同通信社は日本共産党の書記長がどうやって選出されるかも取材すべきです。
野党の役員選挙 (onecat01)
2021-10-11 14:15:12
 しゃちくん殿

 野党の役員選挙は、それこそ密室決定で、元々開かれた選挙もありません。そんな政党と比較する気はありませんが、自民党の党員票の中身については、明らかにする方がベターだと思いました。

 自民党自身にも、考え直してもらうことが、同党の足腰を強くするためにも不可欠だと思います。

 私も高市氏を支援し、納得しております。ただ共同通信社が断定するような、「党員票」でないことだけはハッキリさせ、民意民意と、つまらない捏造記事をやめさせたいと思います。

 諸刃の刃になるかもしれませんが、自民党には「愛の鞭」です。
 

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

徒然の記」カテゴリの最新記事